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2026.10.18

岐阜市で外壁塗装の助成金、自分の家は対象になる?。岐阜市の塗装会社が徹底解説

外壁塗装を検討し始めると、「せっかくなら助成金や補助金で費用を抑えられないかな」と考えますよね。

ただ、市の制度の名前を見つけても、自分が対象になるのか、どう申請すればいいのかはパッと見てわかりにくいものです。

そこでこの記事では、岐阜市で戸建ての塗装を施工してきた馬渕塗工の代表・馬渕が、岐阜市の公式情報をもとに、外壁塗装に関わる2つの制度について整理しました。

最初にお伝えしておくと、誰でも無条件に「助成金が使える」わけではありません。

もし市の制度の対象から外れてしまった場合に、岐阜県や国の制度をどう探せばいいか、そして助成金なしで費用をどう考えればいいかまでご案内します。

この記事でわかること
  • 岐阜市の制度で、外壁塗装に関わるものは何があるか
  • それぞれの制度の対象条件と補助額、申請で気をつけること
  • 対象外だった場合に検討できる、岐阜県・国の補助金・助成金
  • 助成金が使えないときに、外壁塗装の費用をどう抑えるか
この記事を書いた人
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馬渕塗工 代表 馬渕高広

保有資格:一級建築塗装技能士、有機溶剤取扱主任者講習、足場の組み立て等作業主任者、一級樹脂接着剤注入施工技能士、IAU 無人航空機操縦技能講習

岐阜市で外壁塗装の助成金・補助金はある?対象になり得る2つの制度

「外壁塗装」と書かれたボードを指し示す木製の人形と、その横に置かれた小さな家の模型

岐阜市の制度で外壁塗装に関わるものは、「岐阜市空き家取得費・改修費補助金」と「高齢者住宅改善促進助成制度」の2つです(2026年9月時点・岐阜市公式ページで確認)。

どちらも「外壁塗装だけ」を対象にした制度ではなく、空き家の改修や高齢者向けの住宅改善といった、大きな目的を持った工事の中に外壁塗装が含まれる形になります。

外壁塗装だけを対象にした岐阜市の制度は、2026年9月時点ではありません。  

制度名 対象になる目的 外壁塗装との関係
岐阜市空き家取得費・改修費補助金 市内の空き家を取得する/取得して改修する(定住目的) 改修に係る費用が対象。公式ページに「外壁塗装」とはっきり書かれてはいませんが、除外リストにもありません。いま住んでいる持ち家の塗り替えは、対象外です。
高齢者住宅改善促進助成制度 在宅の高齢者等が暮らしやすくするための住宅改善 屋外工事を含みますが、老朽化の補修など、身体状況の改善に関係ないものは対象外です。塗り替えだけが目的の工事が含まれるかは、公式に明記されていません。

※制度名から岐阜市の公式ページに移動できます。金額や期限は年度ごとに変わるため、検討を始めた時点で必ず公式ページをご確認ください。

「じゃあ普通の家は使えないの?」と思われるかもしれませんが、岐阜市がだめでも、岐阜県や国の制度を検討できる場合があります。

その点は記事の後半で解説しますね。

岐阜市空き家取得費・改修費補助金:空き家を購入して改修・定住する人が対象

「補助金」と書かれた木製ブロックの上に住宅の線画が描かれた、水色背景のイメージ画像

まずは1つ目、「岐阜市空き家取得費・改修費補助金」です。要点を表にまとめました。

制度名 岐阜市空き家取得費・改修費補助金
概要 市内の空き家を取得・改修して定住する人が対象。現在住んでいる住宅の塗り替えは対象外
対象者 定住目的で空き家を購入する2人以上の世帯(市外からの転入・子育て・新婚など)
対象住宅 不動産業者を通じて売りに出されていた、建築から5年以上の空き家(一戸建てなど)
対象工事 空き家の取得費と改修費(改築・増築・外構・耐震改修は対象外。消費税は除く)
補助額 取得:上限30万円/改修:改修費の2分の1・上限50万円。あわせて最大80万円
外壁塗装の扱い 改修工事の一環として行う場合は窓口で要確認(公式に明記なし)
申請期限 年度ごとに設定。直近の年度では改修事業が12月下旬、取得事業が翌2月上旬の締切。予算額に達した時点で終了
申請の流れ 事前相談 → 見積もり → 交付申請 → 審査(2〜3週間程度) → 交付決定 → 契約・着工
申請窓口 市庁舎17階 住宅・空家対策課(空家指導係)

外壁塗装が対象になるかは、窓口で確認してから見積もりへ

この制度は「家を直す人の制度」ではなく「空き家を買う人の制度」です。対象になる家の条件(電気・ガス・水道が止まっている、不動産業者が空き家として売りに出していた、築5年以上)は、どれも「人が住んでいなかった証明」。いま住んでいる家は、この時点で外れます。

肝心の外壁塗装ですが、公式ページには対象とも対象外とも書かれていません。対象外リスト(改築・増築・外構工事・耐震改修・不用品の処分など)に外壁塗装は入っていない、という状態です。

塗装業者の立場で言えば、外壁塗装は建物本体の改修に当たるので対象に入っても不自然ではありません。ただ明記がない以上、住宅・空家対策課(058-214-2180)に「外壁塗装を改修費に含めてよいか」を確認してから見積もりに進んでください。

確認する価値はあります。電気や水道が止まるほど長く空いていた家は、外壁の塗膜やシーリング(目地の防水材)が傷んでいることが多いからです。補助の上限50万円に達する改修費は100万円。延べ床30坪前後の外壁塗装が80万円台〜100万円前後ですから、対象に含まれれば上限近くまで使えます。

契約前に申請。締切から逆算して数か月前に動き出す

この制度は交付決定の通知が出た後でなければ、契約も着工もできません。

  • 通常の流れ:現地調査 → 見積もり → 契約 → 足場 → 施工
  • この制度を使う場合:見積もり → 事前相談 → 申請 → 交付決定 → 契約 → 施工

見積もりを取った勢いで契約書にサインすると、その時点で対象から外れます。業者側も把握していないことがあるので、最初に「市の補助金を使うので交付決定まで契約は待ってほしい」と伝えてください。

日程もタイトです。受付期間は年度ごとに設定されますが、直近の年度では次のようになっていました。

手順 目安
改修事業の申請受付 5月中旬に開始、12月下旬に締切
市の審査 2〜3週間程度
工事と支払いの完了 年度末(2月末)まで
補助金の交付 実績報告から4週間程度

締切間際に申請すると、交付決定が下りてから工事を終えるまで1か月ほどしかありません。外壁塗装は足場を組んでから解体まで、天候が順調でも2週間前後かかります。気温が低い時期は塗料が乾きにくく、雨や雪でも作業が止まるため、日程は読みにくくなります。

現地調査・見積もり・事前相談は、申請の締切から数か月さかのぼって動き出すのが安全です。

なお改修工事は建設業許可を受けた業者との契約が条件です。塗装工事は1件500万円未満なら許可がなくても請け負えるため、許可を持たない塗装店もあります。見積もりの段階で一言確認しておいてください。

受付は予算額に達した時点で終了します。期間も金額も年度ごとに変わるので、岐阜市の公式ページで最新の内容をご確認ください。

高齢者住宅改善促進助成制度:在宅での暮らしやすさを改善する工事が対象

車椅子に乗る高齢者と介護者のミニチュアフィギュアと、背景にぼやけた住宅の模型

もうひとつの制度が、「高齢者住宅改善促進助成制度」です。こちらも要点を表にまとめました。

制度名 高齢者住宅改善促進助成制度
概要 要介護認定を受けた家族がいる市民税非課税世帯の住宅改善が対象。老朽化による塗り替えは対象外
対象者 岐阜市に1年以上居住し、世帯全員が市民税非課税で、要介護1〜5の認定を受けた人がいる世帯
対象工事 居室・浴室・トイレの構造改善、階段昇降機の取り付け、屋外工事など
助成額 助成率100%(市民税非課税世帯など)。限度額は公式ページに70万円・50万円の記載が並ぶため窓口で要確認
外壁塗装の扱い 老朽化による塗り替えは対象外。改善工事に伴う外装工事は事前に要確認
申請の流れ 地域包括支援センターへ相談 → 着工前に申請
申請窓口 市庁舎2階 介護保険課(「介護保険の住宅改修費」とは別制度)

「そろそろ塗り替えたい」が出発点なら、この制度は使えません

塗装業者として一番はっきり言えるのがここです。

対象になるのは「高齢者などが暮らしやすくするために行う改善工事」。居室・浴室・トイレの構造改善、階段昇降機の取り付けに加えて屋外工事も含むと書かれています。

一方で助成できない例として、雨漏り・すき間風・床抜けなど「家屋の老朽化に伴う補修工事」と「壁タイル等の取替え工事」が明記されています。

外壁塗装を考える理由は、たいてい塗膜の劣化やひび割れといった老朽化です。その動機での塗り替えは、この除外例に真正面から当たります。

対象になり得るとすれば、玄関にスロープや屋外手すりを設置する際に、取り付け部分の外壁を補修して塗り直すようなケースです。ただしこれは一例で、認められるかは個別の判断になります。地域包括支援センターか介護保険課(058-214-2092)で、工事内容を具体的に示して確認してください。

対象者の条件も厳しめです。岐阜市に1年以上居住・世帯全員が市民税非課税・要介護1〜5の認定を受けた人がいる、の3つをすべて満たす必要があります。親御さんが要介護でも、働いて市民税を納めている方が同じ世帯にいれば対象外です。

申請は着工前。見積書は業者が分けて作る必要があります

必要書類は工事着工前に提出します。ここで知っておいてほしいのが、書類の一部を施工業者が用意する点です。

  • 工事業者の見積書の写し
  • 改善設計書
  • 改善箇所の写真(工事着工前)

助成額は「対象部分の工事見積額」で計算されるため、改善工事の部分とそれ以外を分けた見積書が必要になります。見積もりを依頼するときに「この助成金に使う」と最初に伝えてください。

流れは、まず管轄の地域包括支援センターに相談(センターの意見書が必要書類のひとつです)→ 業者に見積書・設計書・着工前写真を依頼 → 介護保険課に申請 → 決定後に着工、となります。

窓口は市庁舎2階の介護保険課 給付係。介護保険の住宅改修費(手すりや段差解消で上限20万円)とは別制度で、両方使う場合は金額の調整が入ります。

岐阜市の制度が対象外なら?岐阜県や国の補助金・助成金を確認する

空き家の購入でも、要介護の同居家族がいる非課税世帯でもない、いま住んでいる家の塗り替えだと、岐阜市の2つの制度は対象外です。それでも、岐阜県や国の制度が対象になる場合はあります。

助成金とは別に、台風や雹、飛来物などで外壁が傷んだときは、火災保険などの補償が使える場合もあります。経年劣化の塗り替えは対象外になりやすいので、契約内容は保険会社に確認してください。

制度 どんな工事が対象か 事業者要件
岐阜県住宅リフォーム支援事業費補助金 自分が住む住宅のリフォーム(対象経費が税込50万円以上)。補助率20%・上限60万円。外壁塗装が含まれるかは公式に明記なし 岐阜県内に本店があり、建設業許可を受けている業者との契約
みらいエコ住宅2026事業など国の住宅省エネ関連事業 外壁や屋根などに規定量以上の断熱材を使う改修。ただ塗るだけでは対象外 申請は登録された事業者が行う。消費者の直接申請は不可

県の制度は、年度の途中で受付が終わることがあります

執筆時点(2026年9月)では、岐阜県住宅リフォーム支援事業費補助金の2026年度(令和8年度)分は、予算の上限に達して受付が終了しています。公式ページには「予算の上限に達したため、受付を終了しました」とあり、年度内の追加募集や翌年度の実施については「現時点ではお答えすることができません」とされています。

この手の制度は、審査で落ちるより先に予算の上限で終わるのが基本です。年度の後半、特に秋以降は受付が終わっていることが少なくありません。翌年度に実施されるかどうかは県の予算次第なので、塗り替えを急がない事情であれば、岐阜県の公式ページを年度が変わるタイミングで確認してみてください。募集がある年に対象になりそうなら、できるだけ早い段階で申請の準備を始めたほうが安心です。

なお、県の制度は「県内に本店があり、建設業許可を持つ事業者」と契約することが要件です。岐阜市に本店を置く私たち馬渕塗工も、この要件に当たる事業者です(岐阜県知事 許可(般-3)第103941号)。

国の制度は「断熱材を入れる工事」が前提です

みらいエコ住宅2026事業などの国の制度は、外壁や屋根に規定量以上の断熱材を使う改修が対象です。

よくある誤解が、「遮熱塗料や断熱塗料を使えば対象になるのでは」というものですが、塗料を塗るだけでは対象になりません。塗装とあわせて断熱改修を行う計画があるなら、検討の余地があります。

助成金が使えないときに、外壁塗装の費用をどう考えるか

計算機の上に立ち、物思いにふけるビジネスマンのミニチュアフィギュアと日本円の紙幣

制度が使えないと分かった時点で、費用の話は「いくら補助されるか」から「工事そのものの中身」に切り替わります。

費用の目安

当社が公開している価格でお伝えすると、延べ床30坪程度の戸建てで次の範囲です。

工事内容 費用の目安
外壁塗装(機能性シリコン系) 約83.7万円
外壁塗装(最高級無機塗料) 約100万円
屋根塗装(シリコン系) 約22.1万円
外壁+屋根の同時施工 100万円台前半〜150万円前後

足場の仮設、高圧洗浄、下地処理、標準的な付帯部、シーリングの一部打ち替えまで含んだ金額です。面積や下地の傷み具合で変わるので、最終的には現地を見ないと確定しません。

助成金の上限が50万〜60万円という規模だったことを思い出すと、制度が使えたとしても工事費の大半は自己負担です。だからこそ工事の中身で選ぶ意味があります。

費用を抑える3つの見方

塗料は「単価」ではなく「1年あたりの費用」で見る
グレードの高い塗料は最初の金額が上がりますが、塗り替えの周期が延びます。20万円の差があっても持つ年数が5年10年変われば、1年あたりの負担は逆転します。

見積書は金額より「中身が書いてあるか」
見てほしいのは合計金額ではなく明細です。塗装箇所・使用する塗料の製品名・面積(㎡)・塗り回数(下塗り・中塗り・上塗り)。「一式」だけの見積書は、高い安い以前に何をする工事なのか分かりません。

劣化が進む前に塗るほうが結果的に安い
塗膜が切れて下地まで傷むと、塗装の前に補修工事が必要になります。数年待った結果、下地補修で数十万円上乗せになるケースは珍しくありません。外壁を触ると白い粉がつくチョーキングやひび割れが出てきたら点検の時期です。

塗料の選び方や相見積もりの見方は、こちらで詳しく解説しています。

まとめ:市の制度を確認し、対象外なら工事の中身で費用を考える

この記事のポイント
  • 岐阜市の制度で外壁塗装に関わるのは、空き家取得費・改修費補助金(最大80万円)と高齢者住宅改善促進助成制度の2つ
  • どちらも外壁塗装だけを対象にした制度ではなく、空き家の取得・改修、高齢者向けの住宅改善という目的の工事に含まれる場合のみ
  • いずれも契約・着工前の申請が必須。空き家の制度は改修事業の締切が年内、工事完了が年度末のため、締切から数か月さかのぼって動き出したい
  • 岐阜県の制度は予算の上限で年度の途中に受付が終わることがある。執筆時点(2026年9月)では2026年度分は終了済み。募集がある年は早めの準備が安心
  • 国の制度は断熱材を入れる改修が前提
  • 制度が使えない場合は、塗料の1年あたりの費用・見積書の明細・劣化前の着手の3点で考える

制度を探し続けるより、工事の中身を見比べたほうが結果として費用は抑えられます。

ご相談いただくとできること
  • 比べられる見積書をお出しします。塗装箇所・塗料の製品名・面積・塗り回数まで明記するので、他社の見積書と並べられます
  • 空き家を購入される方には、市の事前相談に持っていける見積書を作ります。申請には費用の内訳が分かる見積書が必要です
  • 岐阜県知事の建設業許可(般-3)第103941号を持っています。空き家の制度も県の制度も建設業許可が契約要件なので、その条件は満たしています

補助金の申請手続きそのものは住宅の所有者であるお客様が行います。当社が代行することはできませんが、業者側で用意する書類はこちらで準備します。

代表の私が見積もりから施工完了まで一貫して対応します。強引な勧誘はいたしませんので、「まだ塗るか決めていない」段階でもお声がけください。

お客様の声

お客様の声

今回、依頼をさせていただいた決め手は、最初にホームページを見た際に、実直で信頼できる印象を受けたためです。
実際に相談した時の印象も、明確な根拠に基づく説明と柔軟な提案をしていただき、一番心配だった金額の部分も詳細な見積書を出して頂き、当初の印象が確信に変わりました。
施工していただいた後は施工時の対応も含め、責任ある工事をしていただけたと感じ、安心して任せることができ、お願いして本当に良かったなと感じております。

大垣市 W様

ご相談例

「見積もりがほしい」
「塗替えのタイミングについてアドバイスがほしい」
「ちょっとした工事も大丈夫?」
など

親切、丁寧な対応を心がけております。疑問や悩み事など、なんなりとご相談ください。

例:100万円の塗装工事の場合、5%分(5万円)をお値引きさせていただきます。

株式会社馬渕塗工
代表取締役

馬渕まぶち 高広たかひろ

わたしが塗装工事に携わって、
2024年には25年目になりました。

この25年の歳月の中でも、
大小さまざまな変化がありました。
塗料の種類・今だからこそ塗れるようになったもの・
職人に求められる能力……
新しい常識に遅れを取らないよう、今日も勉強し、
知見を深めつづけています。

時代とともに変化する部分も多々ありますが、
職人として、
「塗装工事を頼んで本当に良かった」とお客様に言っていただけるよう、
考えて行動する姿勢だけは変えず、今後も最善を尽くしてまいります。

保有資格

一級建築塗装技能士、
有機溶剤取扱主任者講習、
足場の組み立て等作業主任者、
一級樹脂接着剤注入施工技能士、
IAU 無人航空機操縦技能講習

ビジネス雑誌 Qualitas 馬渕塗工 馬渕高広