2025.11.06
遮熱塗料のエシカルプロクールとは?「新しい塗料だけど大丈夫?」にお答えします!
塗装業者からエシカルプロクールを提案されたけれど、新しい塗料だと聞いて「本当に効果があるのか」と不安に感じていませんか?
結論から言うと、エシカルプロクールは遮熱塗料としてJIS規格を取得した信頼できる塗料なんです。
この記事では、エシカルプロクールの評判や特徴、注意点、そしておすすめできる理由について、外壁塗装のプロの視点から詳しく解説します。
この記事でわかること
エシカルプロクールの特徴
新しい塗料でもおすすめできる2つの理由
良い施工店を選ぶための4つのチェックポイント
新しい塗料だからこそ知っておきたいポイントを押さえて、納得のいく塗料選びをしていただければと思います。
エシカルプロクールってどんな塗料?
エシカルプロクールは放熱にこだわって開発された遮熱塗料です。
一般的な遮熱塗料は太陽光を反射する機能に重点を置いていますが、エシカルプロクールはそれに加えて「赤外線を反射する+放熱する」ことを重視して設計されています。
また遮熱塗料としてJIS規格(日本産業規格)を取得している点が大きな特徴です。
さらにエシカルプロクールには、耐久性や機能性に応じて3つのラインナップがあるので、住まいの状況や予算に合わせて選べるのも魅力です。
エシカルプロクールSi(シリコン塗料):耐用年数 約12~15年
エシカルプロクールF(フッ素:耐用年数 約15~20年
エシカルプロクールプラチナ:耐用年数 約18~22年
長期的な視点でコストパフォーマンスを考えたい方、あるいは「できるだけ長持ちする塗料を選びたい」という方にとっても、幅広く対応できます。
エシカルプロクールの特徴
エシカルプロクールには、遮熱性能をはじめとするさまざまな特徴があります。
ここでは、特に注目したい3つのポイントについて詳しく解説します。
遮熱性能が高い!(エアコン節電にも◎)
エシカルプロクールの最大の特徴は、高い遮熱性能にあります。
一般的な遮熱塗料は、太陽光の中の赤外線を反射することで、建物の表面温度の上昇を抑える仕組みですが、エシカルプロクールは、それに加えて「放熱性」にも優れているため、建物に蓄積された熱を素早く逃がすことができます。
これにより室内温度の上昇を抑えられるため、夏場の電気代節約に効果が期待されています。
特に屋根や西日が強く当たる壁面に使用すると効果を実感しやすいと言われています。
「セルフクリーニング性能」で汚れにくい!
加えてエシカルプロクールには、セルフクリーニング機能も備わっています。
塗膜の表面が水となじみやすい性質(親水性)を持っているため、雨が降ったときに汚れが浮き上がり、自然と洗い流される仕組みです。
外壁は常に紫外線や雨風、排気ガスなどにさらされているため、時間とともに汚れが蓄積していくものですが、セルフクリーニング機能があることで、美観を長く保ちやすくなります。
“低VOC”だから健康被害も少ない!
エシカルプロクールは、VOC(揮発性有機化合物)の含有量が少ないという特徴もあります。VOCはシックハウス症候群の原因の1つとされている物質で、溶剤系の塗料には多く含まれていることがあります。
エシカルプロクールは水性塗料のため、施工中や施工後の臭いが少なく、ペットや小さなお子様がいるご家庭でも安心して使える塗料です。
【親方が語る】なんで“新塗料”なのにおすすめなの?
「エシカルプロクールの遮熱効果は本当に信頼できるの?」と不安に思う方も多いでしょう。
ここでは、なぜ新しい塗料でもおすすめできるのか、その理由を2つのポイントから解説します。
国が認める「JIS規格」取得塗料だから
エシカルプロクールは、遮熱塗料としてJIS規格を取得しており、国が定めた遮熱性能基準をクリアしていることが証明されています。
※JIS K 5675(屋根用高日射反射率塗料)
つまり、「新しい塗料だから不安」という気持ちはあっても、国が認めた基準をクリアしているという客観的な証拠があるため、安心して選べる塗料と言えるでしょう。
お客様が「遮熱効果」を体感できるから!
エシカルプロクールのもう1つの特徴は、遮熱体験キットを用いて「お客様がその違いを体感できる」という点です。
白熱電球の上にエシカルプロクールを塗った板と、通常の塗料を塗った板を用意し、5分程度経過した状態で確認すると、エシカルプロクールを塗った板の方が明らかに温度が低いことが確認できます。
このように、自分の目で見て、実際に効果を確かめられるというのは、塗料選びにおいて非常に大きな安心材料になります。
「カタログのデータだけでは本当かどうか分からない…」と感じる方にとっても、納得のいく判断材料となるでしょう。
ちなみにこの検証は、弊社「馬渕塗工のショールーム」でも体験いただくことができます。
もし「実際に効果を見てみたい」「どんな塗料なのか詳しく知りたい」という方がいらっしゃればお気軽にお問い合わせください。
【よくある質問】営業されそうで塗装屋さんには相談しづらいのですが…
「塗装業者に問い合わせるとその場で営業されそうで不安…」と心配でなかなか相談できないという方も多いと思います。
私たち馬渕塗工ではこちらからの営業活動は一切行っておりませんのでご安心ください
診断を依頼された際にもお客様のご自宅を丁寧に診断し、「やるべきならやる、やらなくてもよければ”経過見でOK”」としっかりお伝えしています。
エシカルプロクールにご興味のある方だけでなく、「まずは建物の状態を知りたい」「将来的な計画を立てるために、今の外壁がどういう状態なのか診てほしい」という方も、お気軽にご相談ください。
塗料を選ぶ前に知っておきたい"良い施工店"の見分け方は?
ここまでの解説でエシカルプロクールの魅力は伝わりましたでしょうか。
とはいえ、どんなに優れた塗料を選んでも、施工の質が悪ければ本来の性能は発揮されません。
最後に、失敗しない業者を選ぶために押さえておきたい4つのポイントをご紹介します。
見積もりに対して丁寧な説明があるか
まず大切なのは、見積もりの内容について、分かりやすく説明してくれるかどうかです。
外壁塗装の見積もりには塗料の種類や工程、使用する材料の量、施工面積などが細かく記載されていますが、一般の方には分かりにくい内容も少なくありません。
信頼できる業者であれば、見積もりの各項目について「この工程はなぜ必要なのか」「この塗料を選んだ理由」などを、お客様が納得できるまで丁寧に説明してくれます。
逆に、質問してもあいまいな回答しか返ってこない、あるいは「塗装工事一式」などの記載のみになっている場合は、後から追加費用が請求されるなどのトラブルになるケースがあります。
金額が安すぎないか
次に注意したいのが、見積もり金額が相場よりも極端に安くないかという点です。
もちろん金額は安いに越したことはないですが、きちんとした工事をしようとするとある程度の金額がかかってきます。
塗料代、人件費、足場代など、必要なコストを考えると、極端に安い見積もりを提示してきた場合は、どこかで手抜きをしている可能性があります。
質の低い施工では、塗膜の耐用年数を待たずに塗膜の剥がれや劣化が発生し、結果的に余計な出費になってしまいます。
「この価格、ちょっと安すぎない?」と感じたら、なぜその金額で施工できるのか、具体的な理由を確認することをおすすめします。
工事の進捗写真があるか
施工中の様子を写真で記録し、完了後に報告してくれるかどうかも、重要なチェックポイントです。
外壁塗装は、下地処理や下塗り、中塗り、上塗りといった複数の工程を経て完成しますが、これらの工程は最終的には塗膜の下に隠れてしまうため、お客様の目には見えない部分がほとんどです。
各工程ごとに写真を撮影し、「ここまで丁寧に施工しました」という証拠を残してくれる業者は丁寧な作業を行ってくれる可能性が高いです。
逆に、お願いしてみても完成した姿だけしか見せてもらえない業者は、施工品質に自信がない可能性もあるので注意が必要です。
完了後の保証・アフターサービスがあるか
最後に、工事完了後の保証やアフターサービスがきちんと用意されているかも確認しましょう。
外壁塗装は施工してすぐに問題が起きるとは限らないため、ほとんどの業者は「保証書」を発行しています。
数カ月、あるいは数年経ってから、塗膜の剥がれや色ムラなどの不具合が発生した場合に、保証があれば無償で対応してもらえますが、保証がない業者の場合は、追加で費用を請求されてしまいます。
契約前に、保証の内容や期間、アフターサービスの有無について、書面で確認しておくことをおすすめします。
まとめ:「エシカルプロクール」
この記事では、エシカルプロクールの特徴や評判、おすすめできる理由について解説してきました。
新しい塗料だからこそ感じる不安は自然なことですが、JIS規格という国の基準をクリアしている点、そして白熱電球を使った検証で遮熱効果を実際に目で確認できる点が、エシカルプロクールの大きな強みです。
個人宅での施工実績がまだ少ないのがネックですが、安心して検討できる塗料だと考えています。
高い遮熱性能を持つ!
遮熱塗料として「JIS規格」を取得している!
遮熱実験キットで、お客様自身で「遮熱効果」を体感できる!
セルフクリーニング機能や低VOCといった、環境・人体に優しい特徴も備えている!
馬渕塗工では、お客様のご自宅を実際に診てからお見積もりを作成する「診断型の料金設定」で、さらにすべて100%自社施工で品質を管理しています。
豊富な塗料ラインナップの中から、本当に必要な塗料を一緒に選んでいけるのも、私たちの強みです。
もし「エシカルプロクールの遮熱効果を実際に見てみたい」「自分の家に合っているか相談したい」という方がいらっしゃれば、お気軽にご連絡ください。
無理な営業は一切いたしませんので、安心してお問い合わせいただければと思います。
2025.11.06
遮熱塗料の“ウワサ”に親方が回答!「冬は寒くなる」って本当?特徴や効果を徹底解説!
夏になると2階が耐えられないほど暑い、エアコンをつけても電気代ばかりかかる…。そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
そこで今回ご紹介するのが「遮熱塗料」です。
屋根に塗るだけで室温が下がり、電気代が節約できるという話はどこかで聞いたことがあるかもしれません。とはいえ「本当に効果があるのか」「費用に見合うのか」と不安に思う方も多いでしょう。
実は、遮熱塗料の効果は屋根材や日当たりによって大きく変わります。
この記事では、遮熱塗料の仕組みや効果、自宅に合うかの判断基準、失敗しない選び方まで、詳しく解説していきます。
この記事でわかること
遮熱塗料の仕組みと実際の効果
遮熱塗料のメリットとデメリット
自宅に遮熱塗料が向いているかの判断基準
遮熱塗料を選ぶ際のポイント
そもそも「遮熱塗料」とは何か?
遮熱塗料とは、太陽光に含まれる赤外線(熱線)を反射する“特殊な顔料”を含んだ塗料のことです。
通常の塗料は太陽光を吸収してしまうため、表面温度が60〜70℃にもなりますが、遮熱塗料は太陽光を反射することで、屋根や外壁の表面温度の上昇を抑えます。
そうして表面温度が下がることで室内への熱の侵入が減り、結果として室内温度の上昇を抑えることができるというわけなんです。
遮熱塗料にはどんなメリットがあるの?
遮熱塗料には、夏の快適性向上や省エネ効果など、さまざまなメリットがあります。ここでは、遮熱塗料を導入することで得られる3つのメリットを解説します。
①:夏場の暑さを軽減できる!
まず第一に「夏場の暑さ対策」に有効です。
もしも塗料によって室内温度が2~3°C下がった場合、エアコンの設定温度を28℃から29~30℃に上げても快適に過ごせるようになります。
室温が2~3℃下がるだけでも、夏はもっと過ごしやすくなります。
【親方コラム】エアコン代の節約にも効果的!
「室内温度が下がる=エアコンを抑えられる」わけですから、間接的に“エアコン代の節約”にもなることが遮熱塗料が選ばれる理由としてよく挙げられます。
一般的な塗料よりも“やや割高”にはなりますが、エアコンの設定温度を1℃上げると約10%節電できると言われていますから、投資対効果も十分あると私たちは考えています。
もちろん家の構造や断熱性、日当たりによって効果は変動しますので、ご不明点があれば職人にご相談いただければと思います。
「馬渕塗工が取り扱う塗料」で比較してみる|▶︎
②:「補助金/助成金」が利用できるケースがある
自治体によっては遮熱塗料の使用に補助金を出しているケースもあります。
これは「住宅のエコ化支援」や「ヒートアイランド対策」など、街をより良くするリフォーム改修に対して支給される補助金です。
遮熱塗料は一般的なものよりも高価なケースが多いですが、補助金を活用することで初期費用の負担を軽減できる可能性があります。
また岐阜をはじめとする自治体だけでなく、「国の補助金制度(住宅エコリフォーム補助金など)」も不定期で行われることがあるので、最新情報をチェックすることをおすすめします。
※対象条件や金額は自治体によって異なるため、最新情報はお住まいの地域の自治体に確認してください。
③:「熱から守る=家を長持ちさせる」効果も!
実は常に太陽光にさらされる外壁や屋根は、日射によって建材が膨張します。
遮熱塗料はそもそも“外壁に熱を溜めない効果”を持っていますから、上記のような熱膨張を防ぎます。当然、遮熱塗料を塗っていないからといって1〜2年で大膨張するわけではありませんが…、10年、20年という長期スパンで考えると、建材の老朽化を不正でくれるのです。
【親方コラム】家を守る塗装。その目的を叶えるのが「遮熱」。
大前提、外壁塗装というのは「色ペンキを塗る作業」ではありません。もちろん色味のリニューアルもできますが、本来は家を長持ちさせるためのメンテナンスという立ち位置が正しいです。
そもそも1回の塗装でどこまでの機能を求めるか?はお客様によって異なりますが、「快適に暮らす」はもちろん、家を末長く守り続けるという塗装本来の目的を叶えるために、遮熱塗料を選ばれる方も増えてきています。
遮熱塗料のデメリット/注意点は?
ここまで遮熱塗料のメリットをご紹介してきましたが、もちろん注意すべき点も存在します。ここからは、遮熱塗料の限界・弱点を正直にお伝えします。
注意点①:冬は暖かくならない
遮熱塗料は太陽光を反射するため、夏は涼しくなりますが、室内の熱を保つ効果(保温効果)はありません。
つまり遮熱塗料に断熱機能はないため、冬に室内の暖気を逃さない効果は持っていないというわけです。
冬場は普通の塗料と同様に室温が下がってしまうため、断熱材や夏と冬どちらにも効果が期待できる断熱塗料など冬の対策は別で検討する必要があります。
【よくある質問】むしろ冬は「寒くなる」のでは...?
まれに「吸熱しない=寒くなるのでは?」というご質問をいただきます。
結論、遮熱塗料は冬の室温を下げる効果はありませんので、冬場の室温は“通常の塗料と同程度”です。
冬は日差し自体が弱く短いため、遮熱塗料で反射したとしても室温への影響はほとんど見られないのです。遮熱塗料でも室内が極端に冷えることはありませんが、寒さ対策になるわけではないため注意が必要です。
遮熱塗料が“非推奨”な家はあるの?
ここまで聞くと「じゃあ遮熱塗料を選ぶべきでは?」と思われるかもしれませんが、実はすべての家に目に見える効果があるわけではありません。
以下のようなケースでは、遮熱塗料の効果が限定的になるケースがあります。
高断熱・高気密住宅(家の構造で涼しくなる)
日当たりが悪い家(そもそも日が当たらない)
寒冷地の建物
コンクリート屋根の家
繰り返しにはなりますが、遮熱塗料は太陽光に含まれる“赤外線(熱線)を反射する塗料”です。
そのため、そもそも太陽光が届きにくい、もしくは室内に熱が伝わりにくいお家にお住まいの方にとっては遮熱塗料の効果が実感しにくくなる傾向があります。
そのため正直にお伝えすると、すべての家に遮熱塗料が必要なわけではありません。
高額な費用をかけたのに意味がなかった...なんてことにならないためにも、ご自宅の状況を踏まえて本当に必要かを見極めることが大切だというわけですね。
【実践編】遮熱塗料を“選ぶ前”に見るべきポイントは?
一口に遮熱塗料と言ってもさまざまな製品があり、性能や特徴は異なります。ここでは、遮熱塗料を選ぶ際に抑えておきたい3つのポイントを解説します。
「日射反射率」をチェック!(推奨:反射率「50%」以上)
日射反射率(太陽光を反射する割合)が高いほど、遮熱効果が高くなります。
基本的には製品カタログやメーカーのサイトに記載されている数日射反射率ですが、この数値が50%以上あれば「遮熱効果が高い製品」といえます。
遮熱効果の高さで選ぶ際には製品カタログやメーカーのサイトで反射率を必ず確認するようにしてください。
【よくある質問】“色”によって効果は変わる?
日射反射率は同じシリーズであっても選ぶ色によって変わる場合がある点にも注意が必要です。
やはり理想は白に近い色です。濃い色(黒に近づく)ほど光の吸収が大きいため、やや遮熱効果が落ちてしまいます。ただ「黒にしたいけど、暑くならないか心配…」という方は、むしろ遮熱塗料で黒色を実現いただくのがいいと思います。
馬渕塗工の「黒・ブラック」の施工事例を見る|▶︎
※すべてに「遮熱塗料」を使用しているわけではありません。事例の使用塗料についてもお気軽にお問い合わせください。
メーカー検証の「耐用年数」も重要!
反射率だけでなく「耐用年数」も確認するようにしましょう!
塗料のグレードによって寿命は変わりますが、目安は以下の通りです。
アクリル系:約5~8年
シリコン系:約10~12年
フッ素・無機系:15年以上
耐用年数が長くなればその分コストも上がりますが、予算に余裕があれば耐久性の高いフッ素系を選ぶと長期的に安心です。
汚れに強いかどうか
それから、どんな高機能な塗料でも汚れが付くと効果が減退してしまうため、汚れに強い機能があるものがおすすめです。
親水性(雨水で汚れが流れ落ちやすい)や低汚染性(汚れが付きにくい)の表記がある製品を選んでください。メーカーのカタログやサイトで簡単に確認することができます。
馬渕塗工が扱っている遮熱塗料は?
ここでは、当社が取り扱う2つの遮熱塗料をご紹介します。
ラグゼMUKIルーフマイルド遮熱
ラグゼMUKIルーフマイルド遮熱は、関西ペイントが提供する屋根用遮熱塗料で、耐久性と遮熱性を両立したハイグレード製品です。
無機と有機を組み合わせた独自技術で従来のフッ素を超える耐候性を実現しつつ、特殊遮熱顔料「ラグゼIRブロック技術」により赤外線を効果的に反射して屋根温度上昇を抑えます。
夏場の屋根表面温度を10~15℃低減し、室内温度や冷房負荷の軽減にも期待できる塗料です。
さらに「超低汚染」機能を備えており、親水性塗膜が雨とともに汚れを洗い流すので遮熱効果が長持ちします。防カビ・防藻性もあり、屋根の美観を長期間維持できる点もメリットです。
特に真夏の暑さに悩むスレート屋根や金属屋根のお宅向けに、このラグゼMUKI遮熱をおすすめしています。
エシカルプロクール
エシカルプロクールは、近年注目されている遮熱・放熱塗料です。
最大の特徴は、太陽熱を反射するだけでなく熱を素早く放出(冷めやすい塗膜)する点にあります。
また「JIS規格認証」を取得した遮熱塗料でもあります。一般的な遮熱塗料は「塗ってから数年の遮熱性」を担保することを目的としているため、なかなかJIS規格を取得するのが難しいという点がありました。
その点エシカルプロクールは、5〜10年先の遮熱性が担保されていることから、JIS規格を取得できたという背景があります。
また水性で環境に優しく、艶消し気味の上品な仕上がりになるのも特長です。
まとめ:正しい知識で、納得の遮熱塗装を
この記事では、遮熱塗料の仕組みや効果、メリット・デメリット、選び方のポイントまで解説してきました。
遮熱塗料を選ぶ際のポイント
日射反射率が高く、明るい色を選ぶ!
耐用年数が長い塗料グレードを選ぶ!
汚れに強い機能がある製品を選ぶ!
とはいえ、興味があっても塗装屋に相談したら営業されそう…と、心配でなかなか問い合わせできないという方も多いと思います。
私たち馬渕塗工では、お客様のご自宅を丁寧に診断した上で「やるべきならやる、やらなくてもよければ”経過見でOK”」としっかりお伝えしておりますので、ご安心ください。
また当社では、こちらからの営業活動は一切行っておりません。その分の人件費をお客様に還元したいという思いから「Web申込み5%OFF」を実施しています。
どんな軽微な相談でも構いませんので、ご自宅の屋根・外壁でお困りごとがございましたら、ぜひ一度ご相談ください。
2025.09.05
やまはんのリフォーム大学にて弊社が紹介されました
『【元リフォーム営業マンが告白】実体験をもとにチョーキングをぶっちゃけます』において、弊社が紹介されました。
外壁チョーキング現象・その後のメンテナンス方法についてのページにて紹介されました。
チョーキングが発生した際に、その後のメンテナンスの事まで分かりやすく記載されております。
2024.11.28
外壁の黒ずみ(苔コケ・カビ)は放置してOK?発生理由から“正しい落とし方”まで解説!
本記事では外壁にできた黒ずみの正体「カビ・コケ」の発生理由から、放置してもいいのか、正しい落とし方まで、プロの視点から詳しく解説していきます!
【前提知識】外壁の「カビ・コケ」の違いと発生理由は?
本記事のように、外壁の「カビ・コケ」は同時に解説されることが多いですが、その理由は発生箇所や原因、対処方法が似ているからです。
一方で成長過程や、どんな悪影響があるのか?という部分は若干異なるため、まずはカビとコケの違いについて簡単に解説していきます。
コケ:雨水・日光を栄養に成長する(外壁に水分を与えてしまう)
コケは“光合成を行う植物”ですから、雨水や日光がよく当たる、いわゆる植物が育つのに好都合となった外壁エリアに発生します。
色は濃い緑色をしており、水分と日光さえあればそれ以上の栄養を与えずともどんどん繁殖していってしまうのも特徴のひとつ。
またコケが発生するデメリットとしては、外壁が汚く見えるのはもちろん、コケがスポンジの代わりとなり、常に外壁に水分を供給してしまうため、コケの裏側から外壁がどんどん腐ってしまいます。(人体への影響は少ないとされています)
カビ:高温・多湿の条件で成長する(人体への影響がある)
カビも高温・多湿の条件下であれば、コケと同じように栄養が少なくとも繁殖します。発育環境における大きな違いは、カビは“日当たりの悪い箇所を好む”という点ですね。
カビ発生における最大のデメリットは、アレルギーの原因菌になるなど、“人体に直接悪影響を及ぼす”ことです。
どちらも“塗装落ち”箇所で発育する!
コケ・カビともに「外壁劣化が進んでいる箇所」に発生するのですが、そもそも外壁塗料にはこれらの生物が発育できないような化学物質が含まれています。
そのためコケやカビが発生しているということは、“その部分の塗料が剥がれ落ちているサイン”であるため、汚れを取り除いても再発しやすく、雨漏りなどの塗装落ちによる別問題も発生してしまう危険性があるので、注視の必要があります。
外壁カビ・コケの落とし方と注意点!
カビ・コケは外壁劣化のサインではありますが、「じゃあ発生する度、修復業者を呼ばなければいけないのか…?」といわれれば、そうではありません。
修復にも当然お金が掛かりますから、落とせるのであれば“ご自身で落としていただく”のがベストです。
ここからは外壁カビ・コケの落とし方から、落とす際の注意点についても解説していきます!
軽度な汚れ:市販の「スポンジ・中性洗剤」で落とす
箇所が小規模であれば、市販のスポンジや中性洗剤を使って汚れを落とします。なかなか取れないからといって金属タワシなどでゴシゴシと削り取るのはNG。
ゴシゴシしすぎると外壁塗膜を剥がしてしまうのはもちろん、外壁に小さなキズが入ってしまうわけで、返ってカビやコケが根を張るのにうってつけな箇所を作り出すことになってしまいます。
イメージとしては「お皿を洗う」くらいの力加減でこすり洗いをする。それでも落ちない汚れは次の「業務用クリーナー・高圧洗浄」で落とすようにしてください。
進行している場合:業務用クリーナー・高圧洗浄を使用する
市販のお掃除グッズでは落ちないケースは微細なキズから奥深く根を張っている可能性がありますので、業務用クリーナーや高圧洗浄機を使って、一気に剥がし落とします。
わざわざ外壁の汚れ落としのために洗浄機を購入するようであれば、ハウスクリーナーメーカーなどに依頼するもも手ですね。
自分で落とせるのに、なぜ“塗装業者”が必要?
落とせるなら自分で、高圧洗浄などが必要ならハウスクリーナーに依頼すれば汚れは綺麗になると思います。ではなぜ“塗装業者”が必要なのでしょうか。
結論、「掃除」と「保護」は根本的な役割が違うため、たとえ一時的に汚れが落ちても、保護する塗料(塗膜)を塗り直していないと、数ヶ月後にはまたすぐに再発してしまうからです。
特に高圧洗浄などで“塗膜ごと”吹き飛ばしてしまうことで、そこから錆び・ひび割れが発生して、2度と修復できなくなってしまうケースも意外と多くあります。
※柱にまでダメージが及ぶ場合があるため注意が必要
だからこそ市販のクリーニング用品ででキレイにできる程度であれば、ご自身で掃除してもらえばOKですが、高圧洗浄などが必要なケースでは、塗装業者に依頼して「高圧洗浄+部分的な“塗り直し”」が推奨されているわけです。
【よくある質問】
診断依頼したら、営業されそうなのですが…
軽微な相談でも「依頼したら、塗装営業をされそう…」と、心配でなかなか相談できない方も多いと思います。
私たち馬渕塗工では、お客様のご自宅を丁寧に診断し、「やるべきならやる、やらなくてもよければ”経過見でOK”」としっかりお伝えしておりますので、ご安心ください。
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どんな軽微な相談でも構いませんので、ご自宅の屋根・外壁でお困りごとがございましたら、ぜひ一度ご相談ください。
2024.11.27
外壁の“白い粉”の正体は?チョーキング現象の危険性と塗り直し時期を解説!
そもそも「チョーキング現象」とは?
外壁をなぞったとき、写真のように“白い粉”が付着することをチョーキング現象(別名、白亜化現象)といい、外壁表面の塗料が固まりチョークの粉のようなものが付着するのが特徴です。
この粉は塗料に含まれている樹脂成分(顔料)が紫外線などの影響で劣化してしまい、表面に浮き出てきているサインです。
なぜチョーキングが起こるの?
そもそもなぜ塗料(液体)が粉として壁に出てきてしまうのでしょうか。
まずは「そもそも何でチョーキングが起こるのか?」について解説していきます。
原因1:紫外線によって“塗膜が分解される”から
外壁塗料の中には「樹脂由来の成分」が入っているのですが、太陽光に含まれる“紫外線”はこの樹脂成分を分解してしまいます。
外壁は毎日この紫外線を浴び続けているわけですから、年々この樹脂構造が破壊されることで、樹脂部分だけが表面に現れて、粉が吹いたように露呈してしまうわけです。
原因2:長年の雨風で成分が浮き出てしまうから
まず雨水(弱酸性の水分)は塗膜成分を溶け出させてしまうため、劣化が進みます。本来であれば雨上がりにすべて拭き掃除をすべきなのですが…毎度拭き取るのも、すべての壁面をメンテナンスするわけにもいきませんよね。
もちろん、ある程度であれば塗料内の化学物質によって軽減できるのですが、何十年もの雨水の蓄積によって、外壁表面に粉状となった成分が浮き出てしまうのです。
また風によって飛ばされる砂や埃も塗膜を擦り減らし、こうして塗膜の表面が徐々に削られることで内部の顔料が露出してチョーキングが発生しているわけです。
【塗り直したのに…】“手抜き塗装”でもチョーキングが起こる
既に「チョーキングが起こって塗り直した」という方もいらっしゃると思いますが、一般的に塗り直しを行えば、最低でも8〜10年以上はチョーキングは発生しません。(塗料によっては20年以上発生しないことも)
本記事を読んで「いや数年前に塗り直したばかりだけど…」と思われている方は、紫外線や雨風の影響ではなく、“手抜き施工”によって再発してしまっているケースが考えられます。
DIYでの塗り直しであれば仕方ないのですが、塗装業者に頼んだのに…、という方であれば、下請け業者による「元請けにバレない手抜き工事(適切量を塗布しない など)」によって、そもそも紫外線や雨風に“耐えられない量の塗装しか行われていない”可能性があります。
もちろんすべての下請け業者が手抜きというわけではありませんが、塗装業界で「信頼性のある業者を選びましょう」と言われる理由が、こういった煩雑な工事に当たらないようにするためです。
【経過年別】チョーキング放置で起こること
発生〜3年目:粉が吹きはじめ、色褪せが目立つように
まずチョーキングの出始め(1〜3年目)では、チョーキングが進行して、外壁の色あせや光沢の喪失が顕著になります。また塗膜の劣化により、外壁の防水性能が徐々に低下し始めます。
このタイミングではそこまで実害がでるわけではなく、次のフェーズに進行する準備段階といえます。
4〜6年目:コケやカビ、サビが発生しはじめる
塗料にはコケやカビなどの「外的汚れ」を防ぐ化学物質が含まれていますが、これらの成分が粉状になってしまうことで、コケなどの視覚化できる汚れが付着しはじめます。
もちろん手作業で取り除くこともできるのですが、発生部分はすでに防護機能を失っているわけですから、ご自身で取り除いても、そのまま数ヶ月で再発してしまうケースが多くあります。
このフェーズでは「視覚化できる汚れの付着」という点では、実害が出ていると言えます。
7年目〜:建物内部に汚れが溜まり、修復不能になるケースも…
一番危険なのがこの「内部まで汚れが侵食してしまう」というケースです。
特にサビなどが発生した部分では、外壁に亀裂が入りはじめ、そこから雨水やカビが侵入することで、柱などの内部構造が腐ってしまいます。
ここまで進んでしまうとシロアリに柱を食べられるのと同様に、地震や大型台風などの自然災害で倒壊しやすくなってしまい、そもそも「家の立て直し」以外の修復方法がない…、という事態になりかねません。
ですのでチョーキングはただの汚れでもありつつ、家を倒壊させないための謂わば”サイン”でもあるわけです。
注意:「発生から何年目か?」の判断が難しい!
結論、チョーキング修復は景観を直すわけではなく「内部まで汚れを侵入させないための手段」ですので、最悪上記でいう“7年目”のフェーズまで進行しなければOKです。
一方で難しいのが、チョーキングは発生する or しないの2択しかないため「今発生しているチョーキングが、何年目のフェーズなのか?」の判断が素人目では難しいのが問題。
そのためチョーキングを確認したら、塗装業者に「どれくらい進行しているのか、塗装の必要があるのか?」を判断してもらうことを推奨しています。
不要な営業・施工提案ナシをお約束します。
まずはお気軽に“無料診断”をご依頼ください!
軽微な相談でも「依頼したら、塗装営業をされそう…」と、心配でなかなか相談できない方も多いと思います。
私たち馬渕塗工では、お客様のご自宅を丁寧に診断し、「やるべきならやる、やらなくてもよければ”経過見でOK”」としっかりお伝えしておりますので、ご安心ください。
また当社では、こちらからの営業活動は一切行っておりませんので、その分の人件費をお客様に還元したい、という思いから「Web申込み5%OFF」を実施しています。(必要な塗装を、適切な価格でご提案したいからこそ、集客割引ではなく「Web限定の還元」という形でご案内しています。)
どんな軽微な相談でも構いませんので、ご自宅の屋根・外壁でお困りごとがございましたら、ぜひ一度ご相談ください。
2024.09.17
外壁劣化はすぐ直すべき?劣化状況ごとの危険性を解説!
外壁というのは顔でいう「皮膚」にあたる部分ですから、劣化が見つかった場合は基本的にすぐに補修すべきです。ただ一口に”外壁劣化”といっても、
これは「軽度な汚れ or 劣化が進んでいる状態」のどっち…?
自分で直せばOK?それとも業者を呼ぶべき…?
など、判断を迷うこともあると思います。
本記事では「外壁が痛んできたが、その後どう行動すべきか?」について、プロの目線でわかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
そもそも“外壁劣化の種類”は何がある?
我々業者が「外壁の劣化」としてお伝えしている内容は主に以下の4つです。
色褪せ・色落ち
チョーキング現象
カビ・コケの発生
ひび割れ(クラック)
ここからはこれらの内容について、詳しく解説していきます!
①:「色褪せ・色落ち」が起きている
一番わかりやすい反面、一番スルーされがちなのが「色褪せ・色落ち」です。色褪せは徐々に経過するため「気づきにくい」のが1つ、加えて、日が経てば美観も損なうよね、と軽視されてしまいがちなのがもうひとつの理由です。
色褪せ・色落ちが進行すると、外壁の保護機能が全面的に落ちてしまい、どこからでも侵食し放題の状況になってしまいます。人間の皮膚で例えるのなら、「そもそも皮膚が剥がれ落ちて、保護機能がない状態」が、色褪せ・色落ちに該当します。
特に南向きの壁面は紫外線などの影響で劣化が早い傾向があるため、注意が必要です。
②:「チョーキング現象」が起こっている
チョーキング現象とは、外壁の表面が「粉を吹いたようになる状態」を指します。これは塗料に含まれる”樹脂成分”が劣化して粉状になり、表面に浮き出てくる現象で、手で触れると白い粉が付着することで気づきます。
チョーキング現象が進行しているということは、塗料による保護膜がほとんどない状態といえるため、雨漏りなどの深刻な問題につながります。
③:カビ・コケが発生している
そもそも外壁塗料というのはカビやコケの発生を防止する機能が備わっているため、これらが発生しているということは「塗料としての機能が失われつつある」ということです。
またカビ・コケの発生が進行すると、外壁の表面が浸食され、内部まで水分が侵入しやすくなり、構造体の腐食や劣化を引き起こす可能性が高まってしまうのです。
④:ひび割れ(クラック)が発生している
外壁に発生するヒビ割れのことを一般的に「クラック」と呼びます。クラックとは英語で「裂け目、割れ目」を意味し、建築分野でよく使用される用語です。
ひび割れは細かいものから始まるため気づきにくく、また「小さなひび割れなら大丈夫だろう」と軽視されがちです。
ひび割れが進行すると、外壁の防水機能が著しく低下し、雨水や湿気が建物内部に侵入しやすくなります。これにより、壁内部の鉄筋の腐食や構造体の劣化が急速に進行してしまう可能性があります。
ひび割れ(クラック)については、下記記事でより詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください。
劣化放置は本当にNGなのか?
外壁劣化というのは「少しだけ美観を損なってきた」とスルーされがちですが、劣化放置がNGなポイントというのは、美観についてではありません。
冒頭で外壁は「皮膚のようなもの」と表現した通り、外壁は外部から受けるダメージを防ぐ役割があります。例えば雨や湿気による「水分からの保護(雨漏り・結露防止)」や、砂、風・紫外線から木材を守る働きなどなど。
家の内部は木材や鉄筋など、湿気・紫外線に弱い素材であることがほとんどなため、ほんの数センチの劣化から、家全体の構造基盤が崩れていってしまう可能性がある、これが外壁劣化を放置してはいけない一番の理由です。
外壁塗装・補修の費用相場は?
当社が本社をおく岐阜県における外壁塗装の費用相場は、坪単価でおおよそ20,000円から50,000円 程度が相場となっています。
相場よりも施工費用が極端に安い業者の場合、施工後にトラブルが起こる可能性も考えられるため、事前の打ち合わせやネットでのレビューも確認しながら信頼できる業者を選ぶことが重要です。
下記記事では、外壁塗装における費用相場から「費用を抑えるコツ」まで詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください。
定期的なメンテナンスで外壁を長持ちさせるコツ
外壁を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが重要です。
年に2回、春と秋に外壁の状態を目視で確認し、色あせやひび割れ、チョーキング現象などの兆候をチェックしましょう。
また雨どいの清掃も欠かさず行い、詰まりを防ぐことで水の浸透を防ぎます。高圧洗浄機を使った定期的な洗浄も効果的ですが、適切な圧力で行うことが大切です。
特にカビやコケが発生しやすい北側の壁面には注意し、防カビ剤の使用も検討しましょう。さらに、5年から7年ごとに専門家による点検を受けることで、早期に劣化を発見し、適切な対策を講じることができます。
これらのメンテナンスを行うことで、外壁の寿命を延ばし、大規模な修繕の必要性を減らすことが可能です。
【よくある質問】
診断依頼したら、営業されそうなのですが…
軽微な相談でも「依頼したら、塗装営業をされそう…」と、心配でなかなか相談できない方も多いと思います。
私たち馬渕塗工では、お客様のご自宅を丁寧に診断し、「やるべきならやる、やらなくてもよければ”経過見でOK”」としっかりお伝えしておりますので、ご安心ください。
また当社では、こちらからの営業活動は一歳行っておりませんので、その分の人件費をお客様に還元したい、という思いから「Web申込み5%OFF」を実施しています。
(必要な塗装を、適切な価格でご提案したいからこそ、集客割引ではなく「Web限定の還元」という形でご案内しています。)
どんな軽微な相談でも構いませんので、ご自宅の屋根・外壁でお困りごとがございましたら、ぜひ一度ご相談ください。
2024.09.15
外壁の「色褪せ・色落ち」はなぜ危険?発生原因から見つけた際の対処法を解説!
家の外壁が色あせてきたり、劣化の兆しが見えたりすると、気になりますよね。
実は、これらの変化は単に見た目の問題だけではありません。外壁の状態は、家全体の健康を映し出す鏡のようなものなのです。この記事では、外壁の色あせが起こる理由や、日々のお手入れ方法、そして「そろそろ塗り替え?」と感じたときの判断基準をわかりやすくお伝えします。
そもそも「色褪せ・色落ち放置」はなぜ危険?
そもそも外壁は、人間でいう肌や皮膚のような役割を果たしており、内部構造を守る大切な防御線です。色褪せは徐々に経過するため、普段は気づきにくいのに加えて、「色が落ちてきたな」程度で軽視されてしまいがちです。
色褪せ・色落ちが進行すると、外壁の保護機能が全面的に落ちてしまい、どこからでも侵食し放題の状況になってしまいます。人間の皮膚で例えるのなら、「そもそも皮膚が剥がれ落ちて、保護機能がない状態」が、色褪せ・色落ちに該当します。
そのため色あせや色落ちが進むと、外壁の保護機能が低下し、建物の耐久性にも影響を与えてしまいかねないのです。
放置すると、家の構造部が腐ってしまう可能性も…
色あせ・色落ちが進行しているということは、外壁の保護機能が低下し、雨水や湿気が建物内部に侵入しやす状態になっています。
この状態が続くと、壁内部の木材や金属部分が腐食や劣化し始め、建物の構造自体にも悪影響を及ぼす可能性があります。
外壁の色褪せ・色落ちが起こる原因は?
ここからは、
そもそもなぜ色褪せ・色落ちが起こってしまうのか?
どんなところが色褪せやすいか?
について詳しく解説します!
原因1:雨風などで塗料が剥がれてしまう
雨による湿気や、風で運ばれる砂・ホコリは、少しずつ外壁を傷つけます。(特に台風や大雨の多い地域では、外壁への負担も大きくなります)
もちろん1年で急激に傷つく心配はありませんが、このような僅かな傷・汚れの蓄積が5〜10年以上重なることで、だんだんと塗料が剥がれてしまい、色褪せにつながるというわけです。
原因2:紫外線(日光)によって劣化が進んでしまう
日光による紫外線でも外壁の色褪せが進みます。
こちらは雨風のような直接的な「傷」によるダメージではありませんが、外壁塗料に含まれる物質(樹脂成分)は、紫外線によって年々分解されてしまうため、長期間紫外線に晒されることで徐々に色褪せなどの劣化症状につながるというわけです。
特に「南側」は劣化が進みやすい!
当然ですが、紫外線の影響は「日当たり具合」に比例しますので、特にご自宅の南側は色褪せが進みやすい箇所です。
色褪せは徐々に進行していきますから、なかなか判断が難しいと思いますが、ひとつの判断基準として「南側の外壁と、それ以外の外壁の色合い」を比較してもらうと判りやすいかと思います。
下記記事では、外壁塗装で使用される「塗料の種類」について詳しく解説しています。紫外線への強さは塗料によっても異なりますので、より詳しく知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください。
色褪せ・色落ちを感じたらどうすれば良い?
まずは塗装業者に「外壁診断」を依頼しよう!
塗装業者の視点ではありますが、外壁の色褪せを感じたら、まずは我々塗装のプロに診断を依頼いただくことを推奨しています。
というのも、部分的な補修であれば自分でもやればいいのでは?、とご質問いただくこともございますが、なかなか色褪せしないはずの塗料が劣化しているということは、例えばチョーキング現象※が起きているなど、何らかの要因があることが多いため、単に「色褪せ=綺麗にすればOK」というわけではないのです。
そのため、まずは外壁を診断し「何が要因で色褪せているのか、次はどんな塗料を塗るべきなのか?」を判断する必要があります。
そのためにもまずは、我々専門家に依頼いただき、どんなプランで塗り直すべきなのか、そもそも塗り直す必要があるのか?の確認を行うようにすると良いでしょう。
※塗料の劣化により、外壁を指で触った時に白い粉がつくこと
【よくある質問】
診断依頼したら、営業されそうなのですが…
軽微な相談でも「依頼したら、塗装営業をされそう…」と、心配でなかなか相談できない方も多いと思います。
私たち馬渕塗工では、お客様のご自宅を丁寧に診断し、「やるべきならやる、やらなくてもよければ”経過見でOK”」としっかりお伝えしておりますので、ご安心ください。
また当社では、こちらからの営業活動は一歳行っておりませんので、その分の人件費をお客様に還元したい、という思いから「Web申込み5%OFF」を実施しています。
(必要な塗装を、適切な価格でご提案したいからこそ、集客割引ではなく「Web限定の還元」という形でご案内しています。)
どんな軽微な相談でも構いませんので、ご自宅の屋根・外壁でお困りごとがございましたら、ぜひ一度ご相談ください。
2024.07.02
【放置厳禁】雨漏りがもたらす建物の劣化症状と応急処置法を解説!
住宅のお悩みにおいて、雨漏りは見過ごすことのできない重大なトラブルです。一見些細に思える雨漏りも放置すれば建物に深刻なダメージをもたらす危険性があります。
本記事では建物の劣化が気になる方に向けて雨漏りについて詳しく解説していきます。
雨漏りは屋根劣化のサイン!
雨漏りとは、建物の外部から内部へ雨水が意図せずに浸入する現象を指します。主に屋根や外壁、窓のサッシ、給排水管の隙間などから水が侵入することで発生します。
雨漏りの代表的な症状として以下が挙げられます。
天井や壁面での水滴の発生
壁や天井のシミ
カビの発生
壁紙の剥離
雨漏りは建物内部の構造材が徐々に劣化し、建物の寿命を著しく縮める要因となりやすい危険な劣化症状ですが、初期症状では目に見えにくい点に注意が必要です。建物に深刻な損傷をもたらす前に発見するためには定期的な点検と早期修理が非常に重要となります。
何が劣化すると雨漏りが起こるの?
雨漏りは家屋に深刻なダメージを与える問題であり、その原因は多岐にわたります。以下では、雨漏りの原因となりやすい箇所を詳しく解説します。
1.屋根材(屋根材の劣化)
屋根材として使用される瓦やスレートなどは、長い年月の使用や自然環境の影響によりひび割れや欠け、ずれが生じることがあります。特に経年劣化は避けられず、これが雨漏りの一因となります。屋根材が劣化すると、雨水が内部に侵入しやすくなります。
2.板金箇所
棟板金、谷樋板金、軒先水切り板金などの屋根板金も劣化や浮きが発生しやすい箇所です。
これらの板金は、接合部のコーキングが劣化することによっても問題が生じます。また、板金を固定する釘が浮くと、その隙間から雨水が浸入することがあります。
3.防水層
屋根の防水層であるルーフィング(防水シート)は、時間の経過と共に劣化や破損が進みます。防水層の継ぎ目も同様に劣化しやすく、これらが原因で雨水が建物内部に浸入することがあります。
4.雨どい
雨樋の詰まりや破損も雨漏りの原因となります。雨樋が詰まると、雨水が正常に流れず溢れ出し、これが建物に浸入することがあります。
5.外壁
雨漏りは「屋根だけ」と思われがちですが、実は外壁の劣化によっても発生します。
具体的には、屋根と外壁の接合部は特に注意が必要な箇所で、シーリングの劣化により雨水が浸入することがあります。また、外壁自体のひび割れも雨水侵入の原因となります。
6.窓周り
サッシ枠のコーキングが劣化すると、そこから雨水が入り込みやすくなります。さらに、サッシ自体の劣化による隙間が発生することも雨漏りの原因となります。
7.ベランダ・屋上
ベランダや屋上も雨漏りのリスクがあります。防水層の劣化やひび割れ、排水口の詰まりなどが主な原因です。特に排水口が詰まると、雨水が行き場を失い、建物内部に浸入する可能性があります。
雨漏りを放置してはいけない3つの理由
雨漏りの影響は時間の経過とともに進行するため、放置すると深刻な問題に発展するリスクが高まります。以下では雨漏りを放置した場合に考えられるリスクを3点ご紹介します。
1.家の内部(壁や天井)が腐りはじめる
雨漏りを放置すると、雨水が建物内部に侵入し、壁や天井、床などの内装材が傷んでしまいます。
これにより、カビやシロアリの発生を招く恐れがあり、住環境が悪化し、健康被害を引き起こす可能性があります。特にカビはアレルギーや呼吸器系の問題を引き起こすことがあり、早急な対処が必要です。
2.「家の構造」そのものが劣化してしまう
雨漏りが長期間放置されると、建物の構造体にも重大な影響を及ぼします。木材や鉄骨が腐食し、建物の強度が低下します。最悪の場合、建物が倒壊するリスクもあります。木造建築では、特に木材の腐食が進行すると修復が難しくなり、構造的な安全性が著しく損なわれます。
3.電気使用時には漏電の可能性も…
雨水が電気設備に接触すると、漏電や火災の危険性が高まります。電気設備が損傷すると、生活に必要な電力の供給が途絶え、不便な生活を強いられることになります。また、火災が発生した場合、甚大な被害をもたらし、命に関わる危険も伴います。
【症状別】雨漏りフェーズにあわせてやるべきこと
フェーズ1:雨漏りはないが、築年数が長い場合
目立った症状がない場合でも、屋根のメンテナンスを検討しましょう。
定期的なメンテナンスにより、将来的な雨漏りを防ぐことが可能です。定期的な点検と予防的なメンテナンスを行うことで、屋根の寿命を延ばし、雨漏りのリスクを最小限に抑えることができます。
フェーズ2:外壁や付帯部(屋根以外)に劣化が出てきた場合
外壁や付帯部(屋根以外)に劣化が出てきたケースでも注意が必要です。
特に屋根は症状が現れないと劣化に気づきにくいですから、外壁や付帯部などに色あせ、コケやカビの発生、ひび割れなどの劣化症状が見られる場合も点検を行うべきタイミングです。
これらの症状は、近い将来雨漏りにつながる可能性がありますので、必要に応じて塗装業者などに点検を依頼するようにしましょう。
フェーズ3:雨漏りが起こってしまった場合
最も優先度が高いのは、天井や壁から水が滴り落ちるなどの明らかな雨漏りが発生している場合です。この状態は建物に深刻なダメージがある可能性が非常に高いため、即座に専門業者に連絡して修理を依頼する必要があります。
同様に、天井のシミや壁のふくらみなどの軽微な兆候が見られる場合も侮れません。建物のさらなる劣化を防ぐためにも早急に修繕を実施してください。
実際に雨漏りが起きたら取るべき行動は?
雨漏りの症状がみられた場合の対応方法を以下ではご紹介します。
1.まずは応急処置
雨漏りを発見した際には、まず応急処置を行います。雨漏りしている箇所にバケツやタオルを設置し、床や家具への被害を最小限に抑えます。これにより、室内の損傷を防ぐことができます。
2.塗装業者などの“専門家”へ連絡する
原因箇所が特定できたら、信頼できる専門業者に連絡し、診断と修理を依頼します。雨漏りの修理には専門的な知識と経験が必要なため、プロに任せることが最も確実です。業者選びの際には、過去の実績や評判を確認し、信頼できる業者を選びましょう。
【ポイント】業者依頼の前に「保険適用になるか?」を確認しよう!
火災保険などが雨漏り修理をカバーする場合があるため、保険会社に連絡し、補償の対象となるかどうかを確認します。保険が適用されれば、修理費用の一部または全額が補償される可能性があります。
早期発見と適切な対策で住まいを守る
安全と快適な住環境を守るためには、定期的な点検と適切な対策をお勧めいたします。専門家のアドバイスを受けることで、長期にわたり安心してお住まいいただける環境を維持することが可能です。
当社では外壁・屋根点検を通して、修繕すべきかどうか・施工すべきなのか?を点検、ご提案しております。
雨漏りによって家の補修が間に合わなくなってしまわぬよう、まずはお気軽にご相談ください。