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【プロが解説】外壁材の「ケイカル板」ってどんな素材?特徴や塗装費用まで解説!

【プロが解説】外壁材の「ケイカル板」ってどんな素材?特徴や塗装費用まで解説!

そもそも「ケイカル板」ってどんな素材? ケイカル板(ケイ酸カルシウム板)とは、ケイ酸質原料、石灰質原料、補強繊維を主原料とした建築材料です。主に一般住宅の軒天井材として使用されていますが、内外装材としても幅広く利用されています。 内装材としては、水回りや湿気の多い場所で、耐水性に優れたケイカル板が石膏ボードの代替として用いられます。トイレの天井や壁などにもよく使われています。 外装材としては、ケイカル板の耐火性や断熱性が強みで、天材としても耐水性や耐久性に加え、丈夫で腐食しにくいという特徴があるため選ばれています。 ケイカル板外壁の強みは「耐火性・耐水性」! 先にも解説した通り、ケイカル板は「耐火性・耐水性」に優れた建築材料です。不燃建築材料として石膏ボードと並び称されており、火災時の延焼防止に効果を発揮します。また、耐水性が高いため、水回りのキッチンや洗面所の壁、浴室の天井など、湿気が多く濡れやすい場所に使用されます。 石膏ボードと比較すると、ケイカル板はクギやネジが効きやすく、タイル、塗装、ビニールクロスなどの仕上げが可能です。さらに、軒天材としても用いられ、雨水や日差しから外壁を保護する役割を果たします。 ケイカル板は、国土交通省に不燃建材として認定されており、建築物の安全性を高めるために欠かせない材料の一つです。耐火性と耐水性を兼ね備え、多様な仕上げが可能なケイカル板は、住宅の内外装に幅広く活用されています。 ケイカル板外壁の塗装費用は? ケイカル板外壁の塗装費用は、塗装面積や使用する塗料の種類によって異なりますが、1平方メートルあたり、約1,000円〜4,000円ほどとなることが一般的です。 塗料の選択は、耐用年数や性能を考慮して、コストパフォーマンスの良い商品を選ぶことが重要です。人気のある塗料としては、「アクリル樹脂系塗料」や「アクリルシリコン樹脂系塗料」があります。これらの塗料は、7年から15年の耐用年数を持ち、比較的安価で優れた選択肢と言えます。 また、塗装工事には、足場の設置費用や高圧洗浄費用なども発生します。これらの付帯費用も含めて、トータルの費用を見積もる必要があります。 ケイカル板外壁の塗装は、適切な塗料選択と施工により、建物の美観を維持し、長期的な保護を実現します。費用対効果を考慮しながら、最適な塗装計画を立てることが大切です。 ケイカル板の塗装の流れは? ケイカル板外壁の塗装は、単に塗料を塗るだけではなく、適切な下準備と工程管理が必要不可欠です。塗装工事を行う前に、足場の設置や近隣住民への挨拶など、いくつかの準備が求められます。 ケイカル板の塗装工程は、以下の5つの主要なステップで構成されています。 1. 高圧洗浄または雑巾を用いた汚れの除去 2. ケレンによる表面の凹凸の平滑化 3. 塗料の飛散防止のための養生 4. 塗料の密着性を高めるための下塗り 5. 2回の上塗りによる仕上げ これらの工程を適切に実施することで、ケイカル板外壁の美観を取り戻し、長期的な保護を実現することができます。 ただし、塗装工事では、砂や排気ガスなどの汚れの除去、劣化部分の補修など、各工程において細心の注意が必要です。専門的な知識と技術を持った施工業者に依頼することで、高品質な塗装仕上げを得ることができるでしょう。 汚れ落としの工程で最も重要な「高圧洗浄」については、下記記事でより詳しく解説していますので、ぜひこちらもご覧ください! 末長く美観を保つためにも”手抜き”のない外壁塗装を 外壁塗装は”ただ塗るだけ”ではなく、今後数十年のご自宅の美観・耐久性の維持のために行うものです。 そのために「行うべき作業」もさまざまありますが、もし「これって本当に必要なのか…?」と感じた場合には、まずは何のために・どれくらいの費用でできるのか?を業者に確認するようにしましょう。 当社では、職人歴【20年以上】の経験と知識をもとに、”手抜き”のない丁寧な外壁塗装を行います。 また無料相談をすると「軽微なものでも塗装営業をされそう…」と思われるかもしれませんが、私たち馬渕塗工では、お客様のご自宅を丁寧に診断し、「やるべきならやる、やらなくてもよければ”経過見でOK”」としっかりお伝えしておりますので、ご安心ください。 放置し続けて手遅れになってしまわぬよう、岐阜県でご自宅の外壁塗装なら馬渕塗工にお任せください! >>無料お見積り・ご相談はこちらから!
ベランダ手すりはメンテナンスすべき?塗装の流れや依頼費用まで解説!

ベランダ手すりはメンテナンスすべき?塗装の流れや依頼費用まで解説!

そもそも「ベランダの手すり」って塗装すべき? ベランダは雨漏りを起こしやすい場所であり、塗装やコーキング、パッキンなどで防水処理が施されているため、外壁塗装と同時にベランダ手すりも塗装することが大切です。 特にベランダの手すりは、美観性を保つだけでなく、手すりより下の箇所を雨から守る役割も果たしますので、塗装が劣化している場合は、塗り替えが必要不可欠です。 また鉄製の手すりであれば、錆びると脆くなり、手を置いたり体重をかけたりすると折れてしまう危険性がありますし、錆の侵食が進行すると表面がボコボコになり仕上がりも悪くなるため、早めに塗装することが重要です。 見積もりの「付帯部」ってどこのこと? 外壁塗装の見積もりを依頼する際、ベランダ手すりなどの部分は「付帯部」として表記されることがあります。 付帯部とは、建物本体に付属する様々な部位のことを指し、「外壁・屋根以外の”細かな部分全て”」が付帯部です。 主な付帯部はベランダなどに加え、軒天、雨樋、雨戸、戸袋、破風板、鼻隠し、庇、笠木、水切り、化粧胴差などがあります。また、玄関ドアや窓枠、換気フード、シャッター、ベランダ、バルコニー、手すり、フェンスなども付帯部に含まれます。 手すりの劣化を見分ける「5つのポイント」とは? ベランダ手すりの劣化症状を判断し、補修時期を見極める力を身につけることが大切です。自宅のベランダ手すりの危険度を判断できれば、補修の必要性が理解できるでしょう。 危険度の高い順に、以下の点をチェックしていきましょう。 1:手すりが腐食している ベランダ手すりの劣化を長年放置していると、最終的には手すりが腐食し穴が開いてしまい、手すりとしての機能を果たせなくなります。 穴が開いた箇所からの雨水の侵入や、手すり本来の役割である安全性の確保ができなくなるのです。手すりが腐食する前にメンテナンスを行うことが理想的ですが、腐食してしまった場合でもメンテナンスの方法はあります。 ケレン作業後に腐食箇所をアルミテープで補修し、その上から塗装を行うことで、耐久性を確保し安全な手すりに生まれ変わります。 ベランダ手すりの腐食を発見したら、これ以上放置するのは危険だと理解し、早急に塗装業者に補修を依頼しましょう。 2:手すりが錆びている ベランダ手すりは少しの錆びでも徐々に進行し、気付いたら手すり全体に広がっている可能性があります。錆びを確認した段階で、腐食の一歩手前の状態であると認識することが重要です。 錆びなら自分で落とせると考える方もいるかもしれません。しかし先に解説したように、錆びを落とすケレン作業は素人には難しい作業なのです。ケレン作業の出来栄えが、今後のベランダ手すりの長持ちを左右する重要な工程となります。手すりの寿命を延ばすためにも、プロの技術で補修してもらうことをおすすめします。 鉄製のベランダ手すりは、必ず錆止め塗料を塗布してもらうよう確認しましょう。 3:手すりにひび割れがある ベランダ手すりに少しでもひび割れがある場合は、隙間から雨水が侵入し雨漏りの原因となります。 ベランダ手すりは住宅から突き出ており、周囲を囲うものがないため、太陽光や雨風に直接さらされています。紫外線などの影響を直接受け、劣化の原因となるのです。 ベランダ手すりにひび割れがある場合、細かなひび割れならコーキング補修でメンテナンスが可能です。大きなひび割れになる前に、早めの補修を検討しましょう。 4:手すりの塗膜が剥がれている ベランダ手すりの塗膜が剥がれていると、手すりが保護されていない状態になります。 ベランダ手すりが保護されていないと、紫外線や雨風が直接手すりの材質に影響を及ぼします。ベランダ手すり自体の保護がないということは、劣化が進行し、さらに深刻な症状へと進んでしまうのです。 ベランダ手すりの塗膜の剥がれは、ケレン作業後に塗料を塗布することで、塗膜が密着し手すりの保護が完璧になります。 塗膜の剥がれは、手すり自体に大きな負担を与えていると理解しましょう。 5:手すりを触ると白っぽい粉が付く ベランダ手すりを触ると白っぽい粉が手に付く場合は、メンテナンス時期が到来したサインと考えて良いでしょう。このように白い粉が吹いたような現象を、チョーキング現象と呼びます。 紫外線や雨風の影響を受けて塗料が劣化し、症状が進行すると剥がれを引き起こす可能性があります。ベランダ手すりを塗装して表面を保護することで、美観の維持や耐久性を保つことができます。 チョーキング現象が現れたら、メンテナンス時期が来たのだと考えましょう。 劣化を放置しておくとどうなる? では塗装をせずに放置するとどうなるのでしょうか? まず経年により塗膜が剥がれてしまい、露出した鉄部が錆びによって腐食を始めてしまいます。これにより素材自体が弱体化し、最終的には錆びの繁殖でボロボロになってしまうのです。 築年数が古く、メンテナンスがあまりなされていないアパートやビルの錆びた手すりや柵を見たことがある方は多いのではないでしょうか。少しでも体重をかけると折れてしまいそうな、完全に機能性を失った手すりや柵を見ると、「転落事故が起こりそう」「折れてしまって怪我をしそう」など不安を感じるはずです。 私たちの安全や安心を守ってくれている手すりや鉄柵が、十分に役割を果たせなければ事故につながるリスクがあるのです。自身や家族、利用者の安全を守るためにも、定期的に塗装メンテナンスを行い、劣化を防ぐ必要があります。 ベランダ手すり塗装の費用相場は? 費用はm単位で算出します。例えば、手すりの長さが全部で10mの場合は、10mに塗料の値段を掛けることで、必要な塗料の費用が算出できます。手すりの長さが10mの場合、塗料の費用が1万円〜2万円程度となることが一般的です。 ベランダ手すり塗装の流れは? ①:養生を行う 外壁塗装と同様に、手すり以外に塗料が付着しないようにマスキングテープで手すり周囲を養生していきます。外壁塗装と一緒に手すりの塗装も行う場合、手すりは付帯部分(雨樋・破風・雨戸など)として塗装することになります。 下記記事では「塗装における養生」について詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください。 ②:下地調整(ケレン作業)を行う 強くこすり過ぎるとキズになってしまうので、サッと拭く程度で汚れを落としていきます。また、ベランダ手すりには錆が付着していることも多いため、ナイロンタワシやハンドパッドで錆を完全に落とします。 外壁塗装と同様に、汚れや錆などの上に塗装してもすぐに剥がれてきてしまいますので、さらに目荒らしという下地調整も行います。目荒らしとは、手すり部分をサンドペーパー(紙やすり)で表面を傷つけるように研磨し、塗料が付着する表面積を増やす作業のことです。 ③:下塗りの実施 下塗りはプライマーか錆止め塗料を刷毛を使って塗装していきます。アルミ適性を持つ塗料を塗り残しのないように下塗り塗装していきます。 プライマーは上塗りとの密着性を高める接着剤で、錆止め塗料は鉄部の錆を抑制する働きのある塗料です。下塗りではプライマーと錆止めを併用せず、どちらか一方を選んで使用します。 最近は、下地の材質に応じてプライマーの種類を変えて下塗りをするケースが増えています。 ④:上塗り塗装 上塗りは2回塗り(中塗り、上塗り)で行います。中塗りと上塗りではきちんと乾燥時間を取り、時期にもよりますが4時間以上の乾燥時間を設けます。 上塗りも刷毛やスプレーなどを使って塗装していきます。ベランダ手すりの上塗りには、弱溶剤2液型アクリルシリコン系塗料が選ばれることが多いです。 外壁塗装を長持ちさせるには「適切な塗装」が必須! 外壁塗装というのはひとつひとつの作業が大切で、どれも末長く美しい外壁を保つために不可欠なものばかりです。中には「この作業って本当に必要…?」と思うものもあると思います。そういった場合はぜひ、塗装業者に納得のいく説明をしてもらうようにしましょう! 当社では職人歴【20年以上】の経験と知識をもとに、末長く美観を保てる外壁塗装を行います。 また外壁劣化の相談をすると「軽微なものでも塗装営業をされそう…」と思われるかもしれませんが、私たち馬渕塗工では、お客様のご自宅を丁寧に診断し、「やるべきならやる、やらなくてもよければ”経過見でOK”」としっかりお伝えしておりますので、ご安心ください。 放置し続けて手遅れになってしまわぬよう、ご自宅のベランダメンテナンス(塗装・塗り替え)ならお気軽にご相談ください! >>無料お見積り・ご相談はこちらから!
外壁塗装にふさわしくない時期・月っていつ?時期を選ぶべき理由を解説!

外壁塗装にふさわしくない時期・月っていつ?時期を選ぶべき理由を解説!

外壁塗装にふさわしくないのは6月・9月! 外壁塗装を実施するのに適していない時期は「6月から9月」そして「12月から2月」の期間だと言えます。これらの時期は、天候や気候条件の影響で工事ができない日が多く続くためです。 6月・9月の場合 6月から9月は梅雨の影響で湿度が高く、工事ができない期間が多くあります。 また、9月は台風の影響で強風が吹く日もあり、工事ができない日が発生します。その結果、工期が不安定となり、当初の予定よりも長引いてしまう可能性があります。 さらにこの時期は気温がかなり高くなり、外壁塗装工事中はエアコンの室外機をネットで覆うため、エアコンが使えず、窓を閉めっぱなしで換気ができない期間が続いてしまいます。 そのため、工事中に家で過ごすには扇風機などで暑さをしのぐ必要があり、これらの時期は工事に適していない月なのです。 12月・2月の場合 地域にもよりますが、この時期は雪が降ったり、外壁に付着することで濡れたり凍ったりし、外壁材が適切に乾燥せず施工不良となってしまう可能性があります。 もちろん湿度が低いため乾燥しやすいという側面はありますが、気温が低いと外壁塗料自体が乾きにくく、結果的に工事ができない日が多く続くでしょう。通常、外壁塗装工事は2週間以内で完了しますが、気温や天候の状況を見ながら日中の気温が高い時にのみ工事を行うとなると、1ヶ月を超える工期になってしまう可能性もありますので注意しましょう。 プロ推奨!依頼するなら「春・秋」がベスト! では、外壁塗装に最適な時期はいつなのでしょうか? 塗料は十分に乾燥させることで機能を発揮するため、空気が乾燥し天気も安定している春(4~5月)と秋(9~10月)が最適な時期とされ、梅雨は避けた方が良いとされています。 6・9月も”塗装ができない”わけではない! 6月や9月に依頼したからといって塗装ができないわけではありませんし、塗装がいち早く落ちてしまうわけではありません。 上でも解説しましたが、外壁塗装というのは「塗って、乾く」までが塗装ですので、梅雨であれば「乾く」作業が、冬であれば「塗る(外壁に馴染む)」までの時間が余計にかかってしまい、結果的に工期が少し遅れてしまう、これが大きなデメリットになるわけです。 そのため、該当時期に依頼したい場合や、予約が6・9月に当たってしまったからといって塗装精度が落ちるわけではありませんので、その点は安心していただければと思います。 外壁塗装にベストな気温・湿度とは? 一般的に、塗料の硬化や乾燥に適した気候条件は「気温15~30℃」「湿度75%以下」だと言われています。 そのため空気が乾燥し天気も安定している春(4~5月)と秋(9~10月)が最適な時期とされ、梅雨は避けた方が良いとされているわけですね。 季節はもちろん、塗装を長持ちさせるには「適切な作業」が不可欠! 外壁塗装というのはひとつひとつの作業が大切で、どれも末長く美しい外壁を保つために不可欠なものばかりです。中には「この作業って本当に必要…?」と思うものもあると思います。そういった場合はぜひ、塗装業者に納得のいく説明をしてもらうようにしましょう! 当社では職人歴【20年以上】の経験と知識をもとに、末長く美観を保てる外壁塗装を行います。 また外壁劣化の相談をすると「軽微なものでも塗装営業をされそう…」と思われるかもしれませんが、私たち馬渕塗工では、お客様のご自宅を丁寧に診断し、「やるべきならやる、やらなくてもよければ”経過見でOK”」としっかりお伝えしておりますので、ご安心ください。 放置し続けて手遅れになってしまわぬよう、ご自宅の外壁メンテナンス(塗装・塗り替え)ならお気軽にご相談ください! >>無料お見積り・ご相談はこちらから!
外壁塗装の「養生」ってどんな作業?行う理由や追加費用も解説!

外壁塗装の「養生」ってどんな作業?行う理由や追加費用も解説!

養生ってどんな作業? 外壁塗装における「養生」とは、塗料が周囲に飛び散ることを防ぐために建物を飛散防止ネットで覆い、保護することを指します。 窓枠や樋など、塗料の付着が予想される箇所をブルーシートやビニールで保護します。これらは作業完了後に撤去されますが、養生によってトラブルを防ぐとともに、塗装の美しい仕上がりに繋がります。 養生の怠りは「塗装失敗」につながる! ①:思わぬ箇所に塗料が付いてしまう 外壁塗装における「養生」の最も大きな役割は、塗料の飛散や不要な場所への汚れを防ぐために行われています。 養生を怠ることで、地面やベランダの手摺り、サッシ枠など本来塗らない部分に付着してしまい、仕上がりに影響を与える可能性があります。一度汚れてしまうとシンナーや剥離剤などを使って除去する必要がありますが、汚れを完全に落とせなかったり、傷をつけてしまうリスクも伴います。 また、塗装が必要な部分とそうでない部分との境界を正確に分けることが難しくなり、仕上がりの美観が損なわれることも考えられるのです。 ②:塗料の飛散が「弁償問題」に発展するケースも… 他にも、塗料の飛散がトラブルの原因となる可能性があります。たとえばですが、周囲の建物や車、植木などに塗料が飛んでしまうと、近隣トラブルであれば、弁償問題に発展することもあるのです。 このように、外壁塗装における養生作業は施工品質の担保だけでなく、職人とお客様の双方にとって心地よい関係を維持することに繋がっているのです。 外壁塗装の養生作業の費用ってどのくらい? 外壁塗装の養生作業の単価は平方メートルあたり300~500円程度が相場となっています。 一般的には外壁の面積で算出されることが多く、戸建て住宅での養生作業の費用相場としては40,000~60,000円の間になることが多いです。見積もりの際には、この作業が個別の項目として明記されることもあれば、一括で算出されることもあります。 塗装作業前に養生が必要な箇所とは? 外壁塗装工事では、塗料や洗浄水の飛散を防ぐために、特定の箇所に養生を施す必要があります。主な養生対象は、以下の通りです。 1. 植物や花壇 2. 郵便ポスト 3. 車 4. 近隣宅の設備 ただし、これらの箇所が建物から十分に離れており、飛散による被害のリスクが低いと判断される場合、養生を省略することもあります。特に車に関しては、工事の都合上、移動が必要になることがあるため、養生が施されないこともあります。 飛散や汚染が懸念される箇所については、事前に施工業者とよく相談し、適切な対応を取ることが重要です。養生の必要性や方法について、しっかりと話し合いを行いましょう! 養生を行う際の「3つの注意点」! 外壁塗装工事では、建物の美観を保ち、周辺への塗料の飛散を防ぐために養生作業が欠かせません。養生は塗装工事の中でも特に重要な役割を担っています。 ここでは、養生作業に関する3つの注意点について説明します。 ①:窓が開けられない まず1点目は、養生中は窓が開けられなくなるということです。窓全体をビニールシートで覆うため、養生期間中は窓の開閉ができなくなります。 もちろん養生は窓ガラスやサッシを汚さないために必要な作業ですが、換気のために窓を開けたい場合は、事前に業者に相談し、ビニールシートに換気用の穴を開けてもらうことをおすすめします。 ②:植物の「光合成・呼吸」を妨げてしまう 外壁塗装工事では、建物周辺の植物を塗料から保護するために養生を行います。しかし、植物の養生期間が長すぎると、酸素や日照不足により植物が枯れてしまう可能性があります。 特に、塗料が付着すると落ちにくい庭木などは、塗料を使用する期間に限定して養生することが重要です(一般的には、3日程度の養生期間が適切とされている) それ以上の期間、植物を養生していると、植物が弱り、枯れやすくなってしまいます。大切な植物を守るためにも、施工業者と養生期間について十分に相談し、適切な対策を講じることが必要不可欠です。 外壁塗装を長持ちさせるには「適切な塗装」が必須! 外壁塗装というのはひとつひとつの作業が大切で、どれも末長く美しい外壁を保つために不可欠なものばかりです。中には「この作業って本当に必要…?」と思うものもあると思います。そういった場合はぜひ、塗装業者に納得のいく説明をしてもらうようにしましょう! 当社では職人歴【20年以上】の経験と知識をもとに、末長く美観を保てる外壁塗装を行います。 また外壁劣化の相談をすると「軽微なものでも塗装営業をされそう…」と思われるかもしれませんが、私たち馬渕塗工では、お客様のご自宅を丁寧に診断し、「やるべきならやる、やらなくてもよければ”経過見でOK”」としっかりお伝えしておりますので、ご安心ください。 放置し続けて手遅れになってしまわぬよう、ご自宅の外壁メンテナンス(塗装・塗り替え)ならお気軽にご相談ください!
塗装でよく聞く「カチオン系」って何?カチオン系塗料の特徴やメリット・デメリットを解説!

塗装でよく聞く「カチオン系」って何?カチオン系塗料の特徴やメリット・デメリットを解説!

塗料でよく聞く「カチオン」って何? カチオンとは、プラスの電荷を帯びたイオンのことを指し、建設業界では、左官材料や防水剤の原料としてカチオンが使用されています。 建築現場で下地として使われるコンクリートやモルタルは、マイナスの電荷を帯びた陰イオンであるため、プラスの電荷を持つカチオンを用いることで、陰イオンと陽イオンが引き合い、下地の質が向上するのです。 カチオン塗料の特徴は「密着性」にある! カチオン系塗料の最も重要な特性は、その優れた密着力です。 先ほど説明したように、陽イオンと陰イオンが引き合う性質を活用することで、非常に強力な密着力を発揮するため、外壁塗装の現場では主に下塗り材として多く使用されています。 特に陰イオンの性質を持つモルタル外壁やコンクリート外壁の下地処理に適しており、モルタル外壁の表面は凹凸があるのが一般的で、通常の下塗り材では塗料がしっかりと密着しないことがありますが、カチオン系塗料ならその特性を生かして確実に密着させることができるのです。 カチオン塗料のメリット・デメリットは? 最近需要が高まっているカチオン電着塗装には、メリットとデメリットがあります。以下では、その両面について説明します。 カチオンのメリットは「耐久性」と「塗装の均一性」! カチオン電着塗装の最大の利点は、優れた耐食性と塗装の均一性です。 耐食性が高いのは、塗料の原料に使われているエポキシ樹脂の特性によるものです。エポキシ樹脂は水分や酸素を通しにくい性質があるため、錆の発生を防ぐ効果があるのです。また、塗装の均一性は、人の手で塗料を吹き付けるのではなく、化学反応によって被塗物の表面に塗料の固形分を析出させることで実現しており、この均一性ゆえに下塗り塗装としてもよく用いられるのです。 デメリットは「傷がつきやすい」こと 一方で、直射日光や紫外線にさらされると劣化しやすく、塗膜が柔らかいため、やや傷がつきやすいというデメリットもあります。 しかしこれらは、塗膜を厚くしたり、耐候性の高い塗料を上塗りしたりすることで防げますし、耐候性に優れた塗装として、アクリルカチオン電着塗装という塗装方法でもカバーが可能です。 塗装現場でよく使われる「カチオン系塗料」の種類 ①:カチオンフィラー カチオンフィラーは、下地の小さな凹凸やひび割れを修正し、滑らかな表面を作り出すための下地調整材です。カチオンフィラーは上塗りの寿命向上に加え、見た目も美しく仕上がる、下地の品質向上に欠かせない役割を果たしています。 また粘度が高く厚みを持つため、ダメージを受けた下地をシーラーよりも効果的に平滑にすることが可能です。 下記記事では「カチオンフィラー」についてより詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください! ②:カチオン樹脂モルタル カチオン樹脂モルタルは、外壁塗装でよく用いられるモルタルの一種で、一般的には塗装の「下地補修」の際に使用されます。 そもそもモルタルというのは「マイナスの電気」を帯びているため、このカチオン樹脂と電子的に強く引き合います。もちろん従来のモルタルにも一定の強度はあるものの、付着力が弱く、クラック(ヒビ割れ)などが起こりやすいことからも、カチオン樹脂モルタルは非常に強い接着剤として重宝されているというわけです。 下記記事では「カチオン樹脂モルタル」についてより詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください! ③:カチオンRF カチオンRFは、特に外壁塗装や塀塗装で使用する下地材です。こちらも外壁塗装を行うにあたって、下塗りする塗料と強固な接着性を発揮し、耐久性のある仕上がりを実現します。 下記記事では「カチオンRF」についてより詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください! 外壁塗装を長持ちさせるには「適切な下地補修」が必須! お化粧でも下地塗りが大切なように、外壁塗装もただ”塗料を塗るだけ”では、末長く美観を保てる良い塗装とは言えません。そのため下地材を使って下地補修を行うことが不可欠なのです。 本記事で紹介した「カチオン樹脂モルタル」というのは、分子レベルの強固な密着を実現するため、一般的な塗料よりも強力な下地材として機能します。 当社では職人歴【20年以上】の経験と知識をもとに、末長く美観を保てる外壁塗装を行います。 また外壁劣化の相談をすると「軽微なものでも塗装営業をされそう…」と思われるかもしれませんが、私たち馬渕塗工では、お客様のご自宅を丁寧に診断し、「やるべきならやる、やらなくてもよければ”経過見でOK”」としっかりお伝えしておりますので、ご安心ください。 放置し続けて手遅れになってしまわぬよう、ご自宅の外壁メンテナンス(塗装・塗り替え)ならお気軽にご相談ください! >>無料お見積り・ご相談はこちらから!
スーパーセランフレックスにて上塗りを施工していきます

スーパーセランフレックスにて上塗りを施工していきます

塗装工事における中塗りと上塗りの色選びについてご紹介します。 一般的に、中塗りと上塗りは同じ色を使用します。しかし、中塗りと上塗りで異なる色を用いることで、塗り残しがないか容易に確認できるという方法もあります。ただし、時間が経過し塗装が劣化すると、異なる色を用いた場合、中塗りと上塗りの色の差がはっきりと現れることがあります。 弊社では、このような長期的な劣化による見た目の問題を避けるため、通常は中塗りと上塗りに同じ色を推奨していますもちろん、お客様が色を変更されたい場合にはその要望に応じますが、これまでに弊社の説明を聞いた後に色を変更されたお客様はいません。 上塗り時の塗り残しに関しては、乾燥前は色が異なるため、発生する可能性は非常に低いです。このように、塗装の品質を保つための工夫と、お客様の期待に応える柔軟性を併せ持つことが、弊社の特徴です。
スーパーセランフレックスにて中塗りを施工しています

スーパーセランフレックスにて中塗りを施工しています

サイディング板にリシン吹き付け仕上げの既存壁を塗装する際の工夫と注意点についてご紹介します。 まず、リシン材の粗いテクスチャーを均一に覆い、その「頭」が透けて見えないようにするため、塗装時には丁寧に何度も塗り重ねる必要があります。これは、見た目の美しさと質感を保つために重要です。 特に、板と板の間の「サネ」と呼ばれる部分は、まず刷毛で塗装し、その後すぐにローラーで仕上げることで、均一な仕上がりを実現します。この二段階の工程は、サネの部分だけが光らないようにするために必要です。全体的に塗装工事を行う際には、このような細部にまで注意を払いながら進めることが、仕上がりの質を高める上で非常に重要になります。
塗装前の「高圧洗浄」はマスト?断っていい?外壁塗装でよくある質問に回答!

塗装前の「高圧洗浄」はマスト?断っていい?外壁塗装でよくある質問に回答!

塗装前に「高圧洗浄」が必要なワケ 外壁の高圧洗浄とは、外壁塗装工事を行う際に塗料を塗る前の準備工程として、外壁に高圧洗浄機を用いることを指します。 この工程では、外壁に付着した様々な汚れや劣化した塗膜を高圧の水で効果的に除去します。具体的には砂やほこり、雨による汚れ、はがれかけた塗膜やチョーキング(塗膜の粉化)、さらにコケや藻、カビなどが対象になります。 塗装前の高圧洗浄を怠ると、新しい塗料が正しく外壁に定着せず、塗装がはがれやすくなり、結果として外壁の見栄えが損なわれ、塗装の耐久性も低下します。 そのため高圧洗浄によって、塗料の効果を最大限に引き出し、外壁塗装の品質と持続性を高めることを可能にしているのです。 高圧洗浄を断るのはアリ? もちろん我々業者としても、お客様から「どうしてもやりたくない!」と言われている作業を行うわけにはいきませんが、基本的には「どうしても辞めざるを得ない理由」がない限りは”やるべき”というのが結論です。 というのも、外壁塗装は決して安い施工ではありませんし、その分、何十年先のお家の保護も踏まえて作業を行いますので、適切な作業を行わないと塗装後すぐに塗料が剥がれてしまったり…と、せっかくの作業がムダになってしまいます。 詳しくは後述しますが、そこまで費用が発生する作業ではありませんので、当社では必ず高圧洗浄によるケアを行わせいただいています。 高圧洗浄の費用相場はどれくらい? では具体的に「いくらくらいかかるのか?」についてもお話ししていきましょう。 外壁塗装の高圧洗浄の費用相場としては、1平方メートルあたり【100〜300円】程度となることが一般的です。 バイオ洗浄を用いる場合であっても、この範囲内が相場です。 もちろん住宅の大きさによって異なりますが、大体お家全体を洗浄する場合は10,000円〜40,000円ぐらいの費用負担となるでしょう。 また、一般的に施主の水道水を使用することになるので、水道代は施主負担となります。 水道代は、1,000〜2,000円ほどです。 外壁の高圧洗浄の流れ ①:シートで保護をする まずは汚れが近隣に影響を及ぼさないように、建物をシートで保護する作業から始めます。 高圧洗浄で落とされる汚れや汚水が周囲に散らばらないようにするためのもので、作業の安全性と環境への配慮を高めます。 ②:高圧洗浄の実施 高圧洗浄機を用いて上部から下部に向かって順序良く汚れを除去していきます。もしも屋根の清掃と一緒に行う場合は、先に屋根終えてから外壁の洗浄に移ります。 ③:乾燥 高圧洗浄は「洗浄したら終わり」と思われがちですが、最後は外壁を乾燥させる必要があります。 洗浄で濡れた壁面が完全に乾くまでは、天候にもよりますが、およそ1〜2日程度となります。 高圧洗浄前に知っておくべき「3つの注意点」 ①:近隣の方々に事前説明をしておく 作業する前にブルーシートやメッシュシートを使って周囲への水の飛散を防ぎますが、「1滴も水が飛ばないように」というのは、やはり難しいものです。 業者としても細心の注意を払って作業しますが、もしものトラブルに備えて、ご近所の方に高圧洗浄を行う旨を事前説明しておくと万全ですね。 ②:洗浄中は窓を閉める 高圧洗浄の水圧はかなり強いものですから、僅かな隙間からでも家の中に水が入ってしまうケースもあります。 そのため高圧洗浄中は窓を閉め切り、可能であれば窓鍵をかけておくのも良いでしょう。 ③:洗濯物が干せないことを想定しておく 高圧洗浄は多くの水が飛びますので、基本的に作業中の「洗濯物干し」はNGです。 高圧洗浄の作業時間としては、だいたい1〜2日程度で完了するためそこまで心配いただく必要はありませんが、作業の間はお近くのコインランドリーや部屋干しなどに切り替えていただくようお願いします。 末長く美観を保つためにも”手抜き”のない外壁塗装を 本記事でも紹介した通り、外壁塗装は”ただ塗るだけ”ではなく、今後数十年のご自宅の美観・耐久性の維持のために行うものです。 そのために「行うべき作業」もさまざまありますが、もし「これって本当に必要なのか…?」と感じた場合には、まずは何のために・どれくらいの費用でできるのか?を業者に確認するようにしましょう。 当社では、職人歴【20年以上】の経験と知識をもとに、”手抜き”のない丁寧な外壁塗装を行います。 また無料相談をすると「軽微なものでも塗装営業をされそう…」と思われるかもしれませんが、私たち馬渕塗工では、お客様のご自宅を丁寧に診断し、「やるべきならやる、やらなくてもよければ”経過見でOK”」としっかりお伝えしておりますので、ご安心ください。 放置し続けて手遅れになってしまわぬよう、岐阜県でご自宅の外壁塗装なら馬渕塗工にお任せください! >>無料お見積り・ご相談はこちらから!  

お客様の声

お客様の声

今回、依頼をさせていただいた決め手は、最初にホームページを見た際に、実直で信頼できる印象を受けたためです。
実際に相談した時の印象も、明確な根拠に基づく説明と柔軟な提案をしていただき、一番心配だった金額の部分も詳細な見積書を出して頂き、当初の印象が確信に変わりました。
施工していただいた後は施工時の対応も含め、責任ある工事をしていただけたと感じ、安心して任せることができ、お願いして本当に良かったなと感じております。

大垣市 W様

ご相談例

「見積もりがほしい」
「塗替えのタイミングについてアドバイスがほしい」
「ちょっとした工事も大丈夫?」
など

親切、丁寧な対応を心がけております。疑問や悩み事など、なんなりとご相談ください。

例:100万円の塗装工事の場合、5%分(5万円)をお値引きさせていただきます。

株式会社馬渕塗工
代表取締役

馬渕まぶち 高広たかひろ

わたしが塗装工事に携わって、
2019年には20年目になります。

この20年の歳月の中でも、
大小さまざまな変化がありました。
塗料の種類・今だからこそ塗れるようになったもの・
職人に求められる能力……
新しい常識に遅れを取らないよう、今日も勉強し、
知見を深めつづけています。

時代とともに変化する部分も多々ありますが、
職人として、
「塗装工事を頼んで本当に良かった」とお客様に言っていただけるよう、
考えて行動する姿勢だけは変えず、今後も最善を尽くしてまいります。

保有資格

一級建築塗装技能士、
有機溶剤取扱主任者講習、
足場の組み立て等作業主任者、
一級樹脂接着剤注入施工技能士、
IAU 無人航空機操縦技能講習

ビジネス雑誌 Qualitas 馬渕塗工 馬渕高広