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【施主への影響は?】4月からの「本足場の義務化」の背景と変更点を解説!

【施主への影響は?】4月からの「本足場の義務化」の背景と変更点を解説!

2024年4月から、厚生労働省による「本足場の義務化」に関する新しい規制が施行されます。これにより、建設現場における足場の使用方法や管理体制が大きく変わります。 本記事では本足場の義務化の概要や、それによる変更点について詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください! そもそも「本足場の義務化」とは? 2024年4月1日から施行される労働安全衛生規則の改正により、建設現場での「足場設置」に関する新たな規制が導入されます。この改正により、幅が1メートル以上の箇所では、原則として本足場(ほんあしば)の使用が義務付けられます。 参考:『足場からの落下防止措置が強化されます|厚生労働省』 従来は”一側足場でもOK”だった 一側足場(ひとかわあしば)とは、建築物の外壁面等に沿って建地(支柱)を一列設置して組み立てる足場のことを指します。 狭いスペースや建物に近接した場所でも設置しやすく、コストが安く、設置も簡単というメリットがありますが、安全性が低く、手すりの設置が難しいため、転落事故が発生しやすいのが課題です。 一側足場については下記記事でより詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください。 4月以降「本足場の設置」が義務に 本足場とは、建築物の外壁面等に沿って建地(支柱)を二列設置して組み立てる足場のことを指します。 二側足場(ふたかわあしば)とも呼ばれ、足場の基本形として広く使われています。二本の支柱の間に作業板を渡すため、比較的広い作業面を確保でき、安全性や作業性が高いのが特徴です。また、手すりの設置も可能であり、墜落・転落災害の防止に優れています。 義務化の背景は「墜落・転落事故」を防ぐため この法改正の背景には、建設現場における墜落・転落事故の多発が挙げられます。 建設現場で使用される足場は、高所作業を行うための重要な設備であり、安全性の確保が最優先されるべきです。しかし、一側足場は支柱が片側のみであるため、安定性に欠け、作業中にバランスを崩しやすい構造となっていました。その結果、多くの労働者が墜落や転落事故に巻き込まれ、深刻な怪我や命を落とすケースが後を絶ちませんでした。 本足場の義務化は、こうした事故を未然に防ぐための措置です。本足場は両側に支柱があり、作業床の安定性が高く、安全に作業を行うことができます。さらに、本足場の導入により、作業環境の改善や労働者の安全意識の向上も期待されています。建設業界全体が安全第一の意識を持ち、労働者が安心して働ける環境を整えることが、今後の建設業界の発展にとって不可欠だというわけです。 【施主への影響】義務化に伴い、足場代が値上げに 敷地面積にもよりますが、塗装における足場費用というのは、1㎡あたり600円から1000円が一般的ですので、見積もり額としては平均して約15万円〜20万円であることが一般的でした。 しかし法改正によって、一般的な敷地のお家であれば、約3万6千円ほど足場代が加算されます。(敷地面積が1メートル以上の場合、15万円程度の追加になることも) 【注意】義務化なため、例外的に安くできる業者はない 法改正により足場費用に対する見積もり額も上がってしまうわけですが、そもそもこの本足場の設置は「義務」なわけですから、例外的に「うちは従来の費用で対応できますよ!」ということはまずあり得ません。 もともと足場というのは、安全性だけでなく「事前点検・塗り残しチェック」を行うために不可欠ですから、丁寧な施工を行うには足場設置をおろそかにすることはできません。(当社も法改正に準拠した足場設置を行っています) 2024年4月以降「うちはこれまで通りの足場代で施工できますよ〜」と売り込む業者も増えるかと思いますが、むしろ足場代が従来のまま(15万円程度)、もしくはコストカットを提案されるようであれば、安売りを切り口にした悪徳業者の売り込みである可能性もあると覚えておきましょう。 当然すべての業者を”悪徳”と決めるべきではありませんが、もしこれまで通りの足場代で見積もりを渡された場合は、施主として「法改正後の見積もりになっていますか?」と確認するようにし、悪徳業者でないか?を自らチェックすることが大切です。 足場費用に関する費用相場(計算方法)については、下記記事でより詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください! 足場設置は、質の高い施工に不可欠! 本記事でも解説したように、今回の法改正によって安全性が強化された反面、今後は足場に対する費用が増加します。これは法改正の影響のため避けて通れない内容です。 当社では職人歴【20年以上】の経験と知識をもとに、末長く美観を保てる外壁塗装を行います。 また外壁劣化の相談をすると「軽微なものでも塗装営業をされそう…」と思われるかもしれませんが、私たち馬渕塗工では、お客様のご自宅を丁寧に診断し、「やるべきならやる、やらなくてもよければ”経過見でOK”」としっかりお伝えしておりますので、ご安心ください。 放置し続けて手遅れになってしまわぬよう、ご自宅の外壁メンテナンス(塗装・塗り替え)ならお気軽にご相談ください!
外壁塗装の足場はなぜ必要?足場費用に関する”セールストークの罠”も解説!

外壁塗装の足場はなぜ必要?足場費用に関する”セールストークの罠”も解説!

外壁塗装の見積もりにおいて「足場の設置費用が思ったより高い…」と思うことがあると思います。しかし足場というのは職人の安全性を担保するだけでなく、塗装の仕上がりを担保するためにも重要な役割を担っているのです。 本記事では、外壁塗装における足場の重要性や、最新の足場費用まで詳しく解説していきます! 2024年4月に施行される「本足場の義務化」については、下記記事でより詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください。 そもそもなぜ足場を設置するの? 足場というのは、職人が安全に施工を行うために不可欠な道具ですが、実は施工の質を高めるためにも重要な役割を担っています。ここからは「足場の必要性」について詳しく解説していきます。 理由1:「事前点検・施工後チェック」の精度を高めるため 足場を設置する理由の一つは、「事前点検および施工後のチェックの精度を高めるため」です。建設現場や修繕工事では、安全かつ効率的に作業を進めるために、細かいところまでしっかり確認できる環境が必要です。足場があると、作業員は高い場所でも安定して作業でき、細部までしっかり目視で確認できます。また、施工後の品質チェックでも、足場があればより正確に徹底した検査ができ、工事全体の品質を向上させることができます。 理由2:「飛散防止ネット」設置で、近隣トラブルを防止するため 足場を組む際には「飛散防止ネット」を取り付けることが一般的で、塗料や高圧洗浄の水が周囲に飛び散るのを防ぎます。塗装工事中に近隣の車や窓が汚れるとトラブルの原因になりますが、飛散防止ネットはこうしたトラブルを未然に防ぎ、良好なご近所関係を保つために重要です。どれだけ良い仕上がりでも、周囲に迷惑をかけては意味がありません。足場は工事の品質だけでなく、近隣への配慮にも欠かせない要素です。 しっかりと足場を組まないといけないワケ ①:塗り残しなどの最終チェックができない 足場を組まずに外壁塗装を施行すると、職人による施工後の最終確認が難しくなります。 全体の塗装面を詳細に点検することが困難となり、塗装漏れやムラを見逃すリスクが高まりまる上に、塗装業者自身も細部までチェックするのが難しく、万一の塗り残しなどを目視で確認できなくなってしまいます。 ②:”施工の質”そのものが下がってしまう 足場を組まずに外壁塗装を行うと、職人が安定した姿勢を保つことが困難になります。 不安定な場所でバランスを取りながら作業するため、塗装のムラや不均一な塗り方が発生しやすくなりますし、作業中の疲労やストレスが増し、集中力が低下することで塗装の精度や仕上がりにも悪影響が及ぶ可能性があります。 丁寧な施工を行うためには、しっかりとした作業台(足場)が必要になるわけです。 足場代をカットするセールストークには要注意! 大前提、足場というのは「勝手に建てて、勝手に作業する」ことができません。 足場は設置責任者(点検者)による署名が必要なほど入念に建設しなくてはならないもので、費用も二階建て住宅であれば平均して15万円から20万円ほどです。 また2024年4月にからは「本足場の義務化」により、さらに足場建設の基準が厳しくなることから、「足場代が無料になる」ということはまずあり得ません。(何らかしらの費用を割増しして帳尻を合わせるケースがほどんど) つまり足場代をはじめ、適切な塗料で、適切な面積を、適切な費用で塗装しようとすると足場代をカットすることはできないはずです。万一、足場代などの作業代を切り口に営業された場合は、その金額を鵜呑みにするのではなく、その他の業者見積もりと比較するようにしましょう。 本来、塗装は営業すべきでない お客様から”求められる塗装業者”を目指して 上でセールストークのお話をしましたが、そもそも外壁塗装というのは「必要になったらやる、必要なければやらない」というものですから、当社では「お客様を口説くセールストークは不要」と考えています。 私たち塗装業者は、お客様が末長く美しいご自宅を保つお手伝いをする職人ですので、本当に必要なお見積もりをお出しするのはもちろん、見積もりにご不明点があれば納得いただけるまで丁寧にご説明いたします。 また外壁劣化の相談をすると「軽微なものでも塗装営業をされそう…」と思われるかもしれませんが、私たち馬渕塗工では、お客様のご自宅を丁寧に診断し、「やるべきならやる、やらなくてもよければ”経過見でOK”」としっかりお伝えしておりますので、ご安心ください。 放置し続けて手遅れになってしまわぬよう、ご自宅の外壁メンテナンス(塗装・塗り替え)ならお気軽にご相談ください。
外壁塗装でよく聞く「一側足場」って何?構造や特徴を詳しく解説!

外壁塗装でよく聞く「一側足場」って何?構造や特徴を詳しく解説!

外壁塗装を行う際に使用される「一側足場(ひとかわあしば)」とは、建築現場での効率的な作業をサポートする足場設備の一つです。今回は、一側足場の構造や特徴、また関連する本足場(二側足場)について詳しく解説します! 一側足場の構造と適した設置場所 構造について 一側足場は建物の外壁に沿って設置される足場で、支柱(建地)を片側にだけ設置する形式です。 支柱にブラケット(持送り枠)を取り付け、その上に作業板を敷いて作業スペースを確保します。片側にしか支柱がないため、設置スペースが限られた場所でも利用しやすいという利点があります。 設置場所について 一側足場は、建物の外壁面に沿って支柱を1列設置し、その支柱にブラケットで作業板を固定する形式の足場なため、隣接する建物との距離が近い場所や、足場を組むスペースが限られている場所での設置に向いています。 また足場の仮設場所に撤去困難な障害物がある場合や、建物の外面の形状により1mに満たない隅角部を設ける必要がある場合に適しています。 さらに一側足場は、二側足場(ふたかわあしば)や枠組足場を設置するスペースが確保できない場合に使用されます。特に敷地が狭くて他の足場を組むことができない場合に選ばれることが多いです。 一側足場にも大きく2種類ある ①:くさび式足場 くさび式足場は、部材の接続部分に「くさび」という部品をハンマーで打ち込んで組み立てる形式です。このタイプの足場は設置や解体が簡単で、中低層建築工事に多く使用されます。 ②:ブラケット付き一側足場 支柱にブラケットを取り付け、その上に作業板を敷き詰める形式の足場です。狭小地での使用が一般的で、設置スペースが限られた場所での外壁塗装に適しています。 今年4月から「本足場(二側足場)」の設置が義務に 2024年4月から施行される労働安全衛生規則の改正により、幅が1メートル以上ある箇所には原則として本足場(二側足場)を設置することが義務付けられました。これにより、一側足場の使用範囲が制限されることになります。 本足場(二側足場)とは縦方向の支柱を内側と外側に2本設置し、その間に作業板を通すタイプの足場のことで、作業者の転落・墜落事故防止のために、この本足場の義務化が施行されました。 「本足場の義務化」については、下記記事でより詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください。 一側足場のまとめ 外壁塗装において、一側足場は狭いスペースでも設置できる利便性の高い足場ですが、2024年4月からの労働安全衛生規則の改正により、一側足場の使用範囲が制限されることも考慮しなければなりません。 施主の皆さんは、依頼業者が「法改正に基づいた本足場の設置を行っているか?」を確認するようにしましょう。
塗装前必見!外壁塗装の「足場」について名称から費用相場まで詳しく解説!

塗装前必見!外壁塗装の「足場」について名称から費用相場まで詳しく解説!

外壁塗装における「足場」とは? 足場とは、高所での作業を安全かつ効率的に行うための仮設構造物です。特に塗装業界では、建物の外壁や高い部分を塗装する際に必要不可欠です。 通常、金属製のパイプや板材を組み合わせて構築され、状況に応じて高さを自由に調整できます。 足場材の名称 支柱 支柱は足場の骨組みを形成する垂直の柱です。 足場の強度と安定性を確保するために、一定間隔で設置されます。支柱は通常、鉄製やアルミ製のパイプで作られ、足場全体の高さや形状を支える重要な部材です。支柱の間隔は通常1~2メートル程度で、建物の形状や高さに応じて調整されます。 ブラケット ブラケットは支柱に取り付けられる金具で「踏板を支える・繋ぎ合わせる役割」を果たしています。 単管ブラケット足場では、単管パイプにブラケットをボルトで固定し、その上に踏板を設置します。またブラケットの取り付けには手間がかかるため、足場設置の作業時間がかかる要因でもあります。 踏板(ふみいた) 踏板は作業員が歩行するための板で、支柱やブラケットに固定されます。 作業員が安全に移動できるようにするためのものです。踏板は通常、鉄板や木板で作られ、足場のサイズに合わせて設置されます。踏板の幅は約40cmが一般的で、安定した作業環境を提供します。 手摺(てすり) 手摺は作業員の墜落を防止するために設置される水平の柵です。 足場の外側に取り付けられ、作業床の周囲を囲むように設置されます。手摺は作業員が高所で安全に作業できるようにするための重要な安全装置です。労働安全衛生規則により、高さ2メートル以上(一側足場を除く)の作業には手摺の設置が義務付けられています。 ジャッキ ジャッキは足場の高さを調整するための装置です。 足場の基礎部分に設置され、足場全体の水平を保つために使用されます。ジャッキは地面の不均一さを補正し、足場の安定性を確保するために重要です。 施工時に足場を組む理由は? 外壁塗装で足場を組む大きな理由は、職人の転倒や落下を防ぐ他、職人の作業効率が向上し、塗装の質を高めるために組まれます。ハシゴや脚立では不安定な体勢での作業が多く、塗りムラや塗り残しが生じやすくなりますが、足場があれば安定した姿勢で作業できるため、塗膜の厚みが均一になり、美しい仕上がりが期待できます。 また足場に飛散防止ネットを取り付けることで、塗料や高圧洗浄の水が周囲に飛び散るのを防ぎ、塗装工事中に近隣の車や窓が汚れるといったトラブルを未然に防ぐためにも欠かせない要素なのです。 外壁塗装における「足場の重要性」については、下記記事でより詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください! 足場の費用相場について ここからは具体的な費用について解説していきますが、大前提「足場費用」というのは、設備費用だけでなく、 足場費用(設備費用+設置・撤去作業費を含む) 飛散防止ネット費 昇降階段費用 といった足場にかかわるすべての費用を含めた料金のことを指します。 (業者によっては「足場費用+ネット・階段費用」のように分けて記載するケースもあります) また足場の種類によっても費用感が異なりますので、以下で詳しく説明します。 一側足場の場合:1㎡あたり600円〜900円 一側足場(ひとかわあしば)とは、建物の外壁に沿って設置される足場で、支柱(建地)を片側にだけ設置する形式です。設備量が少ないため、後ほど紹介する「本足場」よりも費用感はやや控えめです。 また足場の費用は「足場面積」×「1㎡あたりの単価」で計算されますので、大きさにもよりますが戸建て住宅の場合は約15〜20万円が相場となります。 下記記事では「一側足場」について詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください。 本足場(二側足場)の場合:1㎡あたり1,300円〜1,600円 本足場とは建築の外壁に沿って、支柱を二列設置して組み立てるタイプの足場です。一側足場と比べて設備量が多くなるため、費用相場としては約20〜30万円程度が相場となります。 また本足場の場合は、飛散防止ネットや昇降階段費用に加えて、「中外てすり(2本)+巾木ネット費用」が含まれるため、合計費用としても一側足場よりも若干高くなります。 【ポイント】足場費用は”建物の高さ”によって変わる! 上で1㎡あたりの単価と解説していますが、結局のところ「1㎡あたり単価=建物の高さ」に比例しますので、足場費用がどれくらいかかるか?は、お家の高さによって変わると考えていただくと良いです。 当然ですが、2階建て、3階建て…と高くなるほど、それにあわせて足場の本数も増えるわけですから、おおよその目安として「自宅が何階建てか?」で若干費用が増減すると覚えておきましょう。   一側足場 本足場 1階建て 約15万円 約20万円 2階建て 約20万円 約25万円 3階建て 約25万円 約30万円 ※上表の本足場費用は、一般的によくある「ご自宅の南面(庭・駐車場)を本足場を使用する際」の費用参考 2024年4月から「本足場(二側足場)」の設置が義務に 2024年4月に施行された「本足場の義務化」によって足場設置に対する法改正が行われたことにより、外壁塗装における足場設置費用も値上がりするようになりました。 「本足場の義務化」については下記記事でより詳しく解説していますので、あわせてこちらもご覧ください。 末長く美観を保つ塗装には「適切な足場設置」が不可欠 本記事で解説した通り、足場には品質保証やトラブル防止など重要な役割があります。 できるだけ節約したい、と思われがちな足場費用ですが、高い施工品質のためには必要不可欠なものです。法改正に対応し、適正価格を提示する塗装業者に依頼するようにしましょう。 当社では職人歴【20年以上】の経験と知識をもとに、末長く美観を保てる外壁塗装を行います。 また外壁劣化の相談をすると「軽微なものでも塗装営業をされそう…」と思われるかもしれませんが、私たち馬渕塗工では、お客様のご自宅を丁寧に診断し、「やるべきならやる、やらなくてもよければ”経過見でOK”」としっかりお伝えしておりますので、ご安心ください。 放置し続けて手遅れになってしまわぬよう、ご自宅の外壁メンテナンス(塗装・塗り替え)ならお気軽にご相談ください。
外壁・スーパーセランフレックス 屋根・立平葺きカバー工法にて完成致しました

外壁・スーパーセランフレックス 屋根・立平葺きカバー工法にて完成致しました

外壁塗装工事が完了し、外壁にはスーパーセランフレックスを、屋根には立平葺きカバー工法を採用しました。 外壁は3×10板にリシン仕上げが施されており、お客様からの長持ちするようにというご要望に応えるため、下塗りにセラトーシツプラス、上塗りにスーパーセランフレックスを使用しました。 リシンは、モルタル外壁の表面化粧材として用いられ、骨材に樹脂やセメント、着色剤などを混ぜたものを吹き付けて施工するため、表面がザラザラとした仕上がりになります。比較的安価な仕上げ材であるため、新築住宅によく使用されています。 玄関ポーチ柱はN-90(白色)をご希望でしたので、軒天にはN-80を使用し、ポーチ柱の色とのメリハリを付けました。色を変えることで、それぞれの部位の役割の違いを明確にアピールしました。 ポーチ柱とは、庇を支える柱のことを指します。 屋根は元々カラーベストを使用していましたが、築年数とこの先のメンテナンスを考慮し、カバー工法を選択しました。 カラーベストは、セメントと繊維を主材料とする瓦で、コロニアルとも呼ばれます。最も普及している屋根材であり、セメント瓦に比べ安価で葺き替え等のメンテナンスが容易であることが特徴です。 今回使用した塗料のダイヤスーパーセランフレックスは、株式会社ダイフレックスが販売する「水性・柔軟・透湿」タイプの無機塗料です。 一般的なシリコン塗料(有機塗料)などよりも汚れに強く、優れた柔軟性を備えており、特に戸建て住宅における塗り替えに最適な塗料といわれています。通常のシリコン塗料などよりも価格は高めですが、その分耐用年数も非常に長く、長期間にわたって塗り替え後の美観を維持することができるのも大きな特徴です。
【外壁はどうなる?】サイディング目地のブリード現象とは?原因や放置するとどうなるかを解説!

【外壁はどうなる?】サイディング目地のブリード現象とは?原因や放置するとどうなるかを解説!

ブリード現象とは? 「ブリード現象」とは、サイディングの目地などに使用されるコーキング剤に含まれる可塑剤(かそざい)という添加物が経年により内部からにじみ出て、塗料や外壁の汚れなどと反応することで黒いシミのような形で表面に現れる現象を指します。 ブリード現象が起こると、見た目が悪くなるだけでなく、コーキングの機能が低下し、外壁の寿命を縮める原因にもなります。 ブリード現象は、塗装後の1~2年後くらいから現れ始め、コーキング剤の劣化を伴って進行します。これにより、美観が損なわれるだけでなく、コーキング剤自体の耐久性も低下し、塗装の劣化も早まります。つまり、ブリード現象は、コーキング剤が変色してしまう現象であり、放置すると外壁の機能や寿命に影響を与える可能性があるのです。 サイディングについては下記記事でより詳しく解説していますので、こちらも合わせてご覧ください。 ブリード現象が発生する原因は? 上でも軽く解説しましたが、ブリード現象は、外壁材の目地に使用されるコーキング剤に含まれる可塑剤が原因で発生します。 可塑剤はコーキング剤に柔軟性を与える添加物で、輪ゴムや散水ホース、消しゴムなどにも使用されています。この可塑剤は、コーキング剤の内部から表面へと移動する性質があり、これをマイグレーションと呼びます。 問題はこのマイグレーションによって表面に滲み出た可塑剤が、塗料と反応してしまうことです。その結果、コーキング剤の表面がべたつき、汚れが付着しやすくなったり、変色したりするのがブリード現象を引き起こします。特に、過去に使用されていたコーキング剤には可塑剤が多く含まれていたため、塗装との相性が悪く、ブリード現象が発生しやすい傾向にありました。 現在では、可塑剤を含まないノンブリードタイプのコーキング剤が主流になりつつありますが、古い建物などでは注意が必要です。 ブリード現象が発生しやすい場所は? ブリード現象が発生しやすい場所として、目地やひび割れを補修するためにコーキング材の上から塗装が行われた部分や、汚れが付着しやすい交通量の多い道路に面した建物が挙げられます。 とはいえ、ブリード現象はコーキング剤が使用されている場所であれば、どこでも起こり得る現象です。建物の内外を問わず、目地やひび割れの補修箇所は、常にブリード現象のリスクを抱えています。 そのため、定期的な点検とメンテナンスを行い、コーキング剤の状態を確認することが重要です。もしもブリード現象の兆候が見られた場合は、速やかに修繕を行いましょう。 ブリード現象が起きるとどうなる? 1.コーキングの劣化によって建物の「損傷リスク」が高まる ブリード現象が起こると、コーキング剤から可塑剤が染み出し、コーキング自体の性質が変化してしまいます。 本来、コーキングは外壁と外壁を柔軟につなぎ、建物の振動や温度変化に対応する役割を担っていますが、ブリード現象によって可塑剤が失われることで、コーキングの弾力性が低下し、十分な機能を発揮できなくなるのです。 その結果、建物の耐久性が損なわれ、雨風の浸入や地震時の損傷リスクが高まります。 2.塗料・外壁の寿命が短くなってしまう(耐用年数の低下) コーキングから染み出した可塑剤は、塗料にも悪影響を及ぼします。 可塑剤と塗料が反応することで、塗膜が変性し、本来の耐久性や防水性が失われてしまいます。一般的に、外壁塗装の耐用年数は10年程度とされていますが、ブリード現象が発生すると、わずか1〜2年で塗り直しが必要になります。 せっかく高品質の塗料を使用しても、ブリード現象によってその効果が無駄になってしまうのです。 3.変色によって外観のデザイン性が下がることも… ブリード現象が起こると、コーキング部分が黒ずんだり、グレーに変色したりします。 特に、白やベージュなどの明るい色の外壁では、変色が目立ち、建物の美観を大きく損ねてしまいます。ブラック系の外壁でも、ブリード現象によって色ムラが生じ、意図しない印象を与えてしまうのです。 せっかく美しく仕上げた外壁が、短期間で見苦しくなってしまうのは非常に残念です。 ブリード現象を予防する方法 1. ノンブリードタイプのコーキング剤を使用する ブリード現象を予防する最も効果的な方法は、ノンブリードタイプのコーキング剤を使用することです。 ノンブリードタイプのコーキング剤は、ブリード現象の原因となる可塑剤を含んでいないため、塗装との相性が良く、長期的な耐久性が期待できます。 新築時や外壁のメンテナンス時に、これらのノンブリードタイプのコーキング剤を使用することで、ブリード現象を長期的に防ぐことができるでしょう。 2. 可塑剤と塗料の反応を防ぐ専用のプライマーを塗布する 既存のコーキングを撤去せずに外壁を再塗装する場合、ブリード現象を防止するために専用のプライマーを使用することが有効です。 「逆プライマー」や「ブリードオフプライマー」と呼ばれるこれらのプライマーは、コーキングから染み出た可塑剤が塗料と反応するのを防ぎ、ブリード現象を抑制することができます。特に、シリコン系のコーキング剤は、ブリード現象が起きやすいことで知られていますので、既存のコーキングの種類が不明な場合や、シリコン系のコーキングが使用されている可能性がある場合は、専用プライマーの使用を検討しましょう。 プライマーを塗布することで、既存のコーキングを残したまま、好みの色に外壁を塗装することができます。 3. 古いコーキングの除去・コーキング剤を打ち直す 長期間経過し、劣化症状がみられるコーキングはブリード現象のリスクが高まるため、古いコーキングを完全に除去し、新しいノンブリードタイプのコーキング剤を打ち直しましょう。 外壁の塗装工事やコーキング工事のタイミングで、施工業者とノンブリードタイプのコーキング剤や可塑剤移行防止プライマーの使用について相談することで、ブリード現象に対して適切な対策を講じることができるのです。 【まとめ】ブリード現象を見つけたら、コーキング剤の打ち直しも視野に! 本記事で紹介した通り、ブリード現象を防ぐためには「ノンブリードタイプのコーキング剤」での施工が効果的ですが、万一ブリード現象を見つけた場合は、劣化が広がらないためにも、古いコーキング剤の除去・打ち直しも視野に入れましょう。 当社では職人歴【20年以上】の経験と知識をもとに、コーキング剤の劣化具合の判断・打ち直しのご案内を行っています。 また相談をすると「軽微なものでも塗装営業をされそう…」と思われるかもしれませんが、私たち馬渕塗工では、お客様のご自宅を丁寧に診断し、「やるべきならやる、やらなくてもよければ”経過見でOK”」としっかりお伝えしておりますので、ご安心ください。 放置し続けて手遅れになってしまわぬよう、ご自宅の外壁メンテナンス(塗装・塗り替え)ならお気軽にご相談ください!
【プロが教える】外壁塗装に使われる「フッ素塗料」とは?特徴や耐用年数、費用相場まで解説!

【プロが教える】外壁塗装に使われる「フッ素塗料」とは?特徴や耐用年数、費用相場まで解説!

「フッ素塗料」とは? フッ素塗料とは、蛍石(ほたるいし)を原料とするフッ素樹脂を配合した塗料で、卓越した耐久性と耐候性を実現した高性能塗料です。 その優れた特性から、高層ビルやマンションなどの大型建造物から一般住宅まで、幅広い用途で使用されています。住宅の外装においては、特に紫外線の影響を受けやすい屋根や外壁、シャッターなどに適しており、長期間にわたって美観を維持し、建物を保護することができます。 また、フッ素塗料には『油性、水性、1液型、2液型』などさまざまなタイプがあり、用途に応じて選択することが可能です。建築分野以外でも、航空機や調理器具など、多岐にわたる分野で活用されています。 近年では、一般住宅での使用が増加傾向にあり、高品質な外装塗装を求める方からの人気を集めています。初期コストは高めですが、メンテナンス周期が長く、長期的に見るとコストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。 フッ素塗料の『3つ』の特徴 1. 耐久性・耐候性が高く、紫外線などから外壁を守る! フッ素塗料は紫外線、雨水、酸化、温度変化など、さまざまな外部環境に対する強い耐性を持っています。特に4フッ化型フッ素塗料は、これらの環境因子による変形や変色、劣化に強く、外壁をより長持ちさせられるのです。 2. 親水性が高く、雨水で汚れが落ちやすい フッ素塗料はその「高い親水性」により、雨と共に汚れが流れ落ちやすく、外壁が汚れにくい低汚染性を実現しています。これにより、建物の外観を長期間にわたって美しい状態を維持しているのです。 3.その他、劣化を防ぐ高い機能性!(耐熱性・防藻性・防カビ性) フッ素塗料は紫外線による熱から建物を守る耐熱性を持ち、夏場の外壁の温度上昇を抑制する効果があります。さらに、防藻性と防カビ性にも優れており、湿度の高い環境下でも藻やカビの発生を抑え、外壁の衛生状態を維持することができます。 フッ素塗料のデメリットは? 1. 他の塗料よりもコストがかかる フッ素塗料は他の塗料に比べると、価格が若干高いのがデメリットでしょう。 同じ面積を塗装する場合、フッ素塗料はウレタン塗料やシリコン塗料と比較して大きくコストが上がります。一般的には、フッ素塗料の使用によって1平方メートルあたり約4,200円のコストがかかり、これはウレタン塗料やシリコン塗料の約1.6倍に相当します。初期投資としてまとまった工事費用が必要となるため、予算に配慮が必要です。 2. 耐久性が高い反面、塗り直しが難しい フッ素塗料は塗膜が硬く、耐久性が高い一方で、再塗装時にはその密着性の低さが問題となります。 特に塗膜が耐久性に優れている場合、新たな塗料がうまく密着しないため、下塗り材を慎重に選ぶ必要があります。また、塗膜が硬いため、外壁にヒビが入った際には割れやすく、特別な下塗りや追従性を考慮した施工が必要になります。 3. 「ツヤを控えた外壁デザイン」には不向き フッ素塗料はツヤがある製品が一般的で、ツヤ消しタイプは存在しません。そのため、和風建築物や周囲の環境にツヤのある外観が合わない場合には不向きといえるでしょう。 フッ素塗料の耐用年数は? フッ素塗料の耐用年数は12年から15年とされており、一般的に使用されているアクリルやウレタン、シリコンと比較しても非常に長い期間です。これはフッ素塗料が持つ優れた耐候性によるもので、紫外線や雨風に強く、塗膜の劣化が起きにくいのです。 一度塗装の塗装で長期間メンテナンスフリーで美観を保つことができます。初期の投資は他の塗料より高くなりますが、その長い耐用年数を考えると、トータルコストの削減や長期にわたる外壁の保護効果を考慮する価値があるでしょう。 フッ素塗料での塗装の費用相場は? フッ素塗料の費用相場は一般的な30坪の戸建住宅でフッ素塗料を全面に使用した場合、約100万円から110万円程度となります。 他塗料と比較して高価な塗料ではありますが、先に解説したように耐用年数は12年から15年と比較的長く、そのため塗り替えの頻度を格段に減らすことができます。初期の施工費用は高くても、長い目で見れば、その高耐久性により長期的なメンテナンス費用の削減が見込めるでしょう。 【まとめ】フッ素塗料は耐久性・耐候性が高く、耐用年数が長い! 本記事でも紹介した通り、フッ素塗料は耐久性・耐候性が高いため、劣化に強く耐用年数が長い塗料です。一方で他塗料よりも費用がかかるというデメリットもあるため、ご自宅の劣化状況をふまえて、塗る・塗らないを選ぶと良いでしょう。 当社では職人歴【20年以上】の経験と知識をもとに、どの塗料での塗装が最適か?を判断・ご案内します。 また外壁劣化の相談をすると「軽微なものでも塗装営業をされそう…」と思われるかもしれませんが、私たち馬渕塗工では、お客様のご自宅を丁寧に診断し、「やるべきならやる、やらなくてもよければ”経過見でOK”」としっかりお伝えしておりますので、ご安心ください。 放置し続けて手遅れになってしまわぬよう、ご自宅の外壁メンテナンス(塗装・塗り替え)ならお気軽にご相談ください! >>無料お見積り・ご相談はこちらから!
【プロが教える】塗装の見積もりで見るべき『4つのポイント』とは?金額を決める要素も解説!

【プロが教える】塗装の見積もりで見るべき『4つのポイント』とは?金額を決める要素も解説!

「同じ外壁塗装なのに、なぜ業者によって見積もり費用が違うの?」とよくご質問いただきます。 本記事では業者によって費用が異なる理由や、見積もり比較時に見るべきポイントについて詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください! 見積もり額を左右する「4大要素」は? 1.「塗装する面積」による違い 当然ではありますが、塗装面積が広いほど施工費用は高くなります。 塗装費用は対象となる外壁の面積に基づいて算出されるのが一般的であり、面積が大きくなるほど塗料の量や作業時間がかかるため、総合的な費用も高くなります。 正確な面積を把握するためには業者に現地を確認してもらう必要がありますが、延床面積から大まかな塗装面積を計算する場合もあります。建物の形状によって異なりますが、シンプルな形状であれば、延床面積に対して塗装面積の割合は比較的小さく、費用を抑えられる傾向にあります。 2.「塗料のグレード」による違い 使用する塗料にも着目しましょう。 最も安価なアクリル塗料と高価なフッ素塗料・無機塗料では、3〜4倍もの価格差があります。一般的に使用されているシリコン塗料でも、アクリル塗料の約2倍の価格です。 塗料を選択する際には価格だけではなく、耐用年数の違いにも着目しましょう。アクリル塗料は5年、シリコン塗料は10-15年、フッ素塗料や無機塗料は15-20年の耐久性となっており、高価な塗料の方が長期的に考えると経済的です。 3.「塗装する素材(壁材)」による違い 外壁素材によっても施工費用は変動します。 特にサイディングボードやALCパネルなど目地がある外壁材の場合は下地処理に手間がかかるため、コーキング代や人件費が追加で発生するため、施工費用が高くなる傾向があります。その点、モルタル外壁などの塗り壁やガルバリウム鋼板などの金属は目地がないため、費用が抑えられるでしょう。 4.「建物の形状」による違い 塗装面積と同様に建物の形状によっても施工費用が変動します。 塗装面積は、延床面積に係数をかけることで算出することができますが、実際の係数は建物の形状によって異なります。シンプルな形状の家であれば延床面積に対する塗装面積の割合は小さく、塗装費用を安価に抑えられます。一方で、角が多い複雑な形状の家や曲線を含む建物では、延床面積に対する塗装面積の割合が大きくなります。加えてこのような建物では、足場を細かく組む必要があるため、足場代も高くなることが多いです。 【注意!】明らかに安い場合は”手抜き工事”のケースも… もちろん「職人の技量」や「会社の規模感」によっても費用は異なりますが、相場を大きく下回る業者では塗料の使用量や工期を節約するために、「手抜き工事」が行われている場合があります。 たとえば外壁塗装であれば、本来「3度塗り」を行うのがベストですが、その作業を1度で済ませるなどの「手抜き」によるコストカット手法がよく使われます。 外壁塗装を依頼する際には、施工内容を十分に確認し、信頼できる施工業者なのか判断することが重要です。手抜き工事を防ぐためにも、安価な見積もりに惹かれることなく適正な価格で質の高い施工を行ってくれる業者を選びが大切となるわけです。 悪徳業者にありがちな”手抜き工事”については、下記記事でも詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください! ポイントは4つ!見積もりでチェックすべき項目とは? 信頼できる施工業者なのかを判断するには見積もりを適切に評価する必要があります。以下では見積もりのチェックするべきポイントを解説します。 1.「材料費のかさ増し」がないか確認する まずは塗装対象となる面積や使用する材料の数量が正確に記載されているかどうか確認しましょう。 これらの情報は、費用算出の根拠となる重要な要素であり、明確に示されていない場合、工事内容が曖昧で、適切な価格設定がなされていない可能性があります。見積書に記載された面積や数量が、実際の建物の状況と大きく異なっていないかを確認することが大切です。 2.「塗料グレードに見合った金額か?」を確認する 外壁塗装に使用する塗料は、シリコン、フッ素、アクリルなど様々な種類があり、それぞれ価格や性能が異なります。使用予定の塗料の種類や品質、メーカー名などが明記されているかを確認しましょう。塗料の情報が不明瞭な場合、耐久性に不安がある低品質な塗料が使用される可能性があります。 また、建物の状況や環境に適した塗料選定がなされているかも重要です。外壁塗装では、日当たりの良い南側の壁には耐候性の高い塗料を、湿気の多い北側の壁には防カビ性能の高い塗料を使用するなど、適材適所の塗料選定が求められます。 見積書に記載された塗料の特性を確認し、自宅の環境に合ったものが選ばれているかをチェックしましょう。 3.「下塗り・中塗り・上塗り」はあるかチェックする 外壁塗装の品質を確保するためには、下塗り、中塗り、上塗りの3回塗り工程が基本となります。見積書でもこれらの工程が明確に記載されているかを確認しましょう。 下塗りは塗装の密着性、中塗りは色の均一性と隠蔽性、上塗りは美観と耐候性を高めるというそれぞれに役割があります。これらの工程を省略することで、短期的なコストは抑えられるかもしれませんが、長期的には塗装の劣化を早め、再塗装の時期を早めてしまう可能性があります。 4.塗装前・後に”行うべき作業”が抜けていないかチェックする 施工の手順や範囲を把握するためにも、高圧洗浄、下地処理、塗装工事など、工程ごとに分けられた作業内容が見積書に記載されている必要があります。 これらの項目は、塗装の仕上がりと耐久性に大きな影響を与えます。例えば、下地の補修を怠ると、塗装の密着性が低下し、剥がれや亀裂の原因となります。また、コーキングの打ち替えを行わないと、建物の防水性能が低下し、雨漏りなどのトラブルを招く恐れがあります。 見積もりチェック時は、合計費用だけでなく、 「何をやる・やらないか?」を確認しよう! 本記事でも解説した通り、外壁塗装の費用感は「どんな作業を・どれだけの面積で・どんな塗料を使用するのか?」によっても変わります。 費用だけを見て依頼先を判断してしまいがちですが、そもそも外壁塗装を行う理由は「家をきれいに長持ちさせること」なわけですから、見積もりチェックの際には、 本当に必要な作業が行われるか? 料金かさ増しのための”不要な工事”が含まれていないか? を確認するようにしましょう。 当社では職人歴【20年以上】の経験と知識をもとに、末長く美観を保てる外壁塗装を行います。 また外壁劣化の相談をすると「軽微なものでも塗装営業をされそう…」と思われるかもしれませんが、私たち馬渕塗工では、お客様のご自宅を丁寧に診断し、「やるべきならやる、やらなくてもよければ”経過見でOK”」としっかりお伝えしておりますので、ご安心ください。 放置し続けて手遅れになってしまわぬよう、ご自宅の外壁メンテナンス(塗装・塗り替え)ならお気軽にご相談ください! >>無料お見積り・ご相談はこちらから!

お客様の声

お客様の声

今回、依頼をさせていただいた決め手は、最初にホームページを見た際に、実直で信頼できる印象を受けたためです。
実際に相談した時の印象も、明確な根拠に基づく説明と柔軟な提案をしていただき、一番心配だった金額の部分も詳細な見積書を出して頂き、当初の印象が確信に変わりました。
施工していただいた後は施工時の対応も含め、責任ある工事をしていただけたと感じ、安心して任せることができ、お願いして本当に良かったなと感じております。

大垣市 W様

webからのお問い合わせでご成約の方に限り、お見積もりから5%OFF!まずはお気軽にご相談ください。
ご相談例

「見積もりがほしい」
「塗替えのタイミングについてアドバイスがほしい」
「ちょっとした工事も大丈夫?」
など

親切、丁寧な対応を心がけております。疑問や悩み事など、なんなりとご相談ください。

例:80万円の塗装工事の場合、5%分(4万円)をお値引きさせていただきます。

馬渕塗工 代表 馬渕 高広(まぶち たかひろ)

わたしが塗装工事に携わって、
2019年には20年目になります。

この20年の歳月の中でも、
大小さまざまな変化がありました。
塗料の種類・今だからこそ塗れるようになったもの・
職人に求められる能力……
新しい常識に遅れを取らないよう、今日も勉強し、
知見を深めつづけています。

時代とともに変化する部分も多々ありますが、
職人として、
「塗装工事を頼んで本当に良かった」とお客様に言っていただけるよう、
考えて行動する姿勢だけは変えず、今後も最善を尽くしてまいります。

保有資格

一級建築塗装技能士、
有機溶剤取扱主任者講習、
足場の組み立て等作業主任者、
一級樹脂接着剤注入施工技能士、
IAU 無人航空機操縦技能講習

ビジネス雑誌 Qualitas 馬渕塗工 馬渕高広