2026.01.30
遮熱塗料”エシカルプロクール”シリーズを徹底比較!「F・Si・A」って何が違うの?
『遮熱塗装で、暑い夏を何とかしたい…』
特に夏場に向けたお客様からは、このようなご相談を多くいただきます。そこで当社では「エシカルプロクール」という遮熱塗料をこだわって使用しているのですが、実はこの“エシカルシリーズ”の中にも種類があり、
どんな施工を行いたいか?
どれくらいの価格に抑えたいか?
当社では上記のようなお悩みをお客様とすり合わせた上で、最適なグレードを選択しています。
そこで本記事では、そもそも『エシカルシリーズって何?』『グレードごとに何が違うの…?』というお悩みに対して、わかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
この記事でわかること
エシカルシリーズって何?
エシカルシリーズの耐用年数は?
具体的な判断基準ってどこ?
そもそも:『エシカルプロクール』シリーズとは?
エシカルプロクールとは、国が定めた性能基準(JIS規格)をクリア※した高機能な遮熱塗料です。
従来の遮熱塗料は太陽光(赤外線)を反射する性能に特化していましたが、エシカルプロクールはこれに加えて塗膜自体が“熱を放出する性能”も備えているため、強力な遮熱効果が期待できます。
また、エシカルプロクールはあらゆるシーンに対応できるよう複数のラインナップが用意されています。屋根・壁用シリーズは以下の3タイプです。
エシカルプロクールA(アクリル樹脂塗料)
エシカルプロクールSi(アクリルシリコン樹脂塗料)
エシカルプロクールF(フッ素樹脂塗料)
※うちシリコン(Si)タイプがJIS規格を取得
エシカルプロクールの詳しい特徴や評判については、別の記事で詳しく解説していますので、気になる方はそちらもご覧ください。
シリーズの大きな違いは「耐用年数」にあり!
含まれている樹脂のタイプ(アクリル・シリコン・フッ素)によって3つに分けられていますが、大きな違いは「遮熱性能」ではなく「耐用年数」にあります。
ここでは、各シリーズの耐用年数と基本的な特徴を詳しく見ていきましょう。
アクリルタイプ(A):6~8年だが、施工費用を抑えやすい!
水性アクリル樹脂が含まれているエシカルプロクールAです。
期待耐用年数は約6~8年で、シリコンやフッ素より紫外線や雨風による劣化がやや劣る反面、施工コストが抑えられるメリットがあります。
エシカルプロクールである以上、遮熱性能はしっかり備えているので「遮熱効果は欲しいけど費用は抑えたい!」という方に推奨しています。
シリコンタイプ(Si):10~15年で“JIS規格”も取得!
水性アクリルシリコン樹脂が含まれているプロクールSiは、約10~15年の耐用年数が期待できます。
シリコンタイプの塗料は価格と耐久性のバランスが良いのが特徴で、「迷ったらシリコン」で選んでいただいても問題ありません。
エシカルプロクールSiとしての大きな特徴は、何といってもシリーズ中唯一のJIS規格(日本産業規格)認証製品であることです。
※JIS K 5675(屋根用高日射反射塗料)1種
そのため遮熱性能への信頼で選ぶなら「エシカル(Si)を推奨」とお伝えさせていただくケースが多くあります。
【親方の豆知識】JIS規格の「取得」と、JIS「相当」は別物!
JIS K 5675という規格は、屋根塗料の品質を決める“試験番号”のようなものなのですが、エシカル(Si)はこのJIS規格を“取得”しています。
実は遮熱塗料の性能を表しているケースでは、『JIS規格取得』と『JIS規格相当』があります。
「取得」は文字通り、国の試験に合格してるという証拠なのですが、「相当」は、同じような試験を自社で行って問題がなかった。というニュアンスが強く、厳密にはJIS規格を取得していないんです。
もちろんJIS相当でも一般塗料と比較したら性能は高いのですが、『JIS規格を取っているから高い』などといった営業文句にはご注意いただければと思います。
フッ素タイプ(F):16~22年
そして水性フッ素樹脂が含まれているプロクールFは、シリーズ最長の約16~22年の耐用年数になります。
もともとフッ素タイプの塗料は高層ビルや橋梁などにも使われてきた最高級グレードの塗料で、非常に耐候性・耐久性が高いのが特徴です。
エシカルプロクールの遮熱性能そのものはシリーズを通して変わりませんが、雨風や紫外線による塗膜の劣化が起きにくいため、その分遮熱効果も長持ちします。施工費用はやや高くなりがちですが、「とにかく長持ちさせたい」という個人宅にはもちろん、「塗装は一度で済ませたい」工場などの大規模施設にも最適な塗料です。
最適なシリーズは「何を重視するか」によって異なります
これまで、エシカルプロクールの3つのシリーズ(アクリル・シリコン・フッ素)について解説してきましたが、お客様にとって最適なシリーズは「何を重視するか」によって変わってきます。
初期費用をできる限り抑えたい → エシカルプロクールA(アクリル)
確実な遮熱効果がほしい → エシカルプロクールSi(シリコン)
できるだけ塗り替え回数を減らしたい → エシカルプロクールF(フッ素)
「どうしても決められない...」という方は、施工業者の意見を聞いてみたり、見積もりで価格差を確認してから決めるのも一つの方法です。
『とにかく高い塗料が正解!』ではなく、ご自宅や施設に求める内容を踏まえて、価格を比較することが大切です。
色合いによって「遮熱効果」って変わりますか?
【結論】白(淡色)の方が、日射反射率は高い!
エシカルシリーズは遮熱性能の高い塗料ではりますは、やはり選択するカラーによって遮熱性能に差が生じます。
実際、エシカルプロクールの標準色では日射反射率70~85%前後のものが多い一方、特別色(濃色系)は36~45%程度とやや低下気味に。
濃い色をご希望の場合は、多少なり効果が下がる可能性があることを理解した上で選択いただけるといいと思います。
カラーごとの日射反射率の詳細については、別の記事で詳しく解説していますので、気になる方はそちらもご覧ください。
まとめ:エシカルプロクールの耐用年数とシリーズ選択で後悔しないために
ここまでエシカルプロクールシリーズの選び方について、詳しく解説してきました。
この記事のポイント
エシカルプロクールは3シリーズ(A・Si・F)、耐用年数は8年~22年まで!
予算重視ならアクリル、信頼性重視ならシリコン、耐用年数重視ならフッ素!
カラーによって遮熱効果に差がある!
とはいえ、高機能なエシカルプロクールであってもカタログ通りの耐用年数を実現するには、施工品質が何より大切です。
希釈率や塗布量の管理、下地処理、インターバルの徹底など、メーカー規定に沿った施工を行って初めて、塗料本来の性能が発揮されます。どれだけ高性能な塗料を選んでも、施工が不適切なら期待した耐用年数・性能を発揮することができないのです。
馬渕塗工では、メーカー規定を遵守した施工をお約束します。
「遮熱効果って本当に体感できるの?」「うちの家だとどのシリーズが最適?」といった疑問があれば、一級塗装技能士の視点からお答えできます。
診断・お見積もりは無料ですので、お気軽にご相談ください。
しつこい営業や強引な勧誘は一切行いません。お客様が納得し、満足いく選択ができるよう、最適なプランをご提案します。