2024.03.04
下塗り・セラトーシツプラスにて施工しております
透湿性のある無機透湿微弾性フィラー「ダイヤセラ・トーシツプラス」という下塗り塗料を使用していきます。
ダイヤセラ・トーシツプラスは水性の為、臭いも少なく周囲にも環境にも職人にもやさしいです。
雨ばかりで施工出来ない日々が続いておりましたが、本日午後から何とか回復したため限られた時間ですが施工してきました。
下塗りが上塗り材の密着する部分になるため下塗りの段階で塗り残しが無い用に気を付けながら施工していきます。
2024.02.23
オートンイクシードを使用してシーリング施工をしました
プライマー施工後シーリングを目地底から充填し空気が入らないように打設して均して完成致しました。
窓枠などのシーリング打設後に直角になっていると窓枠が真四角な事もあり、かっこよく見えます。
2024.02.29
オートンイクシードを使用してシーリング工事を施工しておりました
オートンイクシードを使用し、数日間かけてシーリング工事を行いました。
まず、シーリング工事には「オートンイクシード」という特別な材料を使用しました。これは、耐久性と耐候性を大幅に向上させる特殊なポリマー、「LSポリマー」を含む先進のシーリング材です。この材料を使うことで、建物の外壁が長期間にわたり保護され、天候や時間の経過による損傷から守られます。
外壁は「リシン」という特殊な表面加工が施されているため、通常のマスキングテープがうまく貼り付かないという課題がありました。リシンは、モルタル外壁に細かい砂や石を混ぜた材料を吹き付けて作られ、表面をざらつかせる仕上げ材です。このざらついた表面は見た目にも独特で、比較的安価に新築住宅の外観を美しく仕上げるためによく使用されます。
この課題に対処するため、「風神ローラー」という特殊なローラーを用いました。
このローラーを使って、マスキングテープを外壁にしっかりと密着させ、作業のたびに丁寧に圧着していきました。これにより、塗装作業中の精度が大幅に向上し、外壁への塗装が均一に施されました。
最終的に、シーリング材を均一に打設し、整えることで作業は完成しました。
「シーリング工事の重要性」については、下記記事でも詳しく解説しています。
関連記事:『【プロが解説!】シーリング工事って何?気密・防水性を高める外壁工事を解説!』
2024.02.29
三種ケレンとアレスダイナミックプライマーで鉄部に下塗りをしました
まず「三種ケレン」というプロセスを用いて鉄部を下準備します。三種ケレンは、鉄部表面の錆や旧塗膜を適度に除去し、鋼面を露出させる作業です。この方法は、特に保護膜として機能している旧塗膜(活膜)を残す点で特徴があります。この活膜は、新しい塗料の付着を助ける重要な役割を担います。
下準備の後、鉄部に「アレスダイナミックプライマー」という下塗り材を塗布します。このプライマーは、亜鉛めっきやガルバリウム鋼板、アルミ、ステンレスなど、通常塗料が付着しにくい素材にも優れた付着性を示す最高級の防錆プライマーです。この塗料の使用により、鉄部は長期間にわたり錆や劣化から保護されます。
特に、庇(ひさし)や唐草(屋根の水切り部分)などの細部にも、この下塗りを丁寧に施工します。これらの部位は、水の侵入や集積により錆びやすいため、特に注意を払って処理されます。
鉄部塗装のこの段階での下塗りは非常に重要です。水性系の外壁塗料が鉄部に付着しても、適切な下塗りがされていないと塗料は密着せず、結果として鉄部の保護が不十分となります。しかし、このアレスダイナミックプライマーを使用することで、その後の塗料がしっかりと密着し、鉄部の保護を確実に行うことができます。
この作業では、施工の順序も重要です。適切な順序で施工を行わなければ、望ましい結果を得ることはできません。したがって、鉄部の下塗りは、外壁塗装工事における重要なステップの一つであり、専門知識と正確な施工技術が求められます。
2024.02.19
シーリングを撤去してボンドブレイカー貼り付けが重要です
塗装工事で、家の見た目と耐久性を守るためには、細部への注意が必要です。
特に、窓の周りや隙間に使われる「シーリング」という部材は、水漏れや空気の漏れを防ぐ重要な役割を持っています。
今日の作業では、古くなったシーリング材をきちんと取り除き、その後で「ボンドブレイカー」という特別なテープを貼っていきました。このテープは、新しいシーリング材がしっかりと密着し、長持ちするために重要です。
窓の周りにある隙間(目地と呼ばれる部分)は、全て古いシーリング材を取り除きます。
窓の枠のすぐそばには、「打ち代」と呼ばれるスペースが必要ですが、このスペースが不足している場合は、既存のシーリングを完全に取り除く必要があります。
一部の方は、新しいシーリング材を追加する「増し打ち」のみを推奨することもありますが、適切な耐久性と防水性を確保するためには、必要に応じてどのような場所でも古い材料を取り除くことが重要です。
このような手順を踏むことで、家の美観を保ちながら、水漏れや空気漏れを防ぐことができます。
2024.01.24
外壁のサビ止め剤「エスコラストフリーザー」とは?機能・耐用年数まで詳しく解説!
エスコラストフリーザーとは
エスコラストフリーザーは、関西ペイント社が開発・販売を手がける「浸透型特殊錆固定剤(サビ止め剤)」です。一般的に外壁・屋根などがサビ付いてしまった場合、上から塗装を行うことで錆の進行を抑制しますが、錆の進行がひどいと、塗り替えた直後から再拡大の恐れがあります。
そこでエスコラストフリーザーを用いることで、まずは既存の錆を封じ込める(拡大を防ぐ)ことができ、その上で改めて「防サビ効果のある塗料」を塗布できるようになる、というわけなのです。
また素地調整が困難な現場環境下でも使用できる製品で、主に錆の生成を抑制するだけでなく、錆層を強化するためにも使用されています。
外壁のサビを放置してはいけないワケ
さほど築年数が経っていない住宅であっても、雨風などの影響からサビのひとつは発生してしまうものです。それなのになぜサビの処理に注力すべきなのでしょうか?
ここからはご自宅の築年数にかかわらず、サビを放置してはいけないワケを詳しく解説していきます!
無傷の箇所までサビが広がってしまうから
外壁がサビ始めると、無傷の箇所まで錆が広がってしまい、綺麗な外壁までどんどん腐食が進んでしまいます。たとえば初期段階では、ぽつりと一箇所にできた「表面のサビ」だけに留まるかもしれませんが、進行すると腐食が広がり、耐久性の低下や、最悪のケースでは「壁に穴が開く」などの問題が生じてしまいます。特に雨水はコンクリートに浸透しやすいため、鉄筋コンクリート製の住宅などでは注意が必要です。
そのため外壁にサビを発見した場合は、早急に専門業者に相談するべきなのです。
最悪の場合、外壁の「張り替え」が必要になってしまうことも…
基本的に外壁のサビは、メンテナンスや外壁塗り替えによって防ぐことができますが、先に紹介したような「外壁に穴が開いた」などのケースになると、塗装では修復できず「外壁の張り替え」が必要になります。サビた箇所の塗り替えであれば比較的安価に対応できますが、外壁の張り替えとなると、その分コスト・工期も掛かってしまいますので、張り替えが必要になる前にご相談いただければと思います。
エスコラストフリーザーの特徴・評判は?
エスコラストフリーザーの特徴は以下の4つです。
現場環境下でも優れた防錆性能を発揮できる
「浸透性さび固定化機能」による強力な固定化
低臭気で環境に優しい
使いやすい1液形式
それでは、それぞれ詳しく解説していきましょう。
① 現場環境下でも優れた防錆性能を発揮できる
「エスコラストフリーザー」は、素地調整が十分にできないような現場環境でもその性能を発揮します。錆は外壁の耐久性を著しく低下させる要因ですが、エスコラストフリーザーを使用することで、下塗り塗装前に補修塗装を行うことが可能になります。
これにより、錆の生成を効果的に抑制し、建物の寿命を延ばすことができます。特に、時間や環境の制約がある現場での使用に最適です。
②「 浸透性さび固定化機能」による強力な固定化
エスコラストフリーザーの最大の特徴は、その「浸透性さび固定化機能」です。この機能のおかげでサビ層の内部に深く浸透し、脆弱なサビを全体的に強力に固定化します。
これにより、外壁の耐久性が向上するのはもちろん、長期にわたって建物を保護することが可能です。耐候性が向上することで、建物のメンテナンスコストの削減にも繋がるというわけです。
③ 低臭気で環境に優しい
エスコラストフリーザーは、塗料用シンナーで希釈できるため、低臭気で作業者の負担も大幅に軽減します。
また旧塗膜のリフティング(塗膜の浮き上がりや剥離)防止効果があるため、塗装後の長期にわたる品質保持が期待できます。これにより、安心して作業を行えるだけでなく、建物の美観を長く保つことができるのです。
④ 使いやすい1液形式
エスコラストフリーザーは1液形式であるため、使用前にベースと硬化剤を混合する手間が不要です。これにより製品の準備と使用が簡単になり、他の錆どめ剤と比較しても作業効率の向上に成功しています。
特に、時間が限られている現場や簡便な施工が求められる場合には大きな強みとなるのです。
エスコラストフリーザーの耐用年数は?
エスコラストフリーザーをはじめとする「さび固定剤(防サビ剤)」の耐用年数は、一般的に【5年程度】とされています。
外壁や屋根の塗装自体は約10年ごとの塗り替えが推奨されているため、エスコラストフリーザーによる塗装後、特に大きな劣化が見受けられないようであれば、10年をひとつの目安として塗り替えを検討すると良いでしょう。
エスコラストフリーザーの価格・施工費用は?
外壁の錆止め塗装の施工費用は、家の大きさや使用する塗料の種類によって大きく異なりますが、基本的に以下のような費用になることが一般的です。
ご自宅の大きさ(坪数)
施工費用の目安
20坪
50〜70万円
30坪
60〜80万円
40坪
80〜120万円
もちろん業者の料金形態によっても多少前後する可能性がありますので、詳しくは依頼する施工業者に見積もり申請するようにしましょう。
診断だけでもOK!
手遅れになる前に、ご自宅の防サビ対策を!
本記事でも紹介した通り、外壁サビはメンテナンスや塗装によって簡単に防止できますが、進行すると「外壁そのものの張り替え」が必要になったりと、単にメンテナンスするだけでは済まなくなってしまいます。
そのため外壁サビを見つけたら、いち早く業者に相談することがベストですが、どうしても相談すると「ぜひ塗装しましょう!」と営業されそう…、と相談できずにいる方も多いかと思います。
私たち馬渕塗工は上記のような”営業診断”は一切しません。お客様のご自宅を丁寧に診断し、やるべきならやる、やらなくてもよければ「経過見でOK」としっかりお伝えしておりますのでご安心ください。
放置し続けて手遅れになってしまわぬよう、外壁サビを見つけたら、まずはお気軽にご相談ください!
>>無料お見積もりはこちらから
2024.01.18
【施工例あり】ジョリパットで外壁をオシャレに!仕上がり(色)・価格まで解説!
そもそも「ジョリパット」とは?
ジョリパットとは、アイカ工業株式会社が製造・販売している「壁面仕上げ用の塗材」で、さまざまな外壁デザインの実現が可能です。またジョリパットは、一般的な乾式工法などで用いられる「サイディング」などとは異なり、現場で水などを混ぜて使われる湿式工法の材料となっています。
そのため、ただ色を塗布するだけのペンキなどとは異なる特性を持ち、凹凸や手触りを踏まえた「デザイン性の高い外壁」を施す仕上げ材として、多くの壁面で利用されています。
主に住宅の外装に使用されることが多いですが、門扉周りなどの外構や、内装にも使用され、ご自宅の内装用の商品展開も行われています。
塗り替えにジョリパットが選ばれるワケ
①:豊富なデザインから、オリジナルの仕上がりを選べる
ジョリパットが選ばれる理由は、何といっても「豊富なカラー・デザインバリエーション」にあります。
デザイン仕上げで言えば、「スクラッチ仕上げ」「レンガブロック調」「石目調」など、【全100種】以上のデザインパターンがあり、コテ、吹き付け、型押しローラーなどの仕上げ方法によっても、同じ素材でもデザインの違いが表現できます。
つまり『製品バリエーション×仕上げ方法』で、ご自宅に合わせたオリジナルの外壁仕上げが行えるのです。
②:『180色以上』のカラーラインナップから選択できる
ジョリパットが人気の理由は「デザイン性」だけではありません。デザイン同様、ジョリパットのカラーラインナップはなんと【180色】にもなります。
その中には、一般的な外壁に用いられる色合いに加え、和や洋の雰囲気を醸し出すカラーバリエーションも豊富。先にも紹介したデザインバリエーションも踏まえて、ご自宅だけのおしゃれな外壁に仕上げることができるのです。
③:色褪せしにくく、外壁メンテナンスも不要に
ジョリパットでの塗り替えは、「色の持続性・耐候性」の面でも、他の塗装と比較して優れています。特に、色褪せが起こりやすい濃い色調においても、その色鮮やかさを長期間保つことができます。
一見、ジョリパットのざらついた質感は「汚れが付きやすいのでは…?」と思われがちですが、実はその質感が雨水と調和し、汚れを自然に洗い流す効果があります。
さらに、時間の経過と共に味わい深い自然な風合いが現れるため、塗り壁特有の美しさを堪能できるのも大きな魅力の一つなのです。
④:耐久性・安全性を高める「オプション機能」も豊富!
ジョリパットは環境と健康に対する配慮がなされており、ホルムアルデヒドの放散量が非常に少ない『F☆☆☆☆等級』も獲得しています。さらにオプションとして提供される「汚染防止用のオーバーコート」を使用することで、塗装面が汚れにくくなるというメリットがあります。
他にもホルムアルデヒドを吸着・分解する能力や、調湿性能を備えたタイプ、さらに消臭や抗菌効果を有するタイプも存在し、それぞれのニーズに応じた選択が可能となっています。
ジョリパットのメリット・デメリットは?
ジョリパットは、デザイン性と耐久性に優れた外壁材ですが、いくつかのデメリットも存在します。
ジョリパットのメリット
他の塗装方法に比べてデザイン性が高く、職人によるコテ作業で独特の凹凸デザインを実現できます。また、耐用年数は約15〜20年と長く、耐久性にも優れています。
ジョリパットのデメリット
ジョリパットの外壁は割れやすく、特にモルタルやセメントの下地が原因で破損することがあります。また、凹凸のあるデザインは汚れが溜まりやすく、清掃が必要になることがあります。さらに、職人の手作業による独自のデザインは、一般的な塗装に比べてコストが高くなる傾向があります。
ジョリパット施工の価格はどれくらい?
ジョリパットは、先にも紹介したようなデザインや質感のオプションによって、1平方メートルあたりのコストが変わります。あくまでも目安ではありますが、ジョリパットでの施工は1平方メートルあたり、約【4,000円/㎡】となっています。
また、内装用のジョリパットは少々高くなっており、相場としては「5,000円/㎡〜16,500円/㎡〜」程度となるでしょう。
ジョリパットの施工方法は?
ジョリパットの施工手順は、以下のステップで行われます。
①高圧洗浄
まずは外壁に付着しているコケ、カビなどの汚れを落とし、外壁を乾燥させます。
ジョリパットはデザイン性が高い反面、丁寧な施工を行わないと他の塗料よりも汚れが目立ちやすい傾向にあるため、まずは
②コーキング
既存塗膜のひび割れなどをコーキングで補修し、下地調整で古い塗膜や汚れを除去して密着性を高めます。養生作業で塗装範囲外を保護した後、下塗りで接着力を向上させ、中塗りでジョリパット塗料を厚く塗ります。
③上塗り
ジョリパットの種類によっては、乾燥後の上塗りで、塗りムラ防止のため色を変える場合もあります。
施工方法には「手塗り」と「吹き付け」があり、それぞれ異なる質感が出るため、ジョリパット施工に慣れた職人がいる業者選びが大切です。職人の技術で仕上がりの風合いが変わるため、外壁リフォーム時には専門知識を持つ業者を選びましょう。
当社の施工事例のご紹介
ここからは当社のジョリパット塗り替え事例をご紹介していきます。具体的な仕上がりについて気になる方は、ぜひビフォー・アフターの参考にしてみてください。
事例①:色合いはそのままに、外観をリニューアルした事例
▲施工前
▲ ジョリパットでの施工後
全体的に黒ずみのあった外壁を、色合いはそのままに外観をリニューアルした事例です。
ジョリパットはさまざまなデザインに対応できる反面、そこまで派手にしたくないというお客様からは「今までの色味を崩さずに塗り替えできますか…?」と、よくご質問をいただきます。
もちろんそのようなご要望にも対応可能で、上記写真のように、新築時にこだわって選んだ色合い・風合いをそのまま残しつつ、汚れた箇所だけを一新するようなデザインに仕上げることも可能です。
事例②:「明るさ+質感の追加」で、門塀デザインを一新した事例
▲施工前
▲ ジョリパットでの施工後
こちらは玄関先(門塀)のデザインを一新した事例です。
色味を一新したのはもちろん、ジョリパット特有の「波目のある模様」を施すことで、まるで新築のような玄関先へとリニューアルしました。
外壁はもちろん、玄関や門というのは、ご自宅の見栄えに大きく関わる箇所ですので、「まずは入口部分だけでも塗り直したい」とご検討されている方も、ぜひご相談いただければと思います。
ジョリパット施工の際には「サンプル確認」を行おう
上でも紹介した通り、ジョリパットは豊富なデザインと色のバリエーションが特徴ですが、さまざまなタイプがある性質上、実際の仕上がりや僅かなニュアンスを把握するためには、サンプルや実物を見るのが最も最適です。
公式ウェブサイトなどからデザインや色を選んだら、塗り替えを依頼する塗装会社に、実際のサンプルの提供などを依頼して比較検討するようにしましょう。
またジョリパットの凹凸のあるデザインは、日光の当たり方によってもコントラストが異なるため、室内で見た印象と屋外で見た印象が異なることがあります。これらの特徴を踏まえて、実際の環境での見た目を正確に理解することができるというわけです。
当社でもジョリパットのバリエーション資料・サンプルの共有を行っておりますので、「まずは仕上がりを見てみたい」という方も、ぜひお気軽にお申し付けください。
ジョリパットを使った、オシャレな外壁塗り替えも、
馬渕塗工にお任せください!
本記事でも解説した通り、ジョリパットは「デザイン性の高い塗り替え」にうってつけですが、実際に希望した仕上がりになるか?は、当然、施工業者の技術力(デザイン技術)に依存します。
もちろん、同じ材料を仕様していたとしても、塗り方次第で表現方法は無限大にある。それが塗装・塗り替えの世界なのです。
当社では、職人歴【20年以上】の経験とデザイン技術をもとに、お住まいの外壁に「世界でたったひとつの外壁デザイン」を施します。
デザイン性の高い外壁塗装・塗り替えのご相談なら、馬渕塗工にお任せください!
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2023.05.29
有機・無機塗料の違いは?メリットやデメリット、ハイブリッド塗料も解説!
有機塗料・無機塗料の違いって何?
「有機」とは、加熱すると燃える炭素を含む化合物のことで、有機塗料は主に石油系の有機成分を基にした樹脂で作られた塗料のことを指します。現在主流となっている塗料では、シリコンやフッ素などの樹脂が配合されています。
それに対して、無機塗料は主成分としてセラミックやケイ素、ガラス、タイルなどの無機質(燃えない素材)を使用しています。しかし近年の塗料には、完全に無機物だけからなる無機塗料は少なく、多くの場合は有機成分を組み入れた「ハイブリッド塗料」が主流となっているのです。
このハイブリッド塗料については、後ほどお話します。
有機塗料のメリット・デメリットは?
有機塗料のメリット
有機塗料の特徴はその伸縮性にあり、塗装中に伸びやすく、ひび割れしにくいといったメリットがあります。
さらに有機塗料は製造業者も多いため、さまざまなラインナップから施工にあわせて幅広い選択肢があるのが特徴的です。そのため、無機塗料と比較してより安価に施工できますし、用途や目的、予算に合わせてさまざまなメーカーの製品から塗料を選択できるのです。
有機塗料のデメリット
有機塗料におけるデメリットとしては、塗膜が劣化しやすいという点でしょう。有機塗料に含まれている化学合成物質は、太陽の紫外線などによって劣化が進むスピードが速く、無機塗料と比較して耐用年数が短い傾向にあります。
特に塗膜の分解が進み、顔料が表面に現れる、いわゆる「チョーキング」が起こりやすく、このチョーキング現象を放置しておくと、防水性や防カビ性が弱くなっていき、カビやコケが発生したり、壁がひび割れを起こす可能性が高くなってしまうのです。
無機塗料のメリット・デメリットは?
無機塗料のメリット
無機塗料の一番の特長はその高い耐候性(紫外線耐性)です。これは、岩や石は長年にわたって外に露出していても腐朽しないのと同様に、そもそも無機成分が紫外線による劣化をほとんど受けないからです。そのため、一般的な有機塗料の耐用年数が10〜15年程度なのに対し、無機塗料の耐用年数は約20~25年程度と非常に強い耐候性を持っているのですね。
また外壁に発生するカビやコケは、有機塗料内の「有機物質」を栄養としているケースが多いため、無機塗料はカビやコケの繁殖を抑える「防カビ・防藻性」も兼ね備えているのです。
さらに無機塗料は水と親和性が非常に高いため、砂や排ガス、鳥のフンなどが外壁に付着する場合、雨が降ると水分が塗膜と汚れの間に滑り込み、汚れを落としてくれる効果もあるのです。
無機塗料のデメリット
無機塗料のデメリットとしては、塗膜が割れて剥がれてしまうリスクがあることでしょう。無機塗料の塗膜は非常に硬く、有機塗料のような伸縮性・柔軟性がないため、ひび割れが発生しやすくなってしまいます。
また価格についても、塗料に使用される無機物質のコストが高いため、一般的な有機塗料と比べて高価になってしまうというデメリットがあるのです。
当社の取り扱う塗料の種類と耐久性についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ下記記事もあわせてご覧ください!
有機と無機の特性をあわせもつ、
「ハイブリッド塗料」って何?
ハイブリッド塗料とは、有機成分の柔軟性と無機成分の耐候性・安定性を組み合わせた塗料のことで、無機成分の強固な結合は耐候性と耐熱性を生み出し、有機成分は塗膜に柔軟性をもたらし、ひび割れや剥がれを防ぐ役割を果たします。さらにハイブリッド塗料は、有機塗料と同じくさまざまな色彩や光沢度、表面の仕上がりから選ぶことができるため、デザイン性を重視する場合にも利用できるのです。
このように塗料自体のクオリティの高さからも、価格は少々高くなりがちですが、「安さ」よりも「お客様の満足度」を重視する塗装職人の間で、非常に高く評価されている塗料タイプなのです。
当社が岐阜県で唯一、メーカーからの認定施工店の認証をいただいているハイブリッド塗料「ダイヤスーパーセランフレックス」については下記記事もあわせてご覧ください!
塗装技術だけでなく「塗料の性能」にもこだわりを
塗装における「塗料」は、ご自宅の状況にあわせたさまざまなタイプのものがある反面、初めて塗り替えを依頼する方にとって、その違いはなかなか分かりづらいものですよね。塗装業界でよくある話では、問い合わせを増やすために施工費用を落として、その代わりに「グレードが低くて質の悪い塗料を使用する」なんてケースもあります。
当社では、すべてのお客様に「塗り替えて良かった・頼んで良かった」と思っていただくべく、お客様からいただく塗料や施工に関するすべてのご質問に対して、ご納得いただけるまで丁寧に回答いたします。
岐阜で外壁塗装をご検討中なら、ぜひ一度ご相談ください!
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