2024.02.19
屋根・外壁の「塩ビ鋼板」ってどんな素材?メンテナンスのタイミングや注意点まで解説!
「塩ビ鋼板」とは?
塩ビ鋼板(塩化ビニル鋼板)は、鋼板に耐久性の高いポリ塩化ビニル樹脂をコーティングして製造された建材で、多彩な色・サイズ・形状を提供し、腐食や酸性雨に強い点が特長です。その耐用年数が50年以上と非常に長く、土中に埋設された硬質塩ビ管が35年経過しても劣化せず、未使用品と同等の強度を保っている事例もあります。
海岸沿いの建物や美観を重視する箇所にも使用され、住宅設備や電気機器にも幅広く採用されています。通常の金属板より耐久力があり、耐ガス性・耐薬品性も兼ね備えているため、様々な環境下での使用が可能です。
また、塩ビ鋼板はその特性を活かして、破風板や化粧胴差など、日常生活の中で広く使用されており、耐油性や耐薬品性などの特性も持ち合わせているため、工業設備の一部としても利用されています。優れた耐久性と難燃性を持つ塩ビ鋼板は、塩害や紫外線への強さも備えており、長期的な性能の維持が可能なのです。
塩ビ鋼板劣化のサイン「ブリード現象」とは?
塩ビ鋼板の塗装は注意して行わないと、「ブリード現象」と呼ばれる劣化を早めてしまう問題が発生します。
これは、塗装面がベタベタになり、汚れが付着しやすくなる現象です。主な原因は、塩ビ鋼板に含まれる可塑剤が一般的な建築塗料と混ざり、塗膜を軟化させることにあります。特に交通量の多い地域では目立ちやすい問題です。
特に、塩ビ鋼板やシーリング材など、可塑剤を多く含む素材はブリードしやすいため、専用のプライマーを使用することが推奨されます。これにより、塗膜の剥がれや汚れの発生を防ぎ、塗装面の美観を保つことができるのです。
塩ビ鋼板のメンテナンス方法は?
では先に紹介した「ブリード現象」を避けながらメンテナンスを行う方法とは、どのようなものなのでしょうか?
一般的に塩ビ鋼板のメンテナンスには、プライマーとよばれる下地を整えたうえで、錆止め剤を適用することが基本です。これにより塗料の密着を高め、錆止め剤の効果もアップさせます。そして、最後に耐久性の高い塗料で仕上げていきます。
また劣化現象には錆や変色、塗膜の剥離などがあり、これらを未然に防ぐためにも、15~20年ごとの塗り替えが望ましいです。
専門の塗装業者への依頼も視野に!
軽度な劣化であれば、ご自身で塗り直しなどのメンテナンスを行う方も多いでしょう。
しかし塩ビ鋼板のメンテナンスは、先にも解説したブリード現象の発生など間違ったやり方でメンテナンスを行ってしまうと、せっかくの高い耐用年数を損なってしまうことにも繋がりかねません。
そのため、塩ビ鋼板の劣化を感じ始めたら、まずはお近くの塗装業者などに「そもそもメンテナンスを行うべきか?」を診断してもらい、可能であれば専門業者に依頼するとよいでしょう!
当社では、職人歴【20年以上】の経験と知識をもとに、ご自宅の塩ビ鋼板の劣化状況をご報告します。
相談をすると「軽微なものでも塗装営業をされそう…」と思われるかもしれませんが、私たち馬渕塗工では、お客様のご自宅を丁寧に診断し、「やるべきならやる、やらなくてもよければ”経過見でOK”」としっかりお伝えしておりますので、ご安心ください。
放置し続けて手遅れになってしまわぬよう、塩ビ鋼板の劣化を見つけたら、まずはお気軽にご相談ください!
2024.02.19
外壁塗装の「タッチアップ」って何?いつ・どんなタイミングで必要かを解説!
外壁塗装における「タッチアップ」とは?
外壁塗装を依頼する際に「タッチアップ」という言葉をよく耳にするのではないでしょうか?タッチアップとは、外壁塗装の仕上げや工事完了後に、「小さな傷や塗り残し」に対して施す、部分的な補修塗装のことを指します。
具体的には、塗装済みの部分の一部を再塗装する作業や、釘頭を隠すための塗装などさまざまあります。さらに塗装が剥がれた場合にも、このタッチアップを用いて修正します。
つまりタッチアップとは、外壁を長持ちさせるためにも重要な手法であり、完成した外壁に自然な外観を保つために行われる作業というわけです。
タッチアップを行う目的とは?
上で外壁塗装で行うタッチアップがどのような作業なのかについてお話しましたが、そもそもタッチアップは絶対にしなくてはならないものなのでしょうか?
ここからは外壁塗装におけるタッチアップを行うべき理由について詳しく解説していきます!
理由1:外壁劣化の原因になるため
タッチアップを行う大きな目的は、家を外部の損傷から保護する「塗料の劣化や損傷を防ぐこと」にあります。
特に塗り残しや傷ついた部分がある場合、これらの箇所から劣化が進みやすく、家全体の耐久性に影響を与える可能性があります。外壁や屋根は日々、雨、風、紫外線などさまざまな外部からのダメージに晒されており、塗料はこれらから住宅を守るための重要な役割を担っています。
塗料が剥がれると、直接ダメージを受けやすくなり、劣化が加速します。そのためタッチアップはこれらの問題を事前に防ぐために不可欠な作業と言えるわけです。
理由2:美観の問題
外壁塗装のタッチアップは、主に耐久性を高める目的で行われますが、美観を維持するためにも重要です。
外壁塗装というのは、いくら腕の良い職人が塗装しても、小さなキズや、釘の頭の目立ちなど、どうしても塗装後に塗り直し(仕上げ塗り)が必要になるものです。小さな塗り忘れであれば、一見気にならないようにも思いますが、外から見ると意外に目立つことが多く、全体の見栄えに大きく影響します。
つまりタッチアップはこうした美観を維持するためにも行うべき作業なのです。
タッチアップの種類
ここからは実際の外壁塗装で行われる「タッチアップの種類」について解説していきます。
「塗り残し」に対するタッチアップ
先にも解説しましたが、外壁塗装での小さな塗り残しや傷は必ず起こってしまうものですので、これらをタッチアップで綺麗に補修していきます。
このときに重要なのは、補修箇所が周囲と自然に馴染むよう、「元の塗装と同色」で行うことです。直接塗料を塗り足すと、その部分が目立つ恐れがあるため、自然な見た目を保つためには、周囲の色と調和させる工夫が必要です。
特に、塗装後間もない場合は色合わせが容易ですが、時間が経過している場合には、あえて少し汚れを残すことで自然な仕上がりを目指します。
「釘隠し」に対するタッチアップ
タッチアップは、外壁や破風(はふ)板に打ち込まれた釘を隠す際にも有効です。釘を打った後は、外壁に凹凸が生じるため、これを目立たなくするために周囲と同じ色の塗料で上から塗装します。
ただし平らな外壁では釘の部分だけが目立たないようにするのが難しい場合もありますので、タッチアップを行うことで塗装の耐久性を高め、塗装の剥がれを防ぐ効果も期待できます。
タッチアップの流れについて
①:外壁塗装の状態チェック
外壁のタッチアップを開始する前に、まずは外壁の状態をじっくり観察します。この段階では、塗装のチョーキング(粉を吹いている状態)、変色や汚れ、塗装の剥がれや浮きなどがないかを確認します。また、使用されている塗料の種類を把握し、タッチアップ後も周囲の塗装と違和感なくなじむよう、細心の注意を払います。このプロセスは、補修作業が自然に周囲に溶け込むようにするために不可欠です。
②:タッチアップ部分の清掃
次に、補修する箇所の汚れを丁寧に拭き取ります。この作業は、タッチアップが長持ちするために重要です。清潔な基盤でなければ、新たに塗った塗料がうまく定着しない可能性があります。また、補修する範囲や状況に応じて、適切な養生を行い、作業の正確性を高めます。
③:塗料の塗布
清掃後は、選定した塗料を塗っていきます。初期のチェックで同定した塗料と同等のものを使用し、色味や質感が周囲と調和するよう努めます。色の一致を確認するため、塗布後は乾燥させてから最終的な仕上がりを評価します。
最後に、使用する道具(筆、ローラー、カップガンなど)を補修の大きさや形状に合わせて選び、周囲との違いが目立たないよう細心の注意を払って作業します。必要に応じて、錆止め、シーラー、下塗りなどの処理を施し、補修箇所が目立たないように仕上げます。
これらの手順を踏むことで、外壁の小さなひびや傷も、目立たずに長持ちする補修を実現できます。
ただ塗るのと「塗れた状態をつくる」のは別物
タッチアップ作業で、塗り残しのない綺麗な外壁へ
本記事でも紹介した通りタッチアップというのは、あくまでも外壁塗装後の「仕上げ」に過ぎません。しかしタッチアップを行うかどうかで、美観はもちろん、長期間で見たときの「外壁の劣化具合」が大きく異なります。
特にタッチアップ作業は、言ってしまえば施工業者からすると手間な作業なわけですが、完璧な塗装ができた「塗れた状態をつくる」にはタッチアップを行うことは不可欠なのです。
当社では、職人歴【20年以上】の経験と知識をもとに、タッチアップ作業を踏まえた丁寧な施工を行っております。
外壁塗装について相談をすると「軽微なものでも塗装営業をされそう…」と思われるかもしれませんが、私たち馬渕塗工では、お客様のご自宅を丁寧に診断し、「やるべきならやる、やらなくてもよければ”経過見でOK”」としっかりお伝えしておりますので、ご安心ください。
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2024.02.19
モニエル瓦って何?セメント瓦との違いや価格相場まで解説!
モニエル瓦って何?
モニエル瓦とはヨーロッパで生まれたセメント製の屋根材で、主にセメントと川の砂を組み合わせた「乾式コンクリート瓦」です。モニエル瓦の表面には、色をつけるための特殊なセメント着色剤が塗布され、保護のためアクリル樹脂の透明塗料で仕上げられています。
モニエル瓦は施工がしやすく、水の侵入を防ぐ防水性能、温度変化に強い断熱性能、地震に対する耐震性能が高いことが特徴で、デザインの選択肢も豊富で、様々な建物にマッチします。
モニエル瓦の特徴は?
耐震性に優れている
モニエル瓦は、軽量でありながら強固な耐震性を持っていることが大きな特徴です。
従来の粘土・セメント瓦よりも軽いコンクリート製であるため、地震時に建物への負担を軽減し、破損や倒壊のリスクを低減させることが可能です。この軽量性が、安全で安心な屋根材としての信頼性を高めるのです。
断熱・防水性が高い
モニエル瓦に使用されいている「着色スラリー」や「アクリル樹脂系塗料」は、直接外的要因にさらされる屋根にとって、高い断熱性・防水性を与えてくれます。
これにより屋根下の温度を快適に保ちながら、雨水の侵入を防いだり、居住空間の快適性と耐久性を与えてくれるのです。
デザイン性の高さ
モニエル瓦は機能性の高さだけでなく、「色彩豊かな外観(デザイン性)」も特徴です。
和型から洋型までさまざまなデザインがあり、建物の雰囲気に合わせた色や形状を選択できます。この高いデザイン性により、建築物の美観を高めると同時に、個性的な表情を作れるというわけです。
セメント瓦とモニエル瓦の違いは?
日本の住宅瓦の種類には、モニエル瓦とは別に「セメント瓦」があります。
ここからは「モニエル瓦とセメント瓦の違い」について詳しく解説していきます!
1. 「スラリー層」の有無
モニエル瓦はその独特な外観を生み出すために、着色されたセメントの「スラリー層」という箇所をを厚く塗布し、その上にアクリル樹脂系の透明な塗料で保護しています。
このスラリー層により、色彩豊かで耐候性に優れた屋根材となっています。
2. 小口(切断面)の加工の違い
モニエル瓦の小口(切断面)は、砂利が混ざっているためザラザラとした凹凸があります。
セメント瓦は小口が滑らかで、均一な質感なのに対し、モニエル瓦このザラザラとした凹凸のおかげで、耐久性や質感が大きく向上するというわけです。
以上の違いから、モニエル瓦は耐候性や装飾性に優れ、独特の風合いを持つ屋根材として、セメント瓦とは一線を画しています。選択する際は、これらの特性を考慮することが重要です。
モニエル瓦の「2つの強み」とは?
耐震性に優れている
モニエル瓦は、セメントと砂を主材料としており、伝統的な粘土製の瓦よりも軽量である点が特徴です。
この軽さが、地震時における建物への負担を軽減し、耐震性を高める要因となります。屋根の重量は建物の耐震性において重要な考慮事項であり、モニエル瓦はその点で有利な選択肢と言えるでしょう。
軽量でありながら、強度も保持しているため日本のような地震が多い地域に適した建材として推奨されているのです。
デザイン性が高い
モニエル瓦のもう一つの大きな魅力は、そのデザイン性の高さにあります。特有の「着色スラリー」という接着剤層によって、鮮やかで豊富な色彩の塗装が可能になり、建物の外観を美しく彩ります。
また、モニエル瓦は形状のバリエーションが豊富で、S型や平形などの異なる形状から選択できるため、和風、洋風を問わず様々な建築スタイルにマッチし、オリジナリティあふれるデザインを実現できます。
このようにモニエル瓦は、耐震性だけでなく、外観の美しさにも寄与する、機能性と美観を兼ね備えた建材です。
モニエル瓦の弱点は「メンテナンスの難しさ」
モニエル瓦というのは、外資系「モニエル社」が製造・販売していた瓦です。このモニエル社は2010年に日本市場から完全撤退してしまったため、現在では葺き替えなどのメンテナンスが難しくなってしまいました。
またモニエル瓦のメンテナンスには、先に解説したセメント瓦とは異なる塗料などを使用しなければならないため、「セメント瓦はOKだけど、モニエル瓦は塗り替えメンテナンスができない」という塗装業者が多くあるのです。
下記記事では、モニエル瓦の詳しいメンテナンス方法について解説していますので、こちらもあわせてご覧ください!
モニエル瓦の塗り替え・塗装費用はどれくらい?
塗装する場合
塗り替え・塗装の場合の費用感は、おおよそ40〜100万円程度。この費用には、モニエル瓦の特性に合った下塗りや高圧洗浄などが含まれています。
葺き替えの場合
瓦そのものを葺き替える場合は、150〜200万円程度となることが一般的です。これは、既存の屋根材の処分にかかる費用や、新しい屋根材への交換費用が含まれるためです。
それぞれ現状の劣化状況や、塗り替え・葺き替えを行う面積によっても異なりますから、まずは無料診断を通して、正確な見積もりをもらうようにしましょう。
すべての瓦屋根で「同じ修繕方法」はNG!
素材にあわせた適切なメンテナンスを
本記事でも紹介した通り、モニエル瓦は軽くてデザイン性が高い反面、生産終了していることからも、そもそもメンテナンスを受け付けていない業者が多いです。
当然ですが、モニエル瓦とセメント瓦屋根の塗装方法は異なります。「瓦屋根の塗り替えもできますよ!」という塗装会社であっても、そもそもモニエル瓦の塗り替えが可能なのか?を、確認するようにしましょう。
当社では、職人歴【20年以上】の経験と知識をもとに、ご自宅の瓦の種類・劣化状況をご報告します。
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2024.02.19
シーリングを撤去してボンドブレイカー貼り付けが重要です
塗装工事で、家の見た目と耐久性を守るためには、細部への注意が必要です。
特に、窓の周りや隙間に使われる「シーリング」という部材は、水漏れや空気の漏れを防ぐ重要な役割を持っています。
今日の作業では、古くなったシーリング材をきちんと取り除き、その後で「ボンドブレイカー」という特別なテープを貼っていきました。このテープは、新しいシーリング材がしっかりと密着し、長持ちするために重要です。
窓の周りにある隙間(目地と呼ばれる部分)は、全て古いシーリング材を取り除きます。
窓の枠のすぐそばには、「打ち代」と呼ばれるスペースが必要ですが、このスペースが不足している場合は、既存のシーリングを完全に取り除く必要があります。
一部の方は、新しいシーリング材を追加する「増し打ち」のみを推奨することもありますが、適切な耐久性と防水性を確保するためには、必要に応じてどのような場所でも古い材料を取り除くことが重要です。
このような手順を踏むことで、家の美観を保ちながら、水漏れや空気漏れを防ぐことができます。
2024.02.16
【プロが解説!】シーリング工事って何?気密・防水性を高める外壁工事を解説!
シーリング工事って何?
シーリング工事は、外壁塗装の際にしばしば見積もりに含まれる重要な項目です。
この工事は、建物の外壁やサッシの周りにある隙間を特殊な材料で埋め、気密性や防水性を高めるために行われます。使用されるシーリング材は、シリコン樹脂や天然樹脂などを基に作られたペースト状の充填材で、硬化するとゴムのような性質を持ちます。新築住宅では一般的に採用されており、外壁材間の接合部やモルタル外壁のひび割れ補修にも使用されます。
コーキングと何が違うの?
シーリングと似た、よく聞く言葉の中に「コーキング」があります。コーキングとは、物体を詰めたり接合したりする行為を指し、シーリングは密閉や封印する行為を意味します。
しかし実際にはこれらの言葉が指す工事内容に大きな差はなく、建物の隙間を充填するという共通の目的を持っています。そのため、シーリングもコーキングも建物の防水性や気密性を向上させるために不可欠な工事と考えて良いでしょう。
シーリング工事の目的
シーリング工事の大きな目的は、建物の隙間を埋め、雨水の侵入を防ぐことにあります。
特に、地震や強風時に建物が受けるダメージを最小限に抑えるために、シーリングは大きな役割を果たします。シーリング材は建物の動きに合わせて伸縮することで、漏水などの問題から建物を守ることもできます。
しかし、シーリング材は紫外線の影響や外部環境により、5年程度で劣化する可能性があります。劣化すると、本来の防水や伸縮機能が低下し、結果として建物の損傷が進行する恐れが。
そのため、ビルの管理者はシーリング材の状態を定期的に点検し、必要に応じてメンテナンスや交換を行うことが重要です。
これにより、建物を長期間にわたり保護し、安全を維持することができるのです。
シーリング工事が必要な状態
①:シーリング材そのものが古い場合
シーリング材は一般に5〜10年の寿命があります。
この期間を過ぎると、材料が劣化している可能性が高くなります。特に5年が経過したら、シーリングの状態を見直し、必要であれば修繕を検討するようにしましょう。定期的な点検が望ましいです。
②:劣化の兆候が見えた場合
シーリング材は紫外線や風雨といった外的要因によっても劣化します。シーリング材の劣化の兆候としては、ひび割れや剥離などの状況が確認できるようになるでしょう。
すぐにシーリング工事の必要性があります。これらの症状は、専門の知識がなくても判断可能なため、異常を感じたら専門業者に相談することが大切です。
③:外壁塗装を行う場合
外壁の塗装を新しくする際は、シーリングの状態も合わせてチェックし、必要であれば工事を行うとよいでしょう。
シーリング工事は、外壁塗装と同様に「足場の設置や撤去」などが必要になりますので、これらのコストを節約できます。また外壁メンテナンスのタイミングで業者にシーリング材の劣化状況をあわせて確認できるため、外壁塗装のタイミングで依頼するとよいでしょう。
シーリング材の種類
1成分形と2成分形のシーリング材
シーリング材には、1成分形と2成分形の2種類があります。1成分形シーリング材は空気の湿気と反応して硬化し、使用が簡単なカートリッジ式が一般的です。これに対して、2成分形シーリング材は基剤と硬化剤を混合して使用し、硬化速度を調整できる利点がありますが、使用には専門的な道具が必要です。これらの違いは施工方法や使用場所に応じて選択を要します。
シリコン系シーリング材
シリコン系シーリング材はそのコストパフォーマンスと耐候性、耐水性、耐熱性の高さから、屋内外問わず広く使用されます。しかし、シリコン系の材料の上から塗装する事が出来ず、主にガラスや浴室、キッチン周りのシーリングに適しています。
変成シリコン系シーリング材
変成シリコン系はウレタン樹脂をベースにしており、耐候性や耐熱性に優れ、硬化後も塗装が可能です。これは特に外壁や窓枠のシーリングに有用で、多少高価でもその性能から選ばれることが多いです。
アクリル系シーリング材
アクリル系シーリング材は水性で作業しやすく、コストが低いですが、耐候性や耐久性は低めです。リフォーム工事での目地や下地処理に適していますが、時間の経過とともにひび割れなどの問題が生じることがあります。
ウレタン系シーリング材
ウレタン系はゴムのような弾力性を持つことから、ひび割れ補修などに適しています。耐久性や密着性に優れていますが、紫外線や汚れに弱いため、屋外使用時は上塗りが必要になります。
シーリング工事の流れは?
①:既存シーリングの撤去
シーリング工事はまず、古く傷んだシーリング材を取り除くことから始まります。カッターやナイフを用いて切り込みを入れ、ペンチで引き抜きます。この工程は、次に新しいシーリング材を施すための準備として、古い材料を徹底的に除去することが重要です。
②:清掃作業
撤去作業後は、残留物を残さないよう溝内を丁寧に清掃します。この段階での徹底した清掃は、新しいシーリング材の接着性と耐久性を向上させるために不可欠です。
③:養生とプライマー塗布
マスキングテープでシーリング作業を行わない部分を保護します。そして、シーリング材の密着を高めるためにプライマー(接着剤)をブラシで丁寧に塗布します。これにより、シーリング材のはみ出しを防ぎながら、美しい仕上がりを実現します。
④:シーリング材の充填
プライマーが乾燥した後は、シーリング材を充分に充填します。適量を注入し、専用のヘラで均等にならすことで、空間に隙間ができないようにします。この工程は、シーリングの品質と耐久性に直接関わるため、慎重に行います。
最後に、シーリングが乾燥する前にマスキングテープを剥がし、シーリング材が完全に乾燥したことを確認したら作業は完成です。この段階で、きれいに仕上がったシーリングの効果を確認することができます。
気密・防水性を高めるためにも
ご自宅のシーリング材の状況確認を行いましょう
本記事でも紹介した通り、シーリング材の劣化はご自宅の気密・防水性を損ねてしまいかねません。
当社では、職人歴【20年以上】の経験と知識をもとに、ご自宅のシーリング剤の劣化状況をご報告します。
相談をすると「軽微なものでも塗装営業をされそう…」と思われるかもしれませんが、私たち馬渕塗工では、お客様のご自宅を丁寧に診断し、「やるべきならやる、やらなくてもよければ”経過見でOK”」としっかりお伝えしておりますので、ご安心ください。
放置し続けて手遅れになってしまわぬよう、シーリング材の劣化を見つけたら、まずはお気軽にご相談ください!
2024.01.26
雨漏りの原因に!外壁のクラック(ヒビ割れ)の危険性、修繕依頼の方法を解説!
ご自宅の外壁について「外壁にヒビ割れが見られるようになった…」というお悩みをよくいただきます。
この外壁に発生するヒビ割れを「クラック」といい、そのまま放置を続けると、さらに亀裂が広がり、そこから雨漏りやサビの侵食は始まってしまい、最悪のケースではご自宅の寿命を縮めてしまう恐れがあります。
ではご自宅のクラックを見つけたら、どのように対処すべきなのでしょうか?
本記事では、そもそもクラックとは何か、放置するとどうなってしまうのか、対策はあるのかについて詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
そもそも「クラック」とは?
外壁に発生するヒビ割れのことを一般的に「クラック」と呼びます。クラックとは英語で「裂け目、割れ目」を意味し、建築分野でよく使用される用語です。
クラックは外壁だけでなく、内壁や建物の基礎部分にも見られる現象で、主にモルタルやコンクリートの乾燥に伴う収縮によって生じます。これらの材料は乾燥する際に収縮する性質を持っているため、素材が収縮した結果、建材表面にクラックが発生してしまうのです。
クラックの種類は?
クラックというのは、その「進行度合い」によって種類分けされいます。ここからはクラックの種類(進行度合い)について詳しく解説していきます!
①:ヘアークラック
外壁の表面に生じる小さなひび割れを「ヘアークラック」といいます。これは髪の毛ほどの細さを持つ、幅※0.3ミリメートル以下、深さ4ミリメートル以下の小さなクラックであることが由来です。
ヘアークラックはモルタル製の外壁はもちろん、窯業系サイディングやコンクリート製の外壁にも見られます。ヘアークラックは外壁の表層部分に限局しており、建物の柱やコンクリート内部の鉄筋にすぐに影響を与えるものではありません。
そのため緊急に対処する必要はありませんが、外壁塗装で簡単に改善できるため、できるだけ早めの対応が望ましいです。
※目安:「シャープペンの芯」程度の細さ
②:構造クラック
構造クラックとは、建物の構造に影響を与える可能性があるため、迅速な対応が必要です。特に幅が0.3ミリメートルを超える場合、「外壁材の内部」からクラックが発生していることが多く、建物の強度に関わる問題として至急補修を行う必要があります。
構造クラックはヘアークラックなどの細かいひび割れとは異なり、建物の強度の低下や、雨水が浸入して外壁が劣化したり、さらには腐食の原因にもなり得るため、早急に専門の業者による点検とメンテナンスを行うことが重要です。
③:開口クラック
建物の外壁におけるヒビ割れの中でも、特に窓などの開口部近くで見られるものを「開口クラック」と言います。このタイプのクラックは、建物が受けるストレスや変形によって引き起こされることが多く、ヒビは斜めに走ることが一般的です。
開口クラックは外壁よりも若干突出しており、雨水がこの部分を通過することが多いため特に雨漏りの原因隣安いです。その結果、ヒビから雨水が内部に浸透し、雨漏りの原因になることがあります。このため、開口部近くのクラックも迅速な対応が必要なのです。
クラックが起こる4つの要因
ここまでクラックの種類について詳しく解説しましたが、そもそもクラックはなぜ起こってしまうのでしょうか?以下にて詳しく解説していきます。
経年劣化によるクラック発生
クラックが起こる最も一般的なのが「経年劣化」です。
外壁材、例えばサイディングボードやタイルの継ぎ目に使われる目地材(コーキングやシーリング材)は、紫外線に長期間晒されることで次第に弾力性を失い、劣化していきます。これにより、目地材が機能しなくなり、クラックが発生することがあります。
ただし、サイディング材自体が劣化してクラックが生じることは稀です。
また、サイディングボードを固定している釘の取り付け方法に不具合がある場合も、クラック発生の要因となります。外壁に使用される塗料も、紫外線の影響を受けて劣化し、それがクラックに繋がるのです。これらの要因を適切に管理し、適切なメンテナンスを行うことが、外壁の長持ちには不可欠と言えるでしょう。
外壁の乾燥によるクラック発生
材料の乾燥によってもクラックが発生します。特に、モルタルやコンクリートのような水分を含む建材は、乾燥によりクラックが生じやすい傾向にあります。
特に直射日光があたりやすい箇所では乾燥が早く進む傾向にありますので、クラックが発生したら、早急に塗装などの対応を行ってください。
地震などの揺れによるクラック発生
地震などの揺れによってもクラックが発生します。乾燥などとは異なり、そもそも建物に力が加わることで、外壁を構成するコンクリート、モルタル、タイルなどがその圧力に耐えられなくなりクラックが起こってしまうのです。
特にサイディングボードやタイルの継ぎ目の部分は、このような揺れに対して特に脆弱なため、ここからクラックが発生しやすい傾向にあります。
材料の馴染みが悪い
モルタルの塗り重ねが行われる際、既に乾燥した部分に新たに塗ると、材料同士が適切に結合せず、クラックが生じやすくなります。また、相性の悪い材料の組み合わせ、例えば塩化ビニール系の素材とモルタルを使用すると、これもクラックの原因となりえます。
雨漏りの原因に!クラック放置によって起こるリスク
細かなクラックは見過ごされがちですが、これらを放置するとご自宅の健康状態に悪影響を及ぼします。まずクラックを放置すると、そこから雨水が侵入し、家の構造的強度に影響を与えてしまいます。
また雨漏りが発生すると、以下のようなリスクも増えてしまうのです。
外壁の内部に湿気が増え、シロアリが発生してしまう。
湿気のために外壁内部が劣化し、家全体の強度が低下する。
強度低下により、地震時の崩壊リスクが高まる。
雨漏りにより、室内の壁や天井にシミが発生する。
外壁材の落下リスクが生じる。
特に注意すべきは、クラックから雨水がコンクリート内部に浸透し、鉄筋の錆を引き起こすことです。この錆は、構造に直接影響を及ぼす可能性がありますし、基礎の強度が低下してしまう恐れさえあるのです。
外壁サビが引き起こすリスクについては、下記記事でも詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください。
クラックを見つけた際の対処法は?
当然ですが、外壁のクラックを発見した際の対処法は重要です。ここからは、クラックを見つけた際の対処法について、
自分で修繕する方法
業者に依頼する方法
の2つに分けて、詳しく解説していきます!
自分で修繕する方法
まず、自分でできる対処法についてです。ヘアークラックなどの小さなものであれば、専用のシーラントや補修材を使用して自分で応急処置することが可能です。市販されている外壁用の補修キットを利用し、クラックの幅や深さに応じて適切な材料を塗り込みます。
また作業はあらかじめクラックの部分を清掃してから行うようにしましょう。
業者に依頼する方法
先に解説したような「構造クラック」や各所にクラックが発生しているとき、またご自身では判断がつかない場合は、まずは塗装業者などの専門業者に調査を依頼してください。
塗装業者に依頼する場合、まずはクラックの状態を詳細に診断します。クラックが浅い場合、深い場合、または構造的な問題がある場合で、処置方法は異なります。
浅いクラックの場合
浅いクラックの場合は、まずクラックの部分をきれいに掃除し、不純物を取り除きます。その後、適切なシーラント材を用いてクラックを埋め、外壁の保護層を再構築します。
この処理ではクラックからの水の侵入を防ぎ、さらなるクラック発生・損傷を防止します。
深いクラックと診断した場合
深いクラックや構造的な問題がある場合は、クラックの原因を特定し、必要に応じて補強工事や構造的な修正を行います。
たとえば補強材の挿入や、外壁全体の強化などを踏まえた修繕を行い、最終的に外壁を再塗装します。これにより、修繕箇所を目立たなくし、外壁全体の美観と耐久性を向上させます。
再塗装というのは、ただ外観を整えるだけでなく、外壁を気候条件から守る重要な役割も果たします。つまり単にクラックを修繕するだけでなく、建物の構造的な安全性を保ち、将来的な損傷を防ぐために重要な作業というわけですね。
外壁のクラック(ヒビ割れ)を見つけた際には、ご自身で迷わず、まずは塗装業者に確認依頼をするようにしましょう。
外壁のクラックに関するよくある質問
Q: 外壁にクラックが見つかった場合、すぐに修理する必要がありますか?
A: ヒビ割れの大きさや深さによります。細かいヘアクラックであれば、すぐに大きな問題になることは少ないですが、ヒビが広がっている、深い、または建物の構造に影響を与えている可能性がある場合は、早急に専門家に相談することをお勧めします。
Q: 外壁クラックの原因は何ですか?
A: 主な原因には、建物の自然な沈下、温度変化による材料の収縮・膨張、建築材料の劣化、構造上の問題、地震や外部からの衝撃などがあります。
Q: クラックを自分で修理できますか?
A: 小さなヒビ割れであれば、適切な材料と手順を用いて修理することが可能です。しかし、大きなヒビや構造的な問題が疑われる場合は、専門家に依頼することが安全です。
Q: クラックを防ぐためにはどうすればいいですか?
A: 定期的な外壁の点検とメンテナンスが重要です。建物の沈下や材料の劣化を早期に発見し対処することで、大きなヒビ割れを防ぐことができます。
Q: どのようなクラックが危険ですか?
A: 構造的な要素に影響を与える大きなクラック、急速に広がるクラック、ドアや窓の周囲に発生するクラックは、建物の安全に関わる可能性があります。
本記事でも解説した通り、クラックは経年劣化や乾燥などによって簡単に発生してしまう反面、放置しておくと美観だけでなく、お家そのものの機能低下に大きく関わってきてしまいます。
もちろん軽微なものであればご自身で対応できることもありますが、後になって「補修が不十分だった…」となってしまわないよう、クラックを見つけたら、まずはお近くの塗装業者に確認を依頼するようにしてください。
当社では、職人歴【20年以上】の経験と知識をもとに、ご自宅のクラック状況をご報告します。
相談をすると「軽微なものでも塗装営業をされそう…」と思われるかもしれませんが、私たち馬渕塗工では、お客様のご自宅を丁寧に診断し、「やるべきならやる、やらなくてもよければ”経過見でOK”」としっかりお伝えしておりますので、ご安心ください。
放置し続けて手遅れになってしまわぬよう、クラックをはじめ外壁のヒビ割れを見つけたら、まずはお気軽にご相談ください!
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2024.01.24
ヒビ割れの原因に!外壁サビ(錆)放置のリスク・落とし方までプロが解説!
ご自宅の外壁にサビを見つけた際、どう対処していいかわからず「とりあえず擦って落とす」という処置を行う方も多いと思います。
もちろん軽微なサビであればそれでOKなのですが、サビというのは外壁表面だけでなく、実は「建物内部」まで浸透して、徐々に建材を蝕んでしまっているケースも多くあるのです。
そこで本記事では、ご自宅の外壁にサビを見つけた場合の対処法から「放置しておくとどうなってしまうのか?」まで、プロの知見を踏まえて詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
外壁サビが発生する『4つ』の原因
そもそもなぜ外壁にサビが発生してしまうのでしょうか?外壁のサビは以下の4つが主な原因となります。
「もらいサビ」により、外壁にサビが付着する
外壁に付着した水分が、サビの範囲を拡大させる
クラック(ヒビ割れ)放置による、建物内部のサビ発生
業者の「手抜き工事」による、施工後のサビ発生
それでは、それぞれ詳しく解説していきましょう!
「もらいサビ」により、外壁にサビが付着する
サビが外壁に直接触れたり、近くにある金属製品にサビが発生し、それが外壁に付着してしまう現象を「もらいサビ」といいます。もらいサビは金属製の外壁材に限らず、窯業系サイディングやモルタルなど、直接サビづらい材質にも発生してしまいます。
例えば金属製の雨どいや、傘立て、自転車などのサビびやすいものが外壁近くにあると、そこからもらいサビをしてしまう恐れがあるため注意が必要です。
外壁に付着した水分が、サビの範囲を拡大させる
外壁は雨水や湿気などの外的水分の影響を受けやすいため、サビの発生している部分にこれらの水分が付着すると、サビが水と共に流れ、サビの範囲がさらに拡大してしまいます。(水が垂れたように拡大することから「サビ汁」と表現したりします)
特に雨や湿気の多い時期(梅雨や秋など)にこの現象が発生しやすいため、定期的な外壁メンテナンスを行わないと、乾燥するシーズンになった途端に大きなサビとして現れてしまう恐れがあります。
クラック(ヒビ割れ)放置による、建物内部のサビ発生
外壁のクラック(ひび割れ)を放置しておくと、そこから建物内部に水分が侵入し、構造そのものにサビが付着してしまう恐れがあります。建物内部によく使われる「ラス鋼」のような金属構造はもちろん、木材も水分の影響で腐敗しやすいため、サビやカビが発生しやすく、後々お住まいの耐久性そのものが著しく低下してしまう恐れがあるのです。
また内部に発生してしまったサビは、目視では侵食状況がわかりづらいため、外壁にクラックを見つけたらすぐに補修することを推奨しています。
業者の「手抜き工事」による、施工後のサビ発生
外壁に「防水性」を与えるためにも、カビ対策には外壁塗装を行うことが一般的なのですが、「塗装直後にもかかわらず、サビが発生する…」といったケースも稀にあります。
このような場合、「不十分な下地処理」や「塗り回数が少ない」などの業者による手抜き工事が原因で、防サビ効果を十分に発揮できていない可能性があります。
万が一このような状況になってしまった場合は、まずは依頼元の塗装業者に相談し、それでも対応してくれない場合には、より信頼できる塗装業者に、まずは無料相談してみるのが良いでしょう。
このサビがあったら要注意!今すぐ確認すべき「サビの種類」について
サビは徐々に進行するため、軽微なサビであれば「汚れなのか、サビなのか?」わかりづらいものです。「小さなサビが発生してしまった」と思っているだけで、実はいたる所でサビが発生していた、というケースも…。
ここからは、業者目線から見る「このサビがあったら要注意!」というサビを2種類ご紹介しますので、ご自宅の外壁にこれらが付着していないか、ぜひ確認してください。
赤サビ
外壁・屋根で一番よく見られるのが「赤サビ」です。赤サビは鉄と酸素が反応して生じる「酸化鉄」であることが一般的で、一度発生してしまうと、そこからすぐに拡大してしまう傾向があります。
また外壁や屋根だけでなく、雨樋を支える金具や柱などにも遷移しやすいため、赤サビを見つけたら直ぐに対策を行うようにしましょう。
白サビ
「白サビ」とは、主に亜鉛やアルミニウムなどの非鉄金属の表面に発生するサビです。白サビも金属の表面に湿気が留まることで生じやすく、外壁に使われる金属材料、特にガルバリウム鋼板などの表面でよく見られます。
また白サビは「白っぽい粉状の腐食物」として現れますが、赤サビと比べて外壁色に同化しやすく、見つけづらいので注意が必要です。
外観色がうっすら霞んできた
外壁が粉っぽい(触ると指に粉がつく)
などの症状が現れはじめたら、サビ対策を行うようにしてください。
サビをそのまま放置するとどうなるの?
サビの範囲が拡大してしまう
先にも触れましたが、サビは拡大します。特に外壁・屋根などにできたサビは雨風の影響を受けやすく、放っておくと劣化箇所が広がるため、本来であれば簡単なメンテナンスで取り除けたものも、ゆくゆくは業者を呼んでの大規模修繕を行わなければなりません。
となれば当然、修理費用も増大してしまいますし、外壁の完全な交換が必要になることもあります。これらの理由からも、外壁のサビは早期に対処し、建物を保護することが重要です。特に金属部分が多用されている建物では、定期的なメンテナンスと早期対応を行うことが大切なのです。
構造そのものが劣化し「補修不可」になるケースも…
サビはご自宅の「素材そのものの腐食」を引き起こします。
たとえば外壁によく使われている金属部分がサビびてしまうと、その部分の強度が低下し、最終的にはご自宅全体が構造的に弱くなってしまいます。
「小さなサビくらい…」と放っておくと、最終的には家全体が脆くなり、補修ができなくなってしまう恐れすらあるのです。
サビが進行している場合には、早めに信頼できる業者に相談するようにしましょう。
外壁のサビは自分で落としてもOK?
自分で治せる外壁のサビは通常、表面的なものや小規模なサビです。
たとえば、以下のような構造的な強度に影響を与えていないサビであれば、ご自身で対応いただいてOKです。
自分で落とせるサビとは?
比較的小さなサビ
小さな面積に限定されており、広範囲に広がっていない場合はご自身で対策いただくことができます。市販のサビ止め剤などを利用して、サビを落とすようにしてください。
内部まで侵入していないサビ
サビが「外壁の表面」にのみに限定されていて、建材内部まで侵入していない場合もご自身で対応いただいてOKです。「内部まで侵入しているか?」は簡単に判断することが難しい部分ですので、お困りの際は業者の無料相談などを利用して診断してもらうのも良いでしょう。
発生から間もないサビ
「最近サビが目立つようになった…」というケースでは、簡単に落とせる「軽微なサビ」に分類されることが一般的です。そのため、これ以上サビを進行させないためにも、市販のサビ止め剤を使用して対策いただくことが可能です。
プロに依頼した方がいいケースは?
プロに依頼した方がいいサビは、サビの進行が大きく進んでいるものです。また専用の洗剤を使用しても落ちないケースも、業者に依頼すべきサビです。以下にて具体的な例をご紹介します。
サビが広範囲に広がっている場合
サビは徐々に拡大していくものですので、広範囲にサビがある場合、既に発生してから時間が経っている可能性が高いです。進行したサビを無理やり自身でこすり取ってしまうと、外壁表面を痛めつけてしまう恐れがありますし、中にはご自宅の内部にまで浸透していることも考えられますので、まずは業者に診断してもらう必要があるのです。
サビが再発する場合
自分でメンテナンスしたのにサビが定期的に再発する場合は、一時的な解決策ではなく、より根本的な対策が必要です。
拭き取り、磨きなどのメンテナンスや市販のサビ止め剤による手入れの後にもサビが発生するようであれば、業者に依頼するようにしてください。
サビ止め工事の価格・施工費用は?
外壁のサビ止め塗装の施工費用は、家の大きさや使用する塗料の種類によって大きく異なりますが、基本的に以下のような費用になることが一般的です。
ご自宅の大きさ(坪数)
施工費用の目安
20坪
50〜70万円
30坪
60〜80万円
40坪
80〜120万円
もちろん業者の料金形態によっても多少前後する可能性がありますので、詳しくは依頼する施工業者に見積もり申請するようにしましょう。
末長く美しいご自宅を保つために、外壁サビについてもご相談ください!
本記事でも紹介した通り、外壁サビはメンテナンスや塗装によって簡単に防止できますが、進行すると「外壁そのものの張り替え」が必要になったりと、単にメンテナンスするだけでは済まなくなってしまいます。
そのため外壁サビを見つけたら、いち早く業者に相談することがベストですが、どうしても相談すると「ぜひ塗装しましょう!」と営業されそう…、と相談できずにいる方も多いかと思います。
私たち馬渕塗工は上記のような”営業診断”は一切しません。お客様のご自宅を丁寧に診断し、やるべきならやる、やらなくてもよければ「経過見でOK」としっかりお伝えしておりますのでご安心ください。
放置し続けて手遅れになってしまわぬよう、外壁サビを見つけたら、まずはお気軽にご相談ください!
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2024.01.24
外壁のサビ止め剤「エスコラストフリーザー」とは?機能・耐用年数まで詳しく解説!
エスコラストフリーザーとは
エスコラストフリーザーは、関西ペイント社が開発・販売を手がける「浸透型特殊錆固定剤(サビ止め剤)」です。一般的に外壁・屋根などがサビ付いてしまった場合、上から塗装を行うことで錆の進行を抑制しますが、錆の進行がひどいと、塗り替えた直後から再拡大の恐れがあります。
そこでエスコラストフリーザーを用いることで、まずは既存の錆を封じ込める(拡大を防ぐ)ことができ、その上で改めて「防サビ効果のある塗料」を塗布できるようになる、というわけなのです。
また素地調整が困難な現場環境下でも使用できる製品で、主に錆の生成を抑制するだけでなく、錆層を強化するためにも使用されています。
外壁のサビを放置してはいけないワケ
さほど築年数が経っていない住宅であっても、雨風などの影響からサビのひとつは発生してしまうものです。それなのになぜサビの処理に注力すべきなのでしょうか?
ここからはご自宅の築年数にかかわらず、サビを放置してはいけないワケを詳しく解説していきます!
無傷の箇所までサビが広がってしまうから
外壁がサビ始めると、無傷の箇所まで錆が広がってしまい、綺麗な外壁までどんどん腐食が進んでしまいます。たとえば初期段階では、ぽつりと一箇所にできた「表面のサビ」だけに留まるかもしれませんが、進行すると腐食が広がり、耐久性の低下や、最悪のケースでは「壁に穴が開く」などの問題が生じてしまいます。特に雨水はコンクリートに浸透しやすいため、鉄筋コンクリート製の住宅などでは注意が必要です。
そのため外壁にサビを発見した場合は、早急に専門業者に相談するべきなのです。
最悪の場合、外壁の「張り替え」が必要になってしまうことも…
基本的に外壁のサビは、メンテナンスや外壁塗り替えによって防ぐことができますが、先に紹介したような「外壁に穴が開いた」などのケースになると、塗装では修復できず「外壁の張り替え」が必要になります。サビた箇所の塗り替えであれば比較的安価に対応できますが、外壁の張り替えとなると、その分コスト・工期も掛かってしまいますので、張り替えが必要になる前にご相談いただければと思います。
エスコラストフリーザーの特徴・評判は?
エスコラストフリーザーの特徴は以下の4つです。
現場環境下でも優れた防錆性能を発揮できる
「浸透性さび固定化機能」による強力な固定化
低臭気で環境に優しい
使いやすい1液形式
それでは、それぞれ詳しく解説していきましょう。
① 現場環境下でも優れた防錆性能を発揮できる
「エスコラストフリーザー」は、素地調整が十分にできないような現場環境でもその性能を発揮します。錆は外壁の耐久性を著しく低下させる要因ですが、エスコラストフリーザーを使用することで、下塗り塗装前に補修塗装を行うことが可能になります。
これにより、錆の生成を効果的に抑制し、建物の寿命を延ばすことができます。特に、時間や環境の制約がある現場での使用に最適です。
②「 浸透性さび固定化機能」による強力な固定化
エスコラストフリーザーの最大の特徴は、その「浸透性さび固定化機能」です。この機能のおかげでサビ層の内部に深く浸透し、脆弱なサビを全体的に強力に固定化します。
これにより、外壁の耐久性が向上するのはもちろん、長期にわたって建物を保護することが可能です。耐候性が向上することで、建物のメンテナンスコストの削減にも繋がるというわけです。
③ 低臭気で環境に優しい
エスコラストフリーザーは、塗料用シンナーで希釈できるため、低臭気で作業者の負担も大幅に軽減します。
また旧塗膜のリフティング(塗膜の浮き上がりや剥離)防止効果があるため、塗装後の長期にわたる品質保持が期待できます。これにより、安心して作業を行えるだけでなく、建物の美観を長く保つことができるのです。
④ 使いやすい1液形式
エスコラストフリーザーは1液形式であるため、使用前にベースと硬化剤を混合する手間が不要です。これにより製品の準備と使用が簡単になり、他の錆どめ剤と比較しても作業効率の向上に成功しています。
特に、時間が限られている現場や簡便な施工が求められる場合には大きな強みとなるのです。
エスコラストフリーザーの耐用年数は?
エスコラストフリーザーをはじめとする「さび固定剤(防サビ剤)」の耐用年数は、一般的に【5年程度】とされています。
外壁や屋根の塗装自体は約10年ごとの塗り替えが推奨されているため、エスコラストフリーザーによる塗装後、特に大きな劣化が見受けられないようであれば、10年をひとつの目安として塗り替えを検討すると良いでしょう。
エスコラストフリーザーの価格・施工費用は?
外壁の錆止め塗装の施工費用は、家の大きさや使用する塗料の種類によって大きく異なりますが、基本的に以下のような費用になることが一般的です。
ご自宅の大きさ(坪数)
施工費用の目安
20坪
50〜70万円
30坪
60〜80万円
40坪
80〜120万円
もちろん業者の料金形態によっても多少前後する可能性がありますので、詳しくは依頼する施工業者に見積もり申請するようにしましょう。
診断だけでもOK!
手遅れになる前に、ご自宅の防サビ対策を!
本記事でも紹介した通り、外壁サビはメンテナンスや塗装によって簡単に防止できますが、進行すると「外壁そのものの張り替え」が必要になったりと、単にメンテナンスするだけでは済まなくなってしまいます。
そのため外壁サビを見つけたら、いち早く業者に相談することがベストですが、どうしても相談すると「ぜひ塗装しましょう!」と営業されそう…、と相談できずにいる方も多いかと思います。
私たち馬渕塗工は上記のような”営業診断”は一切しません。お客様のご自宅を丁寧に診断し、やるべきならやる、やらなくてもよければ「経過見でOK」としっかりお伝えしておりますのでご安心ください。
放置し続けて手遅れになってしまわぬよう、外壁サビを見つけたら、まずはお気軽にご相談ください!
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