2026.10.18
瑞穂市で外壁塗装の助成金、自分の家は対象になる?新婚と空き家購入の2制度
外壁塗装を検討し始めると、「せっかくなら助成金や補助金で費用を抑えられないかな」と考えますよね。
ただ、市の制度の名前を見つけても、自分が対象になるのか、どう申請すればいいのかはパッと見てわかりにくいものです。
そこでこの記事では、岐阜市に本社を置き、瑞穂市でも施工している馬渕塗工の代表・馬渕が、瑞穂市の公式情報をもとに、外壁塗装に関わる2つの制度について整理しました。
最初にお伝えしておくと、誰でも無条件に「助成金が使える」わけではありません。私たちの本店は岐阜市にあります。瑞穂市内に本店や営業所がある事業者に限る制度では、施工者の要件を満たしません。
もし市の制度の対象から外れてしまった場合に、岐阜県や国の制度をどう探せばいいかも後半でご案内します。
この記事でわかること
瑞穂市の制度で、外壁塗装に関わるものは何があるか
それぞれの制度の対象条件と補助額、申請で気をつけること
対象外だった場合に検討できる、岐阜県・国の補助金・助成金
瑞穂市で外壁塗装の助成金・補助金はある?対象になり得る2つの制度
瑞穂市の制度で外壁塗装に関わるものは、「瑞穂市結婚新生活支援事業」と「瑞穂市空家利活用促進補助金」の2つです。
どちらも「外壁塗装だけ」を対象にした制度ではなく、新婚世帯の住まいのリフォームや、取得した空き家の改修といった、大きな目的を持った工事の中に外壁塗装が含まれる形になります。
いま住んでいる持ち家の塗り替えだけを対象にした瑞穂市の制度は、基本的にはありません。
制度名
対象になる目的
外壁塗装との関係
瑞穂市結婚新生活支援事業
婚姻を機に瑞穂市で新生活を始める新婚世帯
対象経費に「住宅の機能の維持または向上を図るために行う修繕、増築、設備更新等の工事費」。公式本文に「外壁塗装」とは書かれていませんが、除外リスト(車庫・カーポート・門塀など)にもありません。対象になるかは窓口で確認します
瑞穂市空家利活用促進補助金
市内の空き家を購入し、2人以上世帯で定住する人
対象は「住宅の機能向上のために行う」修理または改良。公式本文に「外壁塗装」とは書かれていません。いま住んでいる家の塗り替えは対象外。改修は市内事業者との請負契約が要件です
木造住宅耐震改修工事費補助事業
昭和56年5月31日以前着工の木造住宅の耐震改修
対象は耐震改修工事。外壁の塗り替えを補助する制度ではありません
※制度名から瑞穂市の公式ページに移動できます。金額や期限は年度ごとに変わるため、検討を始めた時点で必ず公式ページをご確認ください。
「じゃあ普通の家は使えないの?」と思われるかもしれませんが、瑞穂市がだめでも、岐阜県や国の制度を検討できる場合があります。
その点は記事の後半で解説しますね。
注意!「木造住宅耐震改修」は外壁の塗り替えだけでは使えない
ネットの記事を見ていると、瑞穂市の「木造住宅耐震改修工事費補助事業」を外壁塗装の助成金として紹介しているものがあります。
これを見て「おっ、使えるかも」と思った方もいるかもしれません。
この制度の目的は、地震に対する安全性を上げるための耐震改修です。公式の制度ページや要綱に、「外壁塗装」や「外装の塗り替え」という言葉はありません。
外壁の塗り替えだけを目的にした工事では、この補助金は対象になりません。
瑞穂市結婚新生活支援事業:婚姻を機に市内で新生活を始める人が対象
まずは1つ目、「瑞穂市結婚新生活支援事業」です。要点を表にまとめました。
制度名
瑞穂市結婚新生活支援事業
概要
結婚を機に瑞穂市で新生活を始める新婚世帯向け。いま住んでいる家の塗り替えだけが目的なら対象外
対象者
公式が示す期間内に婚姻届を提出。婚姻日時点で夫婦とも39歳以下。所得合算500万円未満(貸与型奨学金の返済がある場合は年間返済額を控除後)
対象住宅
瑞穂市内。申請時にご夫婦ともに住民票があり、実際に住んでいること。申請日から3年以上住む意思があること
対象経費
婚姻を機とした住宅取得費・リフォーム費・引越費用。賃貸アパートの家賃や引越費用は対象外
補助額
夫婦とも39歳以下:最大30万円/夫婦とも29歳以下:最大60万円(1,000円未満切り捨て)
外壁塗装の扱い
リフォーム費の一部として認められるかは窓口で要確認(公式に「外壁塗装」の明記なし)
施工業者
所在地を瑞穂市内に限る、という記載は公式の案内にはありません。ご自身で施工する費用は対象外
市税
申請日時点でご夫婦ともに滞納がないこと。市外からの転入は、転入前の市町村税の滞納がないこと
申請窓口
瑞穂市役所 総合政策課(電話 058-327-4128)。原則窓口持参。行く前に電話連絡が必要
外壁塗装が対象になるかは、窓口で確認してから契約へ
この制度は「家を直す人の制度」ではなく「結婚を機に瑞穂市で暮らし始める人の制度」です。新婚世帯以外の方がご自宅を塗り替える目的では使えません。
肝心の外壁塗装ですが、対象経費には「住宅の機能の維持または向上を図るために行う修繕、増築、設備更新等の工事費」とあります。公式ページには「外壁塗装」とは書かれていません。 一方で、対象外のリスト(車庫・カーポート・門塀などの外構)にも外壁塗装は入っていません。
そのため、対象となる新婚世帯の方が、ご夫婦で住む瑞穂市内の住宅をリフォームする費用の一部として外壁塗装を行う場合、総合政策課に「外壁塗装をリフォーム費に含めてよいか」を確認してから契約に進んでください。
公式ページには「市が指定する講座を夫婦ともに受講していること」という記載もありますが、要綱にはこの記載がないため、詳しくは窓口で確認してください。
婚姻日の範囲や金額の上限は年度によって変わります。検討を始めた時点の公式ページを見てください。
予算に限りがあるため、工事の契約前に相談する
対象になりそうな場合は、次の点に気をつけてください。
申請期間は年度ごとに決まっており、期間内でも予算の上限に達すると受付が終わります
対象になるのは、決められた期間内に支払いが完了した費用です。リフォームの契約や工事を先に進めると、期間の要件から外れることがあります。契約前に窓口へ相談してください
結婚前の工事は、婚姻日から1年以内に発注契約したものに限られます
施工業者を瑞穂市内に限る、という記載は公式の案内にはありません
瑞穂市空家利活用促進補助金:空き家を購入して定住する人が対象
2つ目は「瑞穂市空家利活用促進補助金」です。こちらも要点を表にまとめました。
制度名
瑞穂市空家利活用促進補助金
概要
市内の空き家を取得して定住する人が対象。いま住んでいる家の塗り替えは対象外
対象者
2人以上の世帯で定住(住民登録をして生活の拠点にする)。所有者として登記(法人は不可)。5年以上住む意思。地域活動に参加する意思。申請年度の2月末日までに住み始める(またはその見込み)
対象となる空き家
瑞穂市内。以前は人が住んでいて、おおむね1年以上空き家。購入した空き家(3親等以内の親族からの購入は対象外)。過去にこの補助金の対象になっていないこと
対象工事
市内事業者と請負契約して行う、住宅の機能向上のための修理または改良。申請年度の2月末日までに改修と支払いが完了すること
補助額
補助対象経費の2分の1(1,000円未満切り捨て)。基本額は上限20万円。転入や子育て世帯などで加算あり(上限は年度で定められる)
外壁塗装の扱い
改修工事の一環として行う場合は窓口で要確認(公式に明記なし)
施工業者
瑞穂市内に本店、支店、営業所または主たる事務所がある事業者に限る
市税
申請日時点で、世帯全員に市町村税などの滞納がないこと
申請窓口
瑞穂市役所 総合政策課(電話 058-327-4128)
いま住んでいる家の塗り替えは対象外
この制度は「家を直す人の制度」ではなく「要件を満たす空き家を買う人の制度」です。
「空き家」や「利活用」という言葉から、長く誰も住んでいない実家の塗り替えや、いま住んでいる家の塗り替えにも使えるのでは、と誤解されやすいのですが、対象はそこに限りません。購入した空き家に、2人以上の世帯で定住する場合です。
肝心の外壁塗装ですが、対象経費は「住宅の機能向上のために行うもの」とされています。公式ページには「外壁塗装」とは書かれていません。 対象外の工事(車庫や外構)にも含まれていません。取得した空き家の改修の一部として外壁塗装を行う場合は、総合政策課で確認してください。
施工は瑞穂市内に拠点がある事業者に限られる
この制度を使う場合、申請のタイミングと依頼先に決まりがあります。
空き家を取得したあと、工事を始める前に申請が必要です。交付決定を受けてから工事を始めないと対象外になります
交付申請は、空き家の売買契約を結んだ日から6ヶ月以内です。実績報告の期限(工事と支払いの完了から30日以内など)も決まっています
施工業者は、瑞穂市内に本店、支店、営業所または主たる事務所がある「市内事業者」に限られます
私たちの本店は岐阜市にあります。瑞穂市でも施工はしていますが、市内に本店や営業所がないため、この制度が求める「市内事業者」には入りません。この補助金を使う工事に限っては、施工者としてお受けできません。
あとから依頼先を変えずに済むよう、この制度を使う予定なら、瑞穂市内に拠点のある事業者へ見積もりを依頼してください。
瑞穂市の制度が対象外なら?岐阜県や国の補助金・助成金を確認する
新婚でも空き家購入でもない、いま住んでいる家の塗り替えだと、瑞穂市の2つの制度は対象外です。それでも、岐阜県や国の制度が対象になる場合はあります。
助成金とは別に、台風や雹、飛来物などで外壁が傷んだときは、火災保険などの補償が使える場合もあります。経年劣化の塗り替えは対象外になりやすいので、契約内容は保険会社に確認してください。
制度
どんな工事が対象か
事業者要件
岐阜県住宅リフォーム支援事業費補助金
自分が住む住宅のリフォーム(対象経費が税込50万円以上)。補助率20%・上限60万円。外壁塗装が含まれるかは公式に明記なし
岐阜県内に本店があり、建設業許可を受けている業者との契約
みらいエコ住宅2026事業など国の住宅省エネ関連事業
外壁や屋根などに規定量以上の断熱材を使う改修。ただ塗るだけでは対象外
申請は登録された事業者が行う。消費者の直接申請は不可
県の制度は「県内本店・建設業許可」が条件。瑞穂市の空き家制度とは依頼先が違う
瑞穂市の空家利活用促進補助金は、施工を市内事業者に限っています。一方、岐阜県住宅リフォーム支援事業費補助金は「岐阜県内に本店があり、建設業許可を受けている事業者」との契約が条件です。
私たちの本店は岐阜市です。 空き家制度の施工者にはなれませんが、県のこの要件には当たります(岐阜県知事 許可(般-3)第103941号)。瑞穂市で塗る工事でも、どの制度を使うかで依頼できる業者が変わります。
執筆時点(2026年9月)では、この県の制度の2026年度(令和8年度)分は、予算の上限に達して受付が終了しています。公式ページには「予算の上限に達したため、受付を終了しました」とあり、年度内の追加募集や翌年度の実施は未定です。募集がある年は、岐阜県の公式ページを早めに確認してください。
瑞穂市での施工対応は、専用ページでもご案内しています。
国の制度は、断熱材を入れる改修が対象
みらいエコ住宅2026事業などの国の制度は、外壁や屋根に規定量以上の断熱材を使う改修が対象です。塗料を塗るだけでは対象になりません。 遮熱塗料や断熱塗料を使っても、同じです。塗装とあわせて断熱改修を行う計画があるなら、検討の余地があります。
まとめ:市の制度を確認し、対象外なら県・国の要件も見る
この記事のポイント
瑞穂市の制度で外壁塗装に関わるのは、結婚新生活支援事業と空家利活用促進補助金の2つ。木造住宅耐震改修は耐震が目的で、塗り替えは対象外
どちらも外壁塗装だけを対象にした制度ではなく、新婚世帯のリフォーム、取得した空き家の改修という目的の工事に含まれる場合のみ。公式に「外壁塗装」の明記はなく、窓口で確認する
申請期間は年度ごとで予算の範囲内。契約・着工の前に総合政策課へ確認する
空家利活用促進補助金の施工は、瑞穂市内に拠点がある事業者に限られる。馬渕塗工の本店は岐阜市のため、この制度の施工者にはなれない
岐阜県の制度は予算の上限で年度の途中に受付が終わることがある。執筆時点(2026年9月)では2026年度分は終了済み。県内本店と建設業許可の要件には、馬渕塗工は当たる
国の制度は断熱材を入れる改修が前提
瑞穂市の制度に当たりそうな方は、契約や工事を始める前に、まずは総合政策課へ確認してください。
市の制度が対象外だった方は、岐阜県や国の制度を公式サイトで確認し、その要件を満たす事業者に見積もりを相談するのが次の一歩です。
ご相談いただくとできること
比べられる見積書をお出しします。塗装箇所・塗料の製品名・面積・塗り回数まで明記するので、他社の見積書と並べられます
岐阜県知事の建設業許可(般-3)第103941号を持っています。県の制度の「県内本店・建設業許可」という要件には当たります
空家利活用促進補助金では、施工者としてお受けできません。市内に拠点がある事業者に限られる決まりのためです。この制度を使う予定なら、市内の事業者へ見積もりを依頼してください
補助金の申請手続きそのものは住宅の所有者であるお客様が行います。当社が代行することはできませんが、業者側で用意する書類はこちらで準備します。
代表の私が見積もりから施工完了まで一貫して対応します。強引な勧誘はいたしませんので、「まだ塗るか決めていない」段階でもお声がけください。
2026.10.18
岐阜市で外壁塗装の助成金、自分の家は対象になる?。岐阜市の塗装会社が徹底解説
外壁塗装を検討し始めると、「せっかくなら助成金や補助金で費用を抑えられないかな」と考えますよね。
ただ、市の制度の名前を見つけても、自分が対象になるのか、どう申請すればいいのかはパッと見てわかりにくいものです。
そこでこの記事では、岐阜市で戸建ての塗装を施工してきた馬渕塗工の代表・馬渕が、岐阜市の公式情報をもとに、外壁塗装に関わる2つの制度について整理しました。
最初にお伝えしておくと、誰でも無条件に「助成金が使える」わけではありません。
もし市の制度の対象から外れてしまった場合に、岐阜県や国の制度をどう探せばいいか、そして助成金なしで費用をどう考えればいいかまでご案内します。
この記事でわかること
岐阜市の制度で、外壁塗装に関わるものは何があるか
それぞれの制度の対象条件と補助額、申請で気をつけること
対象外だった場合に検討できる、岐阜県・国の補助金・助成金
助成金が使えないときに、外壁塗装の費用をどう抑えるか
岐阜市で外壁塗装の助成金・補助金はある?対象になり得る2つの制度
岐阜市の制度で外壁塗装に関わるものは、「岐阜市空き家取得費・改修費補助金」と「高齢者住宅改善促進助成制度」の2つです(2026年9月時点・岐阜市公式ページで確認)。
どちらも「外壁塗装だけ」を対象にした制度ではなく、空き家の改修や高齢者向けの住宅改善といった、大きな目的を持った工事の中に外壁塗装が含まれる形になります。
外壁塗装だけを対象にした岐阜市の制度は、2026年9月時点ではありません。
制度名
対象になる目的
外壁塗装との関係
岐阜市空き家取得費・改修費補助金
市内の空き家を取得する/取得して改修する(定住目的)
改修に係る費用が対象。公式ページに「外壁塗装」とはっきり書かれてはいませんが、除外リストにもありません。いま住んでいる持ち家の塗り替えは、対象外です。
高齢者住宅改善促進助成制度
在宅の高齢者等が暮らしやすくするための住宅改善
屋外工事を含みますが、老朽化の補修など、身体状況の改善に関係ないものは対象外です。塗り替えだけが目的の工事が含まれるかは、公式に明記されていません。
※制度名から岐阜市の公式ページに移動できます。金額や期限は年度ごとに変わるため、検討を始めた時点で必ず公式ページをご確認ください。
「じゃあ普通の家は使えないの?」と思われるかもしれませんが、岐阜市がだめでも、岐阜県や国の制度を検討できる場合があります。
その点は記事の後半で解説しますね。
岐阜市空き家取得費・改修費補助金:空き家を購入して改修・定住する人が対象
まずは1つ目、「岐阜市空き家取得費・改修費補助金」です。要点を表にまとめました。
制度名
岐阜市空き家取得費・改修費補助金
概要
市内の空き家を取得・改修して定住する人が対象。現在住んでいる住宅の塗り替えは対象外
対象者
定住目的で空き家を購入する2人以上の世帯(市外からの転入・子育て・新婚など)
対象住宅
不動産業者を通じて売りに出されていた、建築から5年以上の空き家(一戸建てなど)
対象工事
空き家の取得費と改修費(改築・増築・外構・耐震改修は対象外。消費税は除く)
補助額
取得:上限30万円/改修:改修費の2分の1・上限50万円。あわせて最大80万円
外壁塗装の扱い
改修工事の一環として行う場合は窓口で要確認(公式に明記なし)
申請期限
年度ごとに設定。直近の年度では改修事業が12月下旬、取得事業が翌2月上旬の締切。予算額に達した時点で終了
申請の流れ
事前相談 → 見積もり → 交付申請 → 審査(2〜3週間程度) → 交付決定 → 契約・着工
申請窓口
市庁舎17階 住宅・空家対策課(空家指導係)
外壁塗装が対象になるかは、窓口で確認してから見積もりへ
この制度は「家を直す人の制度」ではなく「空き家を買う人の制度」です。対象になる家の条件(電気・ガス・水道が止まっている、不動産業者が空き家として売りに出していた、築5年以上)は、どれも「人が住んでいなかった証明」。いま住んでいる家は、この時点で外れます。
肝心の外壁塗装ですが、公式ページには対象とも対象外とも書かれていません。対象外リスト(改築・増築・外構工事・耐震改修・不用品の処分など)に外壁塗装は入っていない、という状態です。
塗装業者の立場で言えば、外壁塗装は建物本体の改修に当たるので対象に入っても不自然ではありません。ただ明記がない以上、住宅・空家対策課(058-214-2180)に「外壁塗装を改修費に含めてよいか」を確認してから見積もりに進んでください。
確認する価値はあります。電気や水道が止まるほど長く空いていた家は、外壁の塗膜やシーリング(目地の防水材)が傷んでいることが多いからです。補助の上限50万円に達する改修費は100万円。延べ床30坪前後の外壁塗装が80万円台〜100万円前後ですから、対象に含まれれば上限近くまで使えます。
契約前に申請。締切から逆算して数か月前に動き出す
この制度は交付決定の通知が出た後でなければ、契約も着工もできません。
通常の流れ:現地調査 → 見積もり → 契約 → 足場 → 施工
この制度を使う場合:見積もり → 事前相談 → 申請 → 交付決定 → 契約 → 施工
見積もりを取った勢いで契約書にサインすると、その時点で対象から外れます。業者側も把握していないことがあるので、最初に「市の補助金を使うので交付決定まで契約は待ってほしい」と伝えてください。
日程もタイトです。受付期間は年度ごとに設定されますが、直近の年度では次のようになっていました。
手順
目安
改修事業の申請受付
5月中旬に開始、12月下旬に締切
市の審査
2〜3週間程度
工事と支払いの完了
年度末(2月末)まで
補助金の交付
実績報告から4週間程度
締切間際に申請すると、交付決定が下りてから工事を終えるまで1か月ほどしかありません。外壁塗装は足場を組んでから解体まで、天候が順調でも2週間前後かかります。気温が低い時期は塗料が乾きにくく、雨や雪でも作業が止まるため、日程は読みにくくなります。
現地調査・見積もり・事前相談は、申請の締切から数か月さかのぼって動き出すのが安全です。
なお改修工事は建設業許可を受けた業者との契約が条件です。塗装工事は1件500万円未満なら許可がなくても請け負えるため、許可を持たない塗装店もあります。見積もりの段階で一言確認しておいてください。
受付は予算額に達した時点で終了します。期間も金額も年度ごとに変わるので、岐阜市の公式ページで最新の内容をご確認ください。
高齢者住宅改善促進助成制度:在宅での暮らしやすさを改善する工事が対象
もうひとつの制度が、「高齢者住宅改善促進助成制度」です。こちらも要点を表にまとめました。
制度名
高齢者住宅改善促進助成制度
概要
要介護認定を受けた家族がいる市民税非課税世帯の住宅改善が対象。老朽化による塗り替えは対象外
対象者
岐阜市に1年以上居住し、世帯全員が市民税非課税で、要介護1〜5の認定を受けた人がいる世帯
対象工事
居室・浴室・トイレの構造改善、階段昇降機の取り付け、屋外工事など
助成額
助成率100%(市民税非課税世帯など)。限度額は公式ページに70万円・50万円の記載が並ぶため窓口で要確認
外壁塗装の扱い
老朽化による塗り替えは対象外。改善工事に伴う外装工事は事前に要確認
申請の流れ
地域包括支援センターへ相談 → 着工前に申請
申請窓口
市庁舎2階 介護保険課(「介護保険の住宅改修費」とは別制度)
「そろそろ塗り替えたい」が出発点なら、この制度は使えません
塗装業者として一番はっきり言えるのがここです。
対象になるのは「高齢者などが暮らしやすくするために行う改善工事」。居室・浴室・トイレの構造改善、階段昇降機の取り付けに加えて屋外工事も含むと書かれています。
一方で助成できない例として、雨漏り・すき間風・床抜けなど「家屋の老朽化に伴う補修工事」と「壁タイル等の取替え工事」が明記されています。
外壁塗装を考える理由は、たいてい塗膜の劣化やひび割れといった老朽化です。その動機での塗り替えは、この除外例に真正面から当たります。
対象になり得るとすれば、玄関にスロープや屋外手すりを設置する際に、取り付け部分の外壁を補修して塗り直すようなケースです。ただしこれは一例で、認められるかは個別の判断になります。地域包括支援センターか介護保険課(058-214-2092)で、工事内容を具体的に示して確認してください。
対象者の条件も厳しめです。岐阜市に1年以上居住・世帯全員が市民税非課税・要介護1〜5の認定を受けた人がいる、の3つをすべて満たす必要があります。親御さんが要介護でも、働いて市民税を納めている方が同じ世帯にいれば対象外です。
申請は着工前。見積書は業者が分けて作る必要があります
必要書類は工事着工前に提出します。ここで知っておいてほしいのが、書類の一部を施工業者が用意する点です。
工事業者の見積書の写し
改善設計書
改善箇所の写真(工事着工前)
助成額は「対象部分の工事見積額」で計算されるため、改善工事の部分とそれ以外を分けた見積書が必要になります。見積もりを依頼するときに「この助成金に使う」と最初に伝えてください。
流れは、まず管轄の地域包括支援センターに相談(センターの意見書が必要書類のひとつです)→ 業者に見積書・設計書・着工前写真を依頼 → 介護保険課に申請 → 決定後に着工、となります。
窓口は市庁舎2階の介護保険課 給付係。介護保険の住宅改修費(手すりや段差解消で上限20万円)とは別制度で、両方使う場合は金額の調整が入ります。
岐阜市の制度が対象外なら?岐阜県や国の補助金・助成金を確認する
空き家の購入でも、要介護の同居家族がいる非課税世帯でもない、いま住んでいる家の塗り替えだと、岐阜市の2つの制度は対象外です。それでも、岐阜県や国の制度が対象になる場合はあります。
助成金とは別に、台風や雹、飛来物などで外壁が傷んだときは、火災保険などの補償が使える場合もあります。経年劣化の塗り替えは対象外になりやすいので、契約内容は保険会社に確認してください。
制度
どんな工事が対象か
事業者要件
岐阜県住宅リフォーム支援事業費補助金
自分が住む住宅のリフォーム(対象経費が税込50万円以上)。補助率20%・上限60万円。外壁塗装が含まれるかは公式に明記なし
岐阜県内に本店があり、建設業許可を受けている業者との契約
みらいエコ住宅2026事業など国の住宅省エネ関連事業
外壁や屋根などに規定量以上の断熱材を使う改修。ただ塗るだけでは対象外
申請は登録された事業者が行う。消費者の直接申請は不可
県の制度は、年度の途中で受付が終わることがあります
執筆時点(2026年9月)では、岐阜県住宅リフォーム支援事業費補助金の2026年度(令和8年度)分は、予算の上限に達して受付が終了しています。公式ページには「予算の上限に達したため、受付を終了しました」とあり、年度内の追加募集や翌年度の実施については「現時点ではお答えすることができません」とされています。
この手の制度は、審査で落ちるより先に予算の上限で終わるのが基本です。年度の後半、特に秋以降は受付が終わっていることが少なくありません。翌年度に実施されるかどうかは県の予算次第なので、塗り替えを急がない事情であれば、岐阜県の公式ページを年度が変わるタイミングで確認してみてください。募集がある年に対象になりそうなら、できるだけ早い段階で申請の準備を始めたほうが安心です。
なお、県の制度は「県内に本店があり、建設業許可を持つ事業者」と契約することが要件です。岐阜市に本店を置く私たち馬渕塗工も、この要件に当たる事業者です(岐阜県知事 許可(般-3)第103941号)。
国の制度は「断熱材を入れる工事」が前提です
みらいエコ住宅2026事業などの国の制度は、外壁や屋根に規定量以上の断熱材を使う改修が対象です。
よくある誤解が、「遮熱塗料や断熱塗料を使えば対象になるのでは」というものですが、塗料を塗るだけでは対象になりません。塗装とあわせて断熱改修を行う計画があるなら、検討の余地があります。
助成金が使えないときに、外壁塗装の費用をどう考えるか
制度が使えないと分かった時点で、費用の話は「いくら補助されるか」から「工事そのものの中身」に切り替わります。
費用の目安
当社が公開している価格でお伝えすると、延べ床30坪程度の戸建てで次の範囲です。
工事内容
費用の目安
外壁塗装(機能性シリコン系)
約83.7万円
外壁塗装(最高級無機塗料)
約100万円
屋根塗装(シリコン系)
約22.1万円
外壁+屋根の同時施工
100万円台前半〜150万円前後
足場の仮設、高圧洗浄、下地処理、標準的な付帯部、シーリングの一部打ち替えまで含んだ金額です。面積や下地の傷み具合で変わるので、最終的には現地を見ないと確定しません。
助成金の上限が50万〜60万円という規模だったことを思い出すと、制度が使えたとしても工事費の大半は自己負担です。だからこそ工事の中身で選ぶ意味があります。
費用を抑える3つの見方
塗料は「単価」ではなく「1年あたりの費用」で見る
グレードの高い塗料は最初の金額が上がりますが、塗り替えの周期が延びます。20万円の差があっても持つ年数が5年10年変われば、1年あたりの負担は逆転します。
見積書は金額より「中身が書いてあるか」
見てほしいのは合計金額ではなく明細です。塗装箇所・使用する塗料の製品名・面積(㎡)・塗り回数(下塗り・中塗り・上塗り)。「一式」だけの見積書は、高い安い以前に何をする工事なのか分かりません。
劣化が進む前に塗るほうが結果的に安い
塗膜が切れて下地まで傷むと、塗装の前に補修工事が必要になります。数年待った結果、下地補修で数十万円上乗せになるケースは珍しくありません。外壁を触ると白い粉がつくチョーキングやひび割れが出てきたら点検の時期です。
塗料の選び方や相見積もりの見方は、こちらで詳しく解説しています。
まとめ:市の制度を確認し、対象外なら工事の中身で費用を考える
この記事のポイント
岐阜市の制度で外壁塗装に関わるのは、空き家取得費・改修費補助金(最大80万円)と高齢者住宅改善促進助成制度の2つ
どちらも外壁塗装だけを対象にした制度ではなく、空き家の取得・改修、高齢者向けの住宅改善という目的の工事に含まれる場合のみ
いずれも契約・着工前の申請が必須。空き家の制度は改修事業の締切が年内、工事完了が年度末のため、締切から数か月さかのぼって動き出したい
岐阜県の制度は予算の上限で年度の途中に受付が終わることがある。執筆時点(2026年9月)では2026年度分は終了済み。募集がある年は早めの準備が安心
国の制度は断熱材を入れる改修が前提
制度が使えない場合は、塗料の1年あたりの費用・見積書の明細・劣化前の着手の3点で考える
制度を探し続けるより、工事の中身を見比べたほうが結果として費用は抑えられます。
ご相談いただくとできること
比べられる見積書をお出しします。塗装箇所・塗料の製品名・面積・塗り回数まで明記するので、他社の見積書と並べられます
空き家を購入される方には、市の事前相談に持っていける見積書を作ります。申請には費用の内訳が分かる見積書が必要です
岐阜県知事の建設業許可(般-3)第103941号を持っています。空き家の制度も県の制度も建設業許可が契約要件なので、その条件は満たしています
補助金の申請手続きそのものは住宅の所有者であるお客様が行います。当社が代行することはできませんが、業者側で用意する書類はこちらで準備します。
代表の私が見積もりから施工完了まで一貫して対応します。強引な勧誘はいたしませんので、「まだ塗るか決めていない」段階でもお声がけください。
2026.10.18
外壁塗装の助成金一覧|どんな種類があるか・注意点・申請の流れ
外壁塗装の費用を少しでも抑えたくて助成金を調べ始めると、たいてい自治体の一覧ページに行き着きます。
制度名がずらりと並んでいて、「で、うちの工事で使えるのはどれなの?」のところで手が止まる。
この記事は、市町村ごとの制度を並べた一覧表ではありません。
お伝えするのは、一覧ページのどこを見れば自分に関係があるか分かるようになる見方と、契約前に確かめておきたい注意点、そして申請がどう進むのかという流れです。
制度名を覚えて帰るのではなく、ご自身で案内を読み解いて落ち着いて判断できる状態になること。そこを目指しています。
この記事でわかること
助成金がそれぞれ何を条件にしているか(工事・性能・世帯・空き家)
契約前に確認しておきたい5つの注意点
申請の流れが、誰が申請するかで2つに分かれること
制度の最終確認をどこへ行えばいいか
外壁塗装に使える助成金は4種類|制度が見ている4つの条件
助成金は、外壁を塗り替えるから無条件で出るものではありません。
制度ごとに、どこを見るかが決まっています。
見られているのは、大きく分けると次の4つです。
工事の内容そのもの
住宅の性能が上がるかどうか
そこに住む世帯の状況
住宅の状態や取得の経緯
やっかいなのは、この4つが「どれか1つに当てはまればいい」ではないところ。複数の条件が同時にかかります。
ひとつの制度が、上の4つのうち複数を同時に見ていることもあります。
ですから「この種類なら対象」ではなく、「この制度が求めている条件を、自分は全部満たしているか」という確認の仕方をしてください。
種類によって、条件の書かれ方には癖があります。順に見ていきましょう。
リフォーム全般が対象の制度|工事費の要件を満たせば外壁塗装も含まれる
1つ目は、工事の種類を細かく限定せず、リフォーム工事全般を幅広く対象にする制度です。
見ているのは工法ではありません。リフォーム工事であることと、工事費が一定額以上であること。この2点です。
たとえば、工事費の20%(上限60万円)を補助し、補助対象経費が税込み50万円以上という下限をかけている制度があります。工事費の10分の1(上限10万円)で、工事費20万円以上が要件という制度もあります。
対象工事の施工例に「外壁塗装」とはっきり書いてある制度も実在します。「うちの塗り替えは対象外だろう」と決めつけて読み飛ばすのは、もったいない話です。
ただ、工事の中身を広く認める制度ほど、住まい手・住宅・依頼先のほうに条件を置きます。重なってくるのは、次のような条件です。
自分が住んでいる住宅であること
新築から1年以上経っていること
税金を滞納していないこと
制度が決めた日より後に契約すること
決められた地域に本店を置く業者に依頼すること
工事の自由度は高いのに、ここで外れる。そういう作りになっています。
依頼先の条件については、後の「施工業者の要件」で詳しく扱います。
省エネや断熱を対象とする制度|単なる遮熱塗装ではなく所定の断熱改修が条件になる
2つ目は、工事によって住宅の断熱性能や省エネ性能が上がることを条件にする制度です。
ここで見られているのは、塗料の商品名ではありません。
公的な基準に沿った断熱改修に当たる工事かどうか、そして使う材料が事務局に登録された型番かどうか。判断されるのはここです。
この種類に当たるのは、主に国の補助事業になります。「みらいエコ住宅2026事業」や「子育てグリーン住宅支援事業」では、外壁・屋根・天井・床の断熱改修が対象工事に含まれます。ただし対象になるのは、事務局に登録された型番の高性能断熱材(ZEHレベル、熱伝導率0.052以下などの基準を満たす製品)を使った断熱工事です。
色あせの塗り直しや、防水性の回復を目的にした一般的な塗り替え。これらは、ここでいう断熱改修とは求められる工事の中身が違います。
国の補助金を「外壁塗装に使える」と紹介している記事も見かけますが、実際には断熱材を組み込むような工事に限られます。遮熱塗料を使うから対象になる、とはなりません。
なお、この種類の国の制度は、住宅の所有者本人ではなく登録事業者が手続きをします(詳しくは「申請の流れ」で扱います)。
遮熱塗装そのものの製品比較や選び方は、別の記事に譲ります。
世帯の状況を条件にする制度|家族構成だけでなく住宅取得や工事内容の条件も重なる
3つ目は、工事の中身よりも「そこに住む人の状況」を条件の中心に置く制度です。
条件になるのは、子どもの年齢、夫婦の年齢、所得、住まい手本人の年齢など。実際にはこんな条件が並んでいます。
中学生以下の子がいる、または夫婦の一方が40歳未満
夫婦ともに39歳以下で、所得の合算が500万円未満
65歳以上の高齢者が住んでいる
数字がはっきり出ている分、当てはまるかどうかは分かりやすい。ただ、ここだけ見て安心すると外れます。
世帯の条件に、別の条件を重ねている制度があるからです。たとえば、世帯の条件に加えて「中古住宅を新たに取得したこと」「取得から1年以上経っていないこと」「工事請負契約の前に申請すること」「決められた地域の事業者に依頼すること」まで求めるもの。子育て世帯であることは、入口のひとつにすぎません。
年齢の条件を満たしていても、工事の中身で外れることもあります。65歳以上を対象にした制度でも、手すりの取り付けや段差解消といったバリアフリー改修に限っていれば、外壁塗装は入りません。
「うちの世帯なら当てはまるか」ではなく、「この制度が見ている条件を、全部満たしているか」。世帯向けの制度ほど、この見方が要ります。
空き家の活用を条件にする制度|自宅の塗り替えではなく取得した空き家の改修が対象
4つ目は、住宅が空き家であることと、それを新たに取得した人であることを条件にする制度です。
工事の内容でも、世帯の状況でもありません。空き家を活用してもらうために置かれた制度です。
空き家を新たに取得した人を対象にして、2人以上の世帯であることや、5年以上定住する意思があることを要件にしているものがあります。
はっきりしているのは、いま住んでいる自宅の塗り替えは、この種類の制度の対象にはならないということ。
空き家を買って、住めるように直す。そういう場面のための制度だと考えておくと迷いません。
ここまでの4つは、独立したものではありません。世帯の状況と住宅取得の経緯が重なっていたり、住宅の状態と定住の意思が重なっていたりと、複数の条件を同時に満たして初めて対象になります。
一覧ページを読むときは、制度名の横に並んでいる条件を書き出して、自分がその全部を満たしているかを見てください。
外壁塗装の助成金を申請する際の注意点|契約前に確認すべき5つの共通要件
制度ごとに名前も補助額も違いますが、申請でつまずく場所はだいたい決まっています。
つまずくのは、次の5つです。
補助対象経費の範囲
受付の順番
申請のタイミング
依頼できる施工業者
年度
これは助成金を使えなくするための減点材料ではなく、契約前に業者や窓口へ確認しておくチェック項目です。何を聞けばいいのか、ひとつずつ見ていきます。
補助対象経費の範囲|工事費の全額ではなく工程ごとの内訳で確認する
「工事費が100万円で補助率が20%だから20万円」とはなりません。
助成金がかかるのは工事費の総額ではなく、制度が定めた補助対象経費の範囲に対してだけだからです。
しかも、下限が何にかかるかも制度によって違います。補助対象経費が税込み50万円以上という形で下限をかける制度もあれば、工事費20万円以上と総額のほうに下限を置く制度もあります。
同じ「下限」の2文字でも、指している金額が違う。案内の原文をそのまま読む必要があります。
ここで効いてくるのが、塗装業者から出てくる見積書の中身です。
「外壁塗装工事 一式 ◯◯万円」と書かれたパック料金の見積書では、どの行が補助対象経費に当たるのかを確かめようがありません。
私たち馬渕塗工が、塗装箇所・使用材料・面積・塗り回数まで明記して工程を積み上げた見積書をお出ししているのは、施主様ご自身で中身を見て判断できるようにするためです。
後から「その作業は対象に含まれません」と言われて下限を割る。内訳が見えない見積書だと、これが起きます。
見積もりを取るとき、窓口で聞くときは、この3つを確かめてみてください。
見積書が工程ごとに分かれているか
金額が総額だけでなく行ごとに入っているか
制度の下限は「工事費」か「補助対象経費」か
受給は先着順で決まる|審査の前に予算の上限で締め切られる
書類さえ出せば必ず受け取れる。そのつもりで準備を始めると、受付が先に終わっていることがあります。
外壁塗装で住宅の所有者が使う制度は、審査で採否を決める仕組みではありません。予算がなくなったら締め切り。それが基本です。
基本的には、「予算の範囲内での助成のため、受付は先着順となります」「予算上限(100%)に達し次第、交付申請の受付を終了します」といった書き方です。市の制度でも国の事業でも、審査で落ちるより先に、枠が終わって申請そのものができなくなる。順番の勝負です。
受付開始が年度初めの4月という制度もあります。動き出すのが遅れるほど、残りの受付枠は減っていきます。
申請すれば必ずもらえるわけではない。ここは押さえておいてください。
先着順で終わる制度なら、効くのは書類の書き方ではなく順番です。受付開始の時期と、申請までに必要な見積もりや契約にかかる時間。この2つを先に押さえておくことが、いちばん確実な進め方になります。
工事前の事前申請が必須|着工後だけでなく契約前の申請を求める制度もある
制度の要件でいちばん厳格なのが、工事に着手する前に申請するという条件です。
着工してから、あるいは工事が終わってからでは受け付けられません。基本的には、工事に着手する前の申請が条件です。
さらに厳しい条件を置く制度もあります。着工前どころか、工事請負契約を結ぶ前に申請することを要件にしているものです。
つまり、「工事はまだ先だから大丈夫」と契約書に判を押した時点で、その制度を自分から手放してしまうことがある。
リフォームで「契約や着工を急いではいけない」と言われる大きな理由は、ここにあります。
ただ、事前申請には準備の時間が要ります。だからこそ、見積もりの相談だけは早めに。手続きの進み方は、次の「申請の流れ」で扱います。
依頼できる施工業者の条件|本店の所在地や建設業許可の有無で対象が限定される
工事を依頼する会社の条件を定めている制度があります。
見られるのは会社の良し悪しではありません。次のようなところです。
見られるところ
条件の例
本店の所在地
本巣市なら、本巣市内に本店がある事業者
許可の有無
建設業許可を受けた事業者
制度への登録
事務局に登録された事業者
実力ではなく、所在地と許可と登録の有無で機械的に決まります。
例えば私たちの本店は岐阜県岐阜市です。建設業許可(岐阜県知事 許可(般-3)第103941号)も持っています。
この位置だと、岐阜県住宅リフォーム支援事業費補助金の「県内に本店があり、建設業許可を受けた事業者」という要件は満たします。
一方、本巣市住宅リフォーム助成事業は「本巣市内に本店がある事業者」に限っています。本店が岐阜市にあるため、この制度では施工者になれません。
同じ会社であっても、制度によって満たす場合と満たさない場合が分かれるわけです。会社を先に決めてから制度を探すと、ここで行き止まりになります。
契約を結ぶ前に、この3つを確認してみてください。
本店はどこにあるか
建設業許可の番号を出してもらえるか
使いたい制度に登録された事業者か
助成金制度は年度単位で変わる|年度途中の受付終了や募集が行われない年もある
助成金は会計年度で区切られています。
だから「この制度がある」という情報には、必ず「どの年度の話か」がついてきます。
終わり方は2つ。年度の途中で予算の上限に達して受付が終わる形と、その年度は事業自体が実施されない形です。
たとえば岐阜県住宅リフォーム支援事業費補助金は、2026年9月11日時点で「令和8年度は、予算の上限に達したため、受付を終了しました」と案内されています。制度自体はあるのに、今年度分の受付は終わっている状態です。来年度どうなるかは、県自身が「現時点ではお答えすることができません」としています。
国の事業にも、交付申請が締め切られたまま次の公募が告知されていないものがあります。
「去年使えた」「知り合いが使えた」は、今年の根拠になりません。調べるときは、制度名と一緒に年度とページの更新日を見てください。
最終確認は公式サイトと窓口で。確認先の使い分けは、次の「申請の流れ」の最後に整理します。
外壁塗装の助成金申請の流れ|誰が手続きを行うかで分かれる2つの申請方法
申請の流れは1本道ではありません。誰が申請するかで2つに分かれます。
自治体の制度は住宅の所有者ご自身が申請し、国の制度は登録された事業者が代行します。
そして共通しているのは、どちらも工事に着手する前に申請するという点です。
自分で申請する場合、事業者が代行する場合、そして共通する着工前の申請。この順で見ていきましょう。最後に、どこへ確認に行けばいいかも示します。
自治体の助成金は自分で申請する|工事前の交付申請と工事後の実績報告の2段構え
自治体の助成金は、住宅の所有者ご自身が申請します。
手続きは1回では終わりません。工事の前に出す交付申請と、工事の後に出す実績報告の2段構えです。
流れは、おおむね次のように進みます。
交付申請(工事の前。Webや窓口で提出)
交付決定(自治体から決定通知が届く)
工事着工(決定が出てから)
実績報告・完了報告(期限は年度末や指定日)
助成金の請求、入金
添える書類は、たとえばこういったものです。
経費内訳書、工事請負契約書の写し
住民票、税の納税証明書
領収書、口座振込依頼書、通帳の写し
工事箇所の写真報告様式
見落としやすいのが、最後の報告の期限です。工事の完了から1か月以内、あるいは年度末までといった形で、はっきり切られています。
また、工事請負契約書の写しと工事箇所の写真は、施工業者と一緒に用意する書類です。
私たち馬渕塗工でも普段から工程ごとに写真を記録してお客様へ報告していますから、提出に必要な工事写真は日々の作業の中で残っていきます。
ただし、書類を出すことと、申請を代行することは別の話です。自治体の制度で申請するのは、あくまでご自身。
契約の前に、こうした証明書類を用意してもらえるかを確認しておくと安心です。
分からないことがあれば、その自治体の担当窓口へ。
国の制度は登録事業者が申請を代行する|依頼先が制度に登録されていることが必須要件
国の制度では、登録された事業者が申請と受け取りを行い、補助金を施主へ還元します。
補助の対象になる一般消費者が、直接申請することはできません。
みらいエコ住宅2026事業には「補助金の申請手続きや受け取りと一般消費者への還元は、『みらいエコ住宅事業者』が行います。補助対象者である一般消費者が直接申請をすることはできません。」と明記されています。申請期間は第2期(2026年5月13日〜12月31日)で、予算上限に達し次第、受付終了です。
施工業者や買取再販業者が申請者になる国の事業も、同じ申請の仕方になります。
自分で申請しようとしても受け付けられないため、契約先が登録されているかどうかが、そのまま使える・使えないを分けます。本店の所在地や建設業許可とは、別の種類の条件です。
契約前に「この制度に登録された事業者ですか」と、一声かけてみてください。
分からないことがあれば、制度の事務局か、登録された事業者へ。
どちらの制度も工事着手前の申請が必須|逆算して見積もりや現地調査を早めに進める
申請者が誰であっても、工事に着手する前に申請する。ここは共通しています。
自治体の制度では、交付申請を出したあと、交付決定を待つ期間があります。着工できるのは決定が出てからです。さらに手前の、契約前の申請を求める制度もあります。
順序にすると、こうなります。
現地調査
見積もり
契約(制度によっては、この前に申請)
交付申請
交付決定
着工
着工したい日から逆に数えてみてください。思っているより、ずいぶん手前から動き始めることになります。
見積もりの相談を早めにする理由は、契約を急ぐためではありません。この順序を間に合わせるためです。
最終確認の行き先は、分けて考えてください。自治体の制度ならその自治体の担当窓口、国の制度なら制度の事務局か登録された事業者です。
個別の担当課名や電話番号は、この記事では扱いません。制度の詳しい条件や申請書類は、公式サイトと窓口で確かめてください。
契約と着工を急がず、そのうえで、事前申請に間に合わせるために見積もりの相談だけは早めにしておく。
無理のない進め方は、これです。
まとめ:契約を急がず、工程ごとの内訳が分かる見積もりから相談しよう
この記事のポイント
助成金は「外壁塗装だから出る」ものではない。工事の内容、住宅の性能、世帯の状況、住宅の状態と取得の経緯という4つの条件は、どれか1つで足りるのではなく、重なって効いてくる
契約前に確認するのは5点。補助対象経費の範囲、受付の順番、事前申請、施工業者の要件、年度
申請者は制度によって変わる。自治体の制度は自分で申請し、国の制度は登録された事業者が代行する
どちらの申請方法でも、工事に着手する前の申請が必要
最終確認は、自治体の制度なら担当窓口、国の制度なら事務局か登録された事業者へ
だから契約と着工は急がない。そのうえで、見積もりの相談だけは早めに
助成金は制度ごとに条件が違い、申請者も制度によって変わります。
どの制度が使えるかの判定は、この記事ではしていません。お伝えしたのは、制度が何を条件にしているかの見方と、契約前に確認する点、そして申請がどう進むかという順序です。
ご自身が対象になるかどうかは、公式サイトと窓口で確かめてください。
私たち馬渕塗工は、業者都合の話をせず、お客様第一で、不必要な工事は提案しません。
これは、助成金を契約のきっかけにしない、という今回の立場とも重なります。
契約と着工を急がず、まずは現地調査と、工程ごとに内訳の分かる見積もりの相談から。落ち着いて動いてみてください。
お住まいの市の個別の制度については、別の記事で扱います。
2026.10.18
岐阜市の外壁塗装事例|修理目的でも選べるデザイン、実例で紹介
岐阜市で外壁塗装を考え始めたとき、「自分の家と同じような症状で塗り替えた人が、どんな仕上がりを選んだのか」を知りたいと思う方は多いはずです。
この記事では、色見本としてではなく、岐阜市で実際に施工した事例を「何が気になって塗り替えたか」「どう仕上がったか」という目的ごとに見ていきます。
今回紹介する事例の多くは築10〜19年ですが、なかには築38年で塗り替えた事例もあります。
「うちの家はまだ早いかもしれない」「もう手遅れでは」と迷っている方も、まずはご自宅に近い理由を探してみてください。
この記事でわかること
コケ・カビを落とすために塗り替えた家の仕上がり
目地・ひび割れを直した家の仕上がり
色あせた外壁をリフレッシュした家の仕上がり
はがれ・サビを直した家の仕上がり
軒先・外塀・屋根など、一部分だけの工事の実例
コケ・カビ落としを目的にした岐阜市のデザイン事例
岐阜市は内陸型の気候で夏の気温が高く、長良川の影響で湿度も高いため、北側や日陰面に藻やカビ、黒ずみが出やすい環境です。
実際に、そうした症状から塗り替えを決めた3件があります。
築10年、グレーとホワイトの2色へ
築10年の家は、一部にコケやカビが目立つ状態でした。
約2ヶ月の工事で、グレー・灰色とホワイト・白色の2色を使ったデザイン塗装に仕上げています。
塗装前にはしっかりと高圧洗浄とケレン作業をおこない、古い塗膜や汚れを除去しました。
お客様からは「外壁以外にもテラスの塗り替えなどていねいに対応いただき、職人の皆様もしっかり挨拶されるなど礼儀正しく対応されていました」との言葉をいただいています。
1階のレンガ調を残して、2階をホワイト系へ
築15年の家は、裏側の換気口に黒カビが出ていました。
高圧洗浄で黒カビを落とした後、1階のレンガ調の柄はそのまま活かし、2階部分をホワイト系に変えるという選び方をしています。
塗料にはオルガードマイルドやダイヤスーパーセランフレックスを使用しました。
工期は約2ヶ月で、「とても満足のいく仕上がりになりました。どの職人さんも礼儀正しく、丁寧な仕事をしてくれます」とのお声をいただきました。
日陰のカビから、同じ白系で明るく
日陰部分のカビと外壁の汚れが気になっていた家では、2階建てで約2ヶ月半の工事をおこない、施工前と同じホワイト系の塗料で仕上げています。
同じ色系統でも塗り直すことで、一段と明るい印象を与える仕上がりになりました。
コケやカビを落とすついでに、同じ足場を組む工事の中で仕上がりの方向を選び直すことも可能です。
1階のレンガ調を残した家のように、既存の柄をすべて塗りつぶさずに一部だけ残すという選択もあります。
デザイン塗装のページでご紹介している岐阜市のお客様の声に、「せっかくのサイディングの柄を潰してしまうのは、もったいなくて……。約10年に1回の塗装ですので、後悔したくなくてデザイン塗装を選びました」というものがあります。
目地・ひび割れの補修を目的にした岐阜市のデザイン事例
岐阜市の家では、外壁のボードをつなぐシーリング(目地)が劣化すると、そこから雨水が入り込みやすくなります。
ここでは、目地やひび割れの補修から塗り替えた3件をご紹介します。
築15年、コーキングのはがれからツートンへ
築15年の家は、コーキングがはがれてきたことがきっかけでした。
コケやひび割れもありましたが、補修と同時にツートーンカラー(2色デザイン塗装)で仕上げています。
お客様からは「新築のようになり、色も想像通りで大満足です。コーキングの方も社長さん、息子さんも始めと終わりにあいさつをしていただいて丁寧な仕事に感謝しています」という声をいただきました。
築13年、グレーを基調に赤を差し色へ
築13年の家も、割れやひび、コーキングの劣化がありました。
約2ヶ月の工事で、グレー・灰色を基調にしつつ、ブラック・黒色とレッド・赤色を差し色に使う仕上がりを選ばれています。
お客様からは「こちらの意向を汲み取ってくれて、丁寧に対応してくださるので馬渕さんにお願いしてとても良かったです」とのお言葉をいただきました。
築18年、シリコン切れからベージュとグレーのツートンへ
築18年の家は、シリコンが切れてきたことが始まりでした。
ヒビやサビも見られましたが、約3ヶ月の工事でベージュとグレーのツートンカラーに塗り替えました。
全体を2色で塗り分けたことで、よりモダンな印象に仕上がっています。
「とてもキレイに塗っていただき満足しています。職人さんもGoodでした」との声をいただきました。
「コーキングが切れた」「ひび割れた」といった修理のタイミングは、家の見た目を新しく決め直す良い機会でもあります。
実際に、紹介した3件はいずれも2色以上を使ったデザインで仕上げています。
色褪せ・くすみの解消を目的にした岐阜市のデザイン事例
年数が経って色がくすんだり、チョーキング(塗膜が劣化して粉状になり、外壁を手で触ると白い粉が付く現象)が出たりした家はどうなるのでしょうか。
築38年と築19年の2件を紹介します。
築38年、チョーキングからベージュへ
築38年の家は、外壁の劣化が進み、チョーキングが起きていました。
屋根の色褪せとコケも気になっていた状態です。
約2ヶ月の工事で、全体を明るいベージュカラーに仕上げました。
築19年、色褪せと雨漏りから2色へ
築19年の家は、色褪せと雨漏りがきっかけでした。
壁面のくすみやサッシ部分のサビもありましたが、約1ヶ月の工事で2色のデザイン塗装を施しました。
お客様からは「新築のようになりました。職人の方も礼儀正しく、現場の整理整頓もしっかり」との声をいただいています。
色褪せは毎日少しずつ進むため、住んでいる自分たちでは意外と気づきにくいものです。
しかし、塗り替えたご本人が「新築のようになった」と感じるほど、元の色からは離れています。
築38年の家であっても、塗り替えの対象としてリフレッシュさせることができます。
はがれ・サビの補修を目的にした岐阜市のデザイン事例
岐阜市は真夏の気温が高く、外壁が熱を持ちやすいため、塗膜が膨れたり密着不良が起きたりすることがあります。
ここでは、はがれやサビから塗り替えた2件を紹介します。
はがれとヒビを補修して、グレー系へ
外壁にはがれやヒビ、割れがあった家では、傷んだ部分を補修し、コケなどの汚れを落としたうえで塗装をおこなっています。
約1ヶ月の工事で、落ち着いた緑色にも見えるグレー系に塗り替え、スタイリッシュな仕上がりになりました。
十数年ぶりの塗り直し。元と同じベージュ系で
前回の塗装から十数年が経ち、「もうそろそろかな」と塗り替えを決められた家もあります。
外壁のほかに雨樋の金具や車庫にもサビがあったため、サビ止め処理をしっかりとおこなったうえで、元と同じベージュ・肌色系で塗り直しています。
工期は約2ヶ月でした。
はがれやサビがある場合、色を塗る前に必ず下地の補修やサビ止め処理が入ります。
塗り替えの際は、必ずしも別の色に変える必要はなく、元と同じ系統の色で塗り直すことも立派な選択肢のひとつです。
部分的な塗り替えを目的にした岐阜市の施工事例
外壁全体の塗り替えのほか、範囲を絞った工事も岐阜市で施工しています。
なかには工期1日で終わるものもあります。
部位
何をしたか
工期
仕上がり
軒先などの部分塗装
下地処理をおこなってから塗装
1日間
ブラウン・茶色系
外塀
外塀塗装
約2ヶ月
ホワイト・白色
屋根(雨漏り)
屋根カバー工法
15日
グレー・灰色
軒先のはがれを、1日でブラウン系に
軒先部分などにはがれがあった家では、塗装の前に下地処理を丁寧におこなうことで、塗料の密着性が上がり、仕上がりが美しくなります。
この部分塗装は1日で完了し、ブラウン・茶色系に仕上がりました。
外塀だけを、ホワイトに
外塀の塗装のみをおこない、約2ヶ月でホワイト・白色に仕上げた事例もあります。
天窓の雨漏りに、屋根カバー工法
天窓からの雨漏りがきっかけだった家では、塗装ではなく屋根カバー工法を選び、15日間でグレー・灰色に仕上げました。
お客様からは「職人さんの態度、マナー等のすべての方がしっかりされて安心感があった」との声をいただいています。
「外壁塗装事例」というと家を丸ごと塗る工事だけだと思われがちですが、気になる軒先だけの塗装は1日で終わっています。
また、雨漏りに対するカバー工法など、状況に応じた答えがあります。
傷みを直す工事でも、デザインまで選べる理由
ここまで見てきた事例は、コケやカビ、目地の傷み、はがれやサビなど、「修理」が目的の依頼が多くありました。
それでも、傷みを直すのと同時に、2色で塗り分けたりと、仕上がりのデザインまで選ぶことができています。
その背景には、馬渕塗工が下請けを使わず、100%自社施工で対応している体制があります。
現場では、岐阜県で唯一の「ダイヤスーパーセランフレックス認定施工店」として登録された会社として、一級建築塗装技能士をはじめとする資格を持つ職人が直接施工にあたります。
さらに、工程ごとに写真を記録し、しっかりとご報告する取り組みをおこなっています。
「修理を頼んだら、色や配色までは相談できないかもしれない」と思われがちですが、実際の現場では、傷みの補修とデザインの相談は同じ工事の中で両立しています。
それを支えているのが、資格を持つ職人による自社施工の体制です。
馬渕塗工は岐阜市全域に対応しています。
塗る範囲は、現地調査で外壁・屋根・付帯部・防水の状態をすべて確認してから決めています。
事例ごとに工期が1日から3ヶ月とばらついているのは、ご自宅によって必要な範囲が違うためです。
施工後は自社の10年保証と、引き渡し後の点検があります。
費用についても、家の状態と塗る範囲によって変わるため、個別のお見積もりが基本です。
参考までに、30坪・総2階のシリコン外壁で約83.7万円、無機塗料で約100万円(税別)という目安があります。
費用の目安を詳しく知りたい → 料金ページと「岐阜県の外壁塗装における料金相場は?」
自分の家の状態を相談したい → お問い合わせ・無料見積もり
まとめ:岐阜市の事例から、次の一歩をどう決めるか
岐阜市で実際に施工した事例を見てきました。
この記事のポイント
岐阜市では築10〜19年を中心に、コケ・カビ、目地の傷み、色褪せなどを理由に塗り替えられている
築38年でも塗り替えの対象になり、「新築のようになった」という声が出ている
軒先の部分塗装は1日、雨漏りには屋根カバー工法など、状況に合わせた答えもある
修理が目的の工事でも、デザインの選択肢は狭まっていない
コケやカビ、ひび割れなど、きっかけはさまざまですが、いずれも修理で終わらず、デザインまで選び直していることがわかります。
また、築38年の事例があるように、築年数だけで「まだ早い」「もう遅い」と判断する必要はありません。
気になる点があれば、無料相談やお見積もりで具体的な範囲や仕上がりをご相談いただけます。
2026.10.08
瑞穂市の外壁塗装事例、こんな仕上がりも!目的別にリアルな実例を紹介
瑞穂市で外壁塗装を考え始めたとき、「実際に近所の家がどんなふうに仕上がっているのか」は一番気になるところだと思います。
この記事では、私たちが瑞穂市で実際に施工させていただいた事例を、単なる色見本としてではなく「何のために塗り替えたか」という目的別にご紹介します。
塗り替えをご依頼いただいた家の築年数は、12〜20年が中心です。
この記事でわかること
コケ・汚れを落とすために塗り替えた家の仕上がり
色あせた外壁をリフレッシュした家の仕上がり
塗り替えの回数を減らしたい場合の仕上がりの選択肢
イメージチェンジ(ツートン・レンガ調)の実例
外壁だけでなく屋根・玄関ドア・ベランダなど部分的な工事の可否
北面や日陰のコケや黒ずみを解決した瑞穂市の外壁塗装事例
瑞穂市は長良川と揖斐川に挟まれた水郷地帯ということもあり、どうしても北側や日陰面に藻やカビ、黒ずみが出やすい傾向があります。
実際に「コケや汚れをなんとかしたい」というご相談から塗り替えた家はたくさんあります。
築20年、ベランダの黒ずみからグレーへ
築20年(2026年6月施工)の家では、ベランダの黒ずみ汚れと目地の劣化が気になるとご相談いただきました。
そこで外壁塗装と一緒にコーキング補修とベランダ防水をおこない、約1ヶ月でグレーの落ち着いた外観に仕上げています。
お客様からは「職人さん達は皆さん、真面目で丁寧な仕事ぶりで感心しました」と嬉しいお言葉をいただきました。
苔とヘアークラックを落として、ホワイト基調でリニューアル!
苔の付着と細いひび割れ(ヘアークラック)でお悩みだった事例では、ジョリパット大壁工法に合わせた専用の塗装仕様で施工しました。
足場を組んで高圧洗浄とバイオ洗浄でしっかり汚れを落とし、下地処理とシーリング補修をおこなったうえで、真っ白なホワイトに仕上げています。
築12年、レンガ調を活かした明るい外壁に!
築12年(2025年9月施工)の家は、「日陰のコケや汚れが目立ち始めた」のがきっかけでした。
目地の割れやサビも出ていたため、5社の見積もりを比較されたうえで私たちに任せていただきました。
約1ヶ月の工期で、元の色に戻すのではなく、レンガ調デザインへと印象をガラリと変えています。
施工後には「満足です。途中で変更した作業についても、要望通りの出来映えになりました。職人さん達も気持ちの良い対応でした。」との声をいただきました。
これら3件に共通しているのは、コケや汚れをきれいにするだけでなく、傷んでいた目地(コーキング)の補修も同時におこなっている点です。
築15年の色あせや雨だれを解消!新築の美しさを取り戻した外壁塗装事例
年数が経って、雨だれや色あせが目立ってきたことをきっかけに塗り替える方もいらっしゃいます。
外壁と屋根をまとめて、グレー系で仕上げた事例
築15年(2025年12月施工)の家は、「築年数15年になり、雨だれや色褪せが目立ってきたため」にご依頼いただいた事例です。
ひび割れも見られたため、外壁と屋根をまとめて約2ヶ月かけて施工し、グレー系で仕上げました。
お客様からは「新築のような仕上がりになって嬉しく思います。新築の時よりかっこいいかも。職人さんも良い人で安心できました」という声をいただいています。
このように外壁と屋根を同時に塗り替える場合、工期はおおよそ2ヶ月が目安になります。
塗り替え回数を減らして長持ちさせる!高耐久塗料を使った外壁塗装の施工事例
「せっかく塗るなら長持ちさせたい」と耐久性を優先すると、選べるデザインが狭まってしまうのではと心配される方もいます。
ですが、実際にはデザインを諦める必要はありません。
瑞穂市でも、超高耐久の無機塗料「ダイヤスーパーセランフレックス」を使って施工した事例があります。
私たちは、この塗料の岐阜県で唯一の認定施工店です。
ホワイトにブルーとオータムブラウンを合わせた2階建て
2023年3月に施工した2階建てサイディング住宅の事例では、ホワイトをベースに、ブルーとオータムブラウンを組み合わせた2色以上のデザイン塗装で仕上げました。
同じ塗料で、落ち着いた艶のツートンに
2021年9月に同じ塗料で施工した事例は、ツートンカラーで仕上げました。
ダイヤスーパーセランフレックスで施工して、落ち着いた艶の仕上がりになりました。
どちらの家も、耐久性をしっかり確保しながら、2色以上の配色で思い通りのデザインを実現できました。
塗料の詳しい特徴は、選ばれる理由のページでも紹介しています。
外壁塗装で家の印象をガラリと変える!ツートンカラーやレンガ調の施工事例
傷みを直すだけでなく、「この機会に家の見た目そのものを変えたい」というご相談もいただきます。
瑞穂市での実例を見ると、大きく分けて以下の2つの選択肢があります。
色を分ける(ツートン)
質感を変える(レンガ調)
ベージュとブラウンで塗り分けたツートン
2023年4月に施工した事例では、「ツートンカラーでの塗装」というご要望をいただきました。
ベージュとブラウンの組み合わせで仕上げています。ツートンカラーにすると、印象がかなり変わります。帯などの中間役物がなくても、塗り分けることができます。
レンガ模様で質感を出した2階建て
高圧洗浄とバイオ洗浄、鉄部の下地処理を丁寧におこなったうえで、レンガ模様に仕上げた2階建て住宅の事例です。
先ほどコケ・汚れ落としの項目で紹介した家も同じレンガ調ですが、あちらは日陰のコケがきっかけでした。
色だけでなく、外壁の模様などを活かして質感で変化をつけるのも、ひとつの選択肢です。
屋根やベランダだけの工事も頼める?瑞穂市での部分的な塗り替え事例
「外壁全体じゃなくて、一部分だけの工事でも頼めるのかな?」と気にされる方もいらっしゃいます。
瑞穂市では、ベランダや屋根、玄関ドア、門扉といった部分的な工事も実際にお任せいただいています。
部位
工事内容
工期
ベランダ
防水工事(高圧洗浄→プライマー→防水層→防滑仕上げ)
2日間
屋根
屋根塗装(高圧洗浄→下塗り2回→縁切り→中塗り→上塗り)
記載なし
玄関ドア
木部塗装(自然塗料)
2日間
門扉
塗装工事
記載なし
室外機を置いたまま進めたベランダ防水
ベランダの防水工事は、室外機を置いたまま施工しました。
プライマーを塗ったあとに5時間以上しっかり乾かし、翌日に仕上げています。
縁切りまでおこなったカラーベスト屋根
カラーベスト屋根の塗装では、雨漏りを防ぐためにタスペーサーを使った縁切りをおこないました。
重ね塗りできる自然塗料で仕上げた玄関ドア
玄関ドアの木部塗装には自然塗料を使っています。
木部のメンテナンスは、次の塗り替えまでの間隔を守ることが大事です。この自然塗料は次回の塗り替え時にそのまま上から重ね塗りができるのが特徴です。
ジョリパット面に合わせて材料を選んだ門扉
門扉の塗装では、ジョリパット面だったため、それに合う材料を慎重に選んで施工しています。
「長持ち」と「デザイン」の希望は両立できる?瑞穂市での施工を支える体制
ここまでご紹介した事例は、どれも「傷みを直す」「長持ちさせる」といった実用的な目的が出発点でした。
それでも、グレーやレンガ調、2色以上の配色など、単色にとどまらない多彩な仕上がりを実現できています。
それを支えている私たちの体制について、少しだけお話しさせてください。
一級建築塗装技能士が直接施工します
私たちは、岐阜県で唯一のダイヤスーパーセランフレックス認定施工店です。
この認定は、メーカーや塗料問屋から推薦された施工店だけが受けられるものです。
実際の施工には、一級建築塗装技能士をはじめとする有資格の職人が責任を持ってあたります。
下請けを使わない100%自社施工。全工程の写真記録で手抜きを防ぐ
私たちは下請け業者を使わず、100%自社施工で対応しています。
また、手抜きがないことをお約束するため、工程ごとに写真を記録し、お客様にご報告する体制をとっています。
事例ページに載せている作業中の写真も、その記録の一部です。
万が一に備えた自社10年保証や、請負業者賠償責任保険への加入もおこなっています。
私たちは瑞穂市全域(旧穂積町・旧巣南町)に対応しております。
料金の目安を知りたい場合は、料金についてのページへ
まず相談してみたいという場合は、無料相談窓口へ
まとめ:目的に近い瑞穂市の事例を探して、まずは無料相談を活用しよう
この記事のポイント
コケ・汚れ落としをきっかけに、新たなデザインを選ぶこともできる
色あせた家も、塗り替えで「新築のよう」と感じるところまで戻っている
高耐久の無機塗料を使った家も、2色以上の配色で仕上がっている
ツートン・レンガ調など、質感まで含めて選べる
ベランダ・玄関ドアなど、2日間で終わる部分工事の実例もある
瑞穂市では、コケや汚れ落としからイメージチェンジ、部分的な工事まで、目的に合わせてさまざまな仕上がりが選ばれています。
気になることがあれば、ぜひお気軽に無料相談窓口へお問い合わせください。
2026.10.08
外壁塗装のデザイン事例|色を決める前に見ておきたい壁の柄と凹凸
外壁塗装のデザイン事例を検索すると、色の組み合わせがおしゃれな写真がいくつも出てきます。
私たちも普段、そういう事例をお見せしている側ですが、事例をいくら眺めても「自分の家に合うかどうか」までは分からない、という状態になりやすいのも事実です。
多くの事例が「色そのもの」の紹介で止まっているからです。
色を決める前に確認しておきたいのは、自分の家の外壁に柄や凹凸があるかどうか。同じ色を選んでも、壁の柄・凹凸の状態によって仕上がりの見え方は変わってきます。
この記事では、自分の家の壁を見分けるところから、色数の決め方やアクセントの効かせ方まで、順番にご紹介していきます。
この記事でわかること
自分の家の壁を見て、合う仕上げ方を見極める方法
同じ2色でも、塗り分け方によって仕上がりが変わること
アクセント・ワンポイントの効かせ方
近所で浮かないかの確かめ方
カラーシミュレーションで分かること・分からないこと
色を決める前に、自分の家の壁に「柄」か「凹凸」があるか見てみよう
色見本を開く前に、見ていただきたいポイントは2つだけです。
「柄が入っているか」
「凹凸が大きいか」
この2点で、選べるデザインの方向性がまるっと変わってきます。まずはご自宅の壁が、次のどのタイプに当てはまるか確認してみてください。
タイル調・レンガ調の壁なら、「多彩模様吹付工法」で柄を活かせる
外壁にタイル調・レンガ調の柄が入っているなら、その柄を残したまま2色以上を組み合わせる「多彩模様吹付工法」という手があります。
もともと新築時から多彩模様だったこちらの建物は、同じ工法で塗り替えています。
「新築時のような美しさを取り戻したくて、単色塗りではなく多彩模様を選びました」という声をいただきました。
「新築時以上の仕上がりで家族全員大満足です」という言葉もいただいています。
多彩模様吹付工法は、ほとんどのサイディングに施工できます。ただ、柄によっては映えない仕上がりになることもあるので、まずは一度ご相談いただきたいと思っています。
多彩模様は吹き付けによる施工のため、いろいろな色のチップがばらまいて置く必要があり、実際に難しい施工です。
もちろん、柄を残さず単色で塗りつぶす選択肢もあります。
凹凸がはっきりしている壁なら、「ダブルトーン工法」で特徴を活かせる
レンガ調・石積調など、彫りの深い意匠がある壁なら、その凹凸を活かす塗り方もできます。「ダブルトーン工法」という選択肢で、壁の凹凸が大きいほど特徴が出やすくなります。
サイディングの柄を残したい、というお宅はダブルトーン工法で仕上げています。
「せっかくのサイディングの柄を潰してしまうのは、もったいなくて……。約10年に1回の塗装ですので、後悔したくなくてデザイン塗装を選びました」という声をいただきました。
仕上がりについては「私はもちろん、家族もみんなとても喜んでいます」という言葉もいただいています。
ダブルトーン工法は、その名の通り「2色塗り」です。2つの色を塗り重ねながら塗装していく工法で、レンガやタイル、石積調のサイディングの住まいに向いています。
凹凸の出ている部分と奥まった部分、それぞれに違う色が乗ることで、陰影がはっきり出るという仕組みです。
凸部の仕上げは多くの企業で1回塗りを採用する中、私たちは2回塗りで仕上げています。
塗る回数が多いとはみ出しもあり手直しは必然的に多くなりますが、色の透けまで考えると2回が望ましいです。
凹凸を活かさず、単色で塗りつぶすという道も、もちろん残っています。
柄も凹凸もない、平らな壁なら、色そのもので選ぶ
柄も凹凸もない、平らな壁ならどうでしょうか。
正直に言うと、ここまで紹介した2つの工法の持ち味はあまり出ません。
ダブルトーン工法は「壁の凹凸が大きいほど特徴が出る」工法なので、凹凸が乏しい壁では効果が限られます。
多彩模様吹付工法は「ほとんどのサイディングに施工が可能」とはいえ、「柄によって、映えない仕上がりになることがある」という条件つきです。
つまり、平らな壁なら、柄や凹凸を活かす方向ではなく、色そのものが検討の中心になります。
「残す」も「塗りつぶす」も、どちらが正解でもありません。
柄や凹凸を活かすか、単色で塗りつぶすかは、家の状態と好みで決まります。
「柄を潰してしまうのはもったいない」という理由で活かす人もいれば、柄が好みでない、古く感じられるなら塗りつぶす判断も十分に成立します。
今回紹介できる事例は、いずれも「活かす」方向を選んだ住宅で、「潰す」方向の事例は今のところ手元にありません。
私たちは一級建築塗装技能士をはじめとする資格を持ち、塗装歴20年以上、完全自社施工でやっています。
デザイン塗装で使うのは通常の塗料なので、費用は技術料分だけの加算で対応でき、遠慮なくご相談ください。
壁のタイプが分かったら、色の「塗り分け方」を決める
自分の壁のタイプが分かったら、次に考えるのは色数と塗り分け方です。同じ「2色にする」という選択でも、面で塗り分けるか、柄・凹凸の上に色を重ねるかで、仕上がりの印象はまったく違ってきます。
面で塗り分ける「ツートン」
もっとも一般的なのは、1階と2階、あるいは正面と側面といった面ごとに色を分けて塗る方法です。色の境目がはっきり出るぶん、きっぱりとした印象を作りやすいです。
ベースになる色とアクセントになる色を、どこで切り替えるか。それだけ決まれば全体のイメージがつかみやすいのも、この塗り方の安心材料です。
定番の組み合わせが多いのも、境目がはっきりしている分、色選びの当たり外れが少ないからだと思います。
外壁の面積が大きい家ほど、色の切り替わりがくっきり見えるぶん、遠くから見てもメリハリのある印象になりやすいです。
柄や凹凸の上に色を重ねる塗り方
一方で、面で分けるのではなく、柄や凹凸の上に色を重ねる塗り方もあります。境目のない、陰影のある仕上がりになるのが特徴です。
単色のツートンではなくダブルトーン工法を選ばれたお宅からは、「単色ごとのツートンカラーだった場合なら、ここまでおしゃれな感じにはならなかったことを考えると、ダブルトーン工法を選んでいただき、とてもよかったです!。
見た目の印象がガラリと変わり、おしゃれに生まれ変わりました」という声をいただきました。
家ごとに「ぼかし」や「柄」が違うから、同じ塗料を使っても、塗り方次第で表現は変わります。唯一無二の外壁デザインになる、というのがこの塗り方の面白さです。
色の組み合わせやトレンドカラーは、こちらからもご確認いただけます。
もう少し個性を出したいなら、アクセントは家に元からある形を活かす
コーナー部分におしゃれなアクセントがついていたお宅では、「それを生かした塗装を希望していました」というご要望から、ダブルトーン工法でその部分を活かす塗装になりました。
アクセントカラー・ワンポイントは、色を新しく足す方向で考えられがちです。
しかし、家に元からある特徴的な形を見つけて活かすほうが、後から加えるより自然に個性が出やすいです。
もともと家の形に沿ってできている凹凸や段差だからこそ、色を乗せても「後付け」な印象にならず、建物と一体になって見えるからだと思います。
もちろん、活かせる形はコーナー部分だけとは限りません。出隅・付柱・バルコニーまわりなど、家によって元から凹凸や段差がある部分は違います。
まずはご自宅をよく見て、元から形が変わっている部分がないか探してみてください。それがアクセントの候補になります。
見つけた形をどう活かせるかは、実際の壁を見ながらのほうが判断しやすい部分でもあるので、気になる場所があれば一度見てもらうのも一つの手です。
色を新しく足すのではなく、元からある形を引き出す。それだけで、家ごとの個性がきちんと出るのがこの考え方の面白さだと思います。
近所で浮かないかどうかは、地域の景観計画で確認できる
デザインを決めるとき、多くの方が気にするのが「近所で浮かないか」という点です。
この判断は、好みの感覚だけで行う必要はありません。自分では気に入っていても、周りの家と並んだときにどう見えるかは、家の中からだけでは判断しづらいです。
外壁の色彩について、地域によっては景観に関する取り決めが定められている場合があります。
もちろん、規定の内容は地域ごとに違うし、対象になるのも一部の地域に限られます。まずは自分の地域が対象かどうかを確認するところから始めるとよいでしょう。
つまり、近所で浮かないかどうかは「なんとなく」という感覚だけで判断せず、自分が住む地域の景観計画を確認するという、もっと具体的な確かめ方があります。
景観計画がない地域であれば、ここまで見てきた壁のタイプや色数の考え方を軸に、自分たちの好みで選んで問題ありません。
気になる方は、自治体のホームページなどで一度確認してみるとよいでしょう。
カラーシミュレーションで確認できるのは、どこまで?
色や工法の方向性が決まったら、実際の仕上がりを完成前に見てみたいと思う方は多いです。そこで使われるのがカラーシミュレーションです。
シミュレーションで分かること=色そのもの
カラーシミュレーションは、色の組み合わせや全体の色味を事前に確認できる、有効な手段です。
自分の家の写真に色を乗せて見比べられるので、色見本の紙だけで想像するよりも仕上がりのイメージがつかみやすいです。契約前に色のイメージをつかむ方法として、広く使われています。
いくつかの色の組み合わせを並べて比較できるのも、シミュレーションの利点です。「この色とこの色、どちらが好みか」を、実際に決める前に確かめられます。
シミュレーションでは分からないこと=塗り方による表情
ただ、正直に言うと、カラーシミュレーションが再現できるのは色の組み合わせまでです。
多彩模様吹付工法の吹き付け方や、ダブルトーン工法の塗り回数(凸部1回塗りと2回塗り)による表情の違いは、画面上では分かりません。
同じ色番号でも、吹き付け方や塗り回数によって、実際の見え方(色の透け方)は変わります。
同じ塗料でも、家によって仕上がりの表情は一つひとつ違って見えます。
だからこそ、他人の家の事例をそのまま自分の家に当てはめることはできません。シミュレーション画面の色だけを見て安心してしまいがちですが、実際の仕上がりは塗り方によって変わります。
色見本やシミュレーション画面の前に、自分の家の壁を一度見ておく意味があるのは、このためです。
まとめ:色見本を開く前に、自宅の壁を一度見てみる
この記事のポイント
自宅の壁は、柄が入っているか・凹凸が大きいかの2点を見る
同じ2色でも、面で塗り分けるか、柄・凹凸の上に重ねるかで見え方が変わる
アクセントは、家に元からある形を活かすと自然に個性が出やすい
近所で浮かないかは、地域の景観計画を確認して判断できる
カラーシミュレーションで分かるのは色まで、塗り方による表情までは再現しきれない
外壁塗装のデザイン事例を見るとき、色そのものだけに注目していると、自分の家に合うかどうかは判断しづらいです。
まず見るべきは、自分の家の壁に柄や凹凸があるかどうかです。そのうえで色数・塗り分け方・アクセントの入れ方・近所で浮かないかどうかを順に確認していけば、事例を「自分の家の判断材料」として使えるようになります。
カラーシミュレーションは色の確認には便利ですが、塗り方による表情までは再現できません。
他にもその土地の気候や景観など土地柄にも左右される要素があります。
気になる工法や事例があれば、実物の仕上がりを見比べたうえで、ぜひ一度ご相談ください。
その他の施工事例はこちらからもご確認いただけます。
2024.11.28
外壁の黒ずみ(苔コケ・カビ)は放置してOK?発生理由から“正しい落とし方”まで解説!
本記事では外壁にできた黒ずみの正体「カビ・コケ」の発生理由から、放置してもいいのか、正しい落とし方まで、プロの視点から詳しく解説していきます!
【前提知識】外壁の「カビ・コケ」の違いと発生理由は?
本記事のように、外壁の「カビ・コケ」は同時に解説されることが多いですが、その理由は発生箇所や原因、対処方法が似ているからです。
一方で成長過程や、どんな悪影響があるのか?という部分は若干異なるため、まずはカビとコケの違いについて簡単に解説していきます。
コケ:雨水・日光を栄養に成長する(外壁に水分を与えてしまう)
コケは“光合成を行う植物”ですから、雨水や日光がよく当たる、いわゆる植物が育つのに好都合となった外壁エリアに発生します。
色は濃い緑色をしており、水分と日光さえあればそれ以上の栄養を与えずともどんどん繁殖していってしまうのも特徴のひとつ。
またコケが発生するデメリットとしては、外壁が汚く見えるのはもちろん、コケがスポンジの代わりとなり、常に外壁に水分を供給してしまうため、コケの裏側から外壁がどんどん腐ってしまいます。(人体への影響は少ないとされています)
カビ:高温・多湿の条件で成長する(人体への影響がある)
カビも高温・多湿の条件下であれば、コケと同じように栄養が少なくとも繁殖します。発育環境における大きな違いは、カビは“日当たりの悪い箇所を好む”という点ですね。
カビ発生における最大のデメリットは、アレルギーの原因菌になるなど、“人体に直接悪影響を及ぼす”ことです。
どちらも“塗装落ち”箇所で発育する!
コケ・カビともに「外壁劣化が進んでいる箇所」に発生するのですが、そもそも外壁塗料にはこれらの生物が発育できないような化学物質が含まれています。
そのためコケやカビが発生しているということは、“その部分の塗料が剥がれ落ちているサイン”であるため、汚れを取り除いても再発しやすく、雨漏りなどの塗装落ちによる別問題も発生してしまう危険性があるので、注視の必要があります。
外壁カビ・コケの落とし方と注意点!
カビ・コケは外壁劣化のサインではありますが、「じゃあ発生する度、修復業者を呼ばなければいけないのか…?」といわれれば、そうではありません。
修復にも当然お金が掛かりますから、落とせるのであれば“ご自身で落としていただく”のがベストです。
ここからは外壁カビ・コケの落とし方から、落とす際の注意点についても解説していきます!
軽度な汚れ:市販の「スポンジ・中性洗剤」で落とす
箇所が小規模であれば、市販のスポンジや中性洗剤を使って汚れを落とします。なかなか取れないからといって金属タワシなどでゴシゴシと削り取るのはNG。
ゴシゴシしすぎると外壁塗膜を剥がしてしまうのはもちろん、外壁に小さなキズが入ってしまうわけで、返ってカビやコケが根を張るのにうってつけな箇所を作り出すことになってしまいます。
イメージとしては「お皿を洗う」くらいの力加減でこすり洗いをする。それでも落ちない汚れは次の「業務用クリーナー・高圧洗浄」で落とすようにしてください。
進行している場合:業務用クリーナー・高圧洗浄を使用する
市販のお掃除グッズでは落ちないケースは微細なキズから奥深く根を張っている可能性がありますので、業務用クリーナーや高圧洗浄機を使って、一気に剥がし落とします。
わざわざ外壁の汚れ落としのために洗浄機を購入するようであれば、ハウスクリーナーメーカーなどに依頼するもも手ですね。
自分で落とせるのに、なぜ“塗装業者”が必要?
落とせるなら自分で、高圧洗浄などが必要ならハウスクリーナーに依頼すれば汚れは綺麗になると思います。ではなぜ“塗装業者”が必要なのでしょうか。
結論、「掃除」と「保護」は根本的な役割が違うため、たとえ一時的に汚れが落ちても、保護する塗料(塗膜)を塗り直していないと、数ヶ月後にはまたすぐに再発してしまうからです。
特に高圧洗浄などで“塗膜ごと”吹き飛ばしてしまうことで、そこから錆び・ひび割れが発生して、2度と修復できなくなってしまうケースも意外と多くあります。
※柱にまでダメージが及ぶ場合があるため注意が必要
だからこそ市販のクリーニング用品ででキレイにできる程度であれば、ご自身で掃除してもらえばOKですが、高圧洗浄などが必要なケースでは、塗装業者に依頼して「高圧洗浄+部分的な“塗り直し”」が推奨されているわけです。
【よくある質問】
診断依頼したら、営業されそうなのですが…
軽微な相談でも「依頼したら、塗装営業をされそう…」と、心配でなかなか相談できない方も多いと思います。
私たち馬渕塗工では、お客様のご自宅を丁寧に診断し、「やるべきならやる、やらなくてもよければ”経過見でOK”」としっかりお伝えしておりますので、ご安心ください。
また当社では、こちらからの営業活動は一切行っておりませんので、その分の人件費をお客様に還元したい、という思いから「Web申込み5%OFF」を実施しています。(必要な塗装を、適切な価格でご提案したいからこそ、集客割引ではなく「Web限定の還元」という形でご案内しています。)
どんな軽微な相談でも構いませんので、ご自宅の屋根・外壁でお困りごとがございましたら、ぜひ一度ご相談ください。
2024.11.27
【AI回答より分かる!】外壁の“白い粉”の正体は?チョーキング現象の危険性と塗り直し時期を解説!
そもそも「チョーキング現象」とは?
外壁をなぞったとき、写真のように“白い粉”が付着することをチョーキング現象(別名、白亜化現象)といい、外壁表面の塗料が固まりチョークの粉のようなものが付着するのが特徴です。
この粉は塗料に含まれている樹脂成分(顔料)が紫外線などの影響で劣化してしまい、表面に浮き出てきているサインです。
なぜチョーキングが起こるの?
そもそもなぜ塗料(液体)が粉として壁に出てきてしまうのでしょうか。
まずは「そもそも何でチョーキングが起こるのか?」について解説していきます。
原因1:紫外線によって“塗膜が分解される”から
外壁塗料の中には「樹脂由来の成分」が入っているのですが、太陽光に含まれる“紫外線”はこの樹脂成分を分解してしまいます。
外壁は毎日この紫外線を浴び続けているわけですから、年々この樹脂構造が破壊されることで、樹脂部分だけが表面に現れて、粉が吹いたように露呈してしまうわけです。
原因2:長年の雨風で成分が浮き出てしまうから
まず雨水(弱酸性の水分)は塗膜成分を溶け出させてしまうため、劣化が進みます。本来であれば雨上がりにすべて拭き掃除をすべきなのですが…毎度拭き取るのも、すべての壁面をメンテナンスするわけにもいきませんよね。
もちろん、ある程度であれば塗料内の化学物質によって軽減できるのですが、何十年もの雨水の蓄積によって、外壁表面に粉状となった成分が浮き出てしまうのです。
また風によって飛ばされる砂や埃も塗膜を擦り減らし、こうして塗膜の表面が徐々に削られることで内部の顔料が露出してチョーキングが発生しているわけです。
【塗り直したのに…】“手抜き塗装”でもチョーキングが起こる
既に「チョーキングが起こって塗り直した」という方もいらっしゃると思いますが、一般的に塗り直しを行えば、最低でも8〜10年以上はチョーキングは発生しません。(塗料によっては20年以上発生しないことも)
本記事を読んで「いや数年前に塗り直したばかりだけど…」と思われている方は、紫外線や雨風の影響ではなく、“手抜き施工”によって再発してしまっているケースが考えられます。
DIYでの塗り直しであれば仕方ないのですが、塗装業者に頼んだのに…、という方であれば、下請け業者による「元請けにバレない手抜き工事(適切量を塗布しない など)」によって、そもそも紫外線や雨風に“耐えられない量の塗装しか行われていない”可能性があります。
もちろんすべての下請け業者が手抜きというわけではありませんが、塗装業界で「信頼性のある業者を選びましょう」と言われる理由が、こういった煩雑な工事に当たらないようにするためです。
【経過年別】チョーキング放置で起こること
発生〜3年目:粉が吹きはじめ、色褪せが目立つように
まずチョーキングの出始め(1〜3年目)では、チョーキングが進行して、外壁の色あせや光沢の喪失が顕著になります。また塗膜の劣化により、外壁の防水性能が徐々に低下し始めます。
このタイミングではそこまで実害がでるわけではなく、次のフェーズに進行する準備段階といえます。
4〜6年目:コケやカビ、サビが発生しはじめる
塗料にはコケやカビなどの「外的汚れ」を防ぐ化学物質が含まれていますが、これらの成分が粉状になってしまうことで、コケなどの視覚化できる汚れが付着しはじめます。
もちろん手作業で取り除くこともできるのですが、発生部分はすでに防護機能を失っているわけですから、ご自身で取り除いても、そのまま数ヶ月で再発してしまうケースが多くあります。
このフェーズでは「視覚化できる汚れの付着」という点では、実害が出ていると言えます。
7年目〜:建物内部に汚れが溜まり、修復不能になるケースも…
一番危険なのがこの「内部まで汚れが侵食してしまう」というケースです。
特にサビなどが発生した部分では、外壁に亀裂が入りはじめ、そこから雨水やカビが侵入することで、柱などの内部構造が腐ってしまいます。
ここまで進んでしまうとシロアリに柱を食べられるのと同様に、地震や大型台風などの自然災害で倒壊しやすくなってしまい、そもそも「家の立て直し」以外の修復方法がない…、という事態になりかねません。
ですのでチョーキングはただの汚れでもありつつ、家を倒壊させないための謂わば”サイン”でもあるわけです。
注意:「発生から何年目か?」の判断が難しい!
結論、チョーキング修復は景観を直すわけではなく「内部まで汚れを侵入させないための手段」ですので、最悪上記でいう“7年目”のフェーズまで進行しなければOKです。
一方で難しいのが、チョーキングは発生する or しないの2択しかないため「今発生しているチョーキングが、何年目のフェーズなのか?」の判断が素人目では難しいのが問題。
そのためチョーキングを確認したら、塗装業者に「どれくらい進行しているのか、塗装の必要があるのか?」を判断してもらうことを推奨しています。
不要な営業・施工提案ナシをお約束します。
まずはお気軽に“無料診断”をご依頼ください!
軽微な相談でも「依頼したら、塗装営業をされそう…」と、心配でなかなか相談できない方も多いと思います。
私たち馬渕塗工では、お客様のご自宅を丁寧に診断し、「やるべきならやる、やらなくてもよければ”経過見でOK”」としっかりお伝えしておりますので、ご安心ください。
また当社では、こちらからの営業活動は一切行っておりませんので、その分の人件費をお客様に還元したい、という思いから「Web申込み5%OFF」を実施しています。(必要な塗装を、適切な価格でご提案したいからこそ、集客割引ではなく「Web限定の還元」という形でご案内しています。)
どんな軽微な相談でも構いませんので、ご自宅の屋根・外壁でお困りごとがございましたら、ぜひ一度ご相談ください。