2024.03.10
スーパーセランフレックスにて上塗りを施工していきます
塗装工事における中塗りと上塗りの色選びについてご紹介します。
一般的に、中塗りと上塗りは同じ色を使用します。しかし、中塗りと上塗りで異なる色を用いることで、塗り残しがないか容易に確認できるという方法もあります。ただし、時間が経過し塗装が劣化すると、異なる色を用いた場合、中塗りと上塗りの色の差がはっきりと現れることがあります。
弊社では、このような長期的な劣化による見た目の問題を避けるため、通常は中塗りと上塗りに同じ色を推奨していますもちろん、お客様が色を変更されたい場合にはその要望に応じますが、これまでに弊社の説明を聞いた後に色を変更されたお客様はいません。
上塗り時の塗り残しに関しては、乾燥前は色が異なるため、発生する可能性は非常に低いです。このように、塗装の品質を保つための工夫と、お客様の期待に応える柔軟性を併せ持つことが、弊社の特徴です。
2024.03.10
スーパーセランフレックスにて中塗りを施工しています
サイディング板にリシン吹き付け仕上げの既存壁を塗装する際の工夫と注意点についてご紹介します。
まず、リシン材の粗いテクスチャーを均一に覆い、その「頭」が透けて見えないようにするため、塗装時には丁寧に何度も塗り重ねる必要があります。これは、見た目の美しさと質感を保つために重要です。
特に、板と板の間の「サネ」と呼ばれる部分は、まず刷毛で塗装し、その後すぐにローラーで仕上げることで、均一な仕上がりを実現します。この二段階の工程は、サネの部分だけが光らないようにするために必要です。全体的に塗装工事を行う際には、このような細部にまで注意を払いながら進めることが、仕上がりの質を高める上で非常に重要になります。
2024.03.04
下塗り・セラトーシツプラスにて施工しております
透湿性のある無機透湿微弾性フィラー「ダイヤセラ・トーシツプラス」という下塗り塗料を使用していきます。
ダイヤセラ・トーシツプラスは水性の為、臭いも少なく周囲にも環境にも職人にもやさしいです。
雨ばかりで施工出来ない日々が続いておりましたが、本日午後から何とか回復したため限られた時間ですが施工してきました。
下塗りが上塗り材の密着する部分になるため下塗りの段階で塗り残しが無い用に気を付けながら施工していきます。
2024.02.23
オートンイクシードを使用してシーリング施工をしました
プライマー施工後シーリングを目地底から充填し空気が入らないように打設して均して完成致しました。
窓枠などのシーリング打設後に直角になっていると窓枠が真四角な事もあり、かっこよく見えます。
2024.02.29
オートンイクシードを使用してシーリング工事を施工しておりました
オートンイクシードを使用し、数日間かけてシーリング工事を行いました。
まず、シーリング工事には「オートンイクシード」という特別な材料を使用しました。これは、耐久性と耐候性を大幅に向上させる特殊なポリマー、「LSポリマー」を含む先進のシーリング材です。この材料を使うことで、建物の外壁が長期間にわたり保護され、天候や時間の経過による損傷から守られます。
外壁は「リシン」という特殊な表面加工が施されているため、通常のマスキングテープがうまく貼り付かないという課題がありました。リシンは、モルタル外壁に細かい砂や石を混ぜた材料を吹き付けて作られ、表面をざらつかせる仕上げ材です。このざらついた表面は見た目にも独特で、比較的安価に新築住宅の外観を美しく仕上げるためによく使用されます。
この課題に対処するため、「風神ローラー」という特殊なローラーを用いました。
このローラーを使って、マスキングテープを外壁にしっかりと密着させ、作業のたびに丁寧に圧着していきました。これにより、塗装作業中の精度が大幅に向上し、外壁への塗装が均一に施されました。
最終的に、シーリング材を均一に打設し、整えることで作業は完成しました。
「シーリング工事の重要性」については、下記記事でも詳しく解説しています。
関連記事:『【プロが解説!】シーリング工事って何?気密・防水性を高める外壁工事を解説!』
2024.02.29
三種ケレンとアレスダイナミックプライマーで鉄部に下塗りをしました
まず「三種ケレン」というプロセスを用いて鉄部を下準備します。三種ケレンは、鉄部表面の錆や旧塗膜を適度に除去し、鋼面を露出させる作業です。この方法は、特に保護膜として機能している旧塗膜(活膜)を残す点で特徴があります。この活膜は、新しい塗料の付着を助ける重要な役割を担います。
下準備の後、鉄部に「アレスダイナミックプライマー」という下塗り材を塗布します。このプライマーは、亜鉛めっきやガルバリウム鋼板、アルミ、ステンレスなど、通常塗料が付着しにくい素材にも優れた付着性を示す最高級の防錆プライマーです。この塗料の使用により、鉄部は長期間にわたり錆や劣化から保護されます。
特に、庇(ひさし)や唐草(屋根の水切り部分)などの細部にも、この下塗りを丁寧に施工します。これらの部位は、水の侵入や集積により錆びやすいため、特に注意を払って処理されます。
鉄部塗装のこの段階での下塗りは非常に重要です。水性系の外壁塗料が鉄部に付着しても、適切な下塗りがされていないと塗料は密着せず、結果として鉄部の保護が不十分となります。しかし、このアレスダイナミックプライマーを使用することで、その後の塗料がしっかりと密着し、鉄部の保護を確実に行うことができます。
この作業では、施工の順序も重要です。適切な順序で施工を行わなければ、望ましい結果を得ることはできません。したがって、鉄部の下塗りは、外壁塗装工事における重要なステップの一つであり、専門知識と正確な施工技術が求められます。
2024.02.19
シーリングを撤去してボンドブレイカー貼り付けが重要です
塗装工事で、家の見た目と耐久性を守るためには、細部への注意が必要です。
特に、窓の周りや隙間に使われる「シーリング」という部材は、水漏れや空気の漏れを防ぐ重要な役割を持っています。
今日の作業では、古くなったシーリング材をきちんと取り除き、その後で「ボンドブレイカー」という特別なテープを貼っていきました。このテープは、新しいシーリング材がしっかりと密着し、長持ちするために重要です。
窓の周りにある隙間(目地と呼ばれる部分)は、全て古いシーリング材を取り除きます。
窓の枠のすぐそばには、「打ち代」と呼ばれるスペースが必要ですが、このスペースが不足している場合は、既存のシーリングを完全に取り除く必要があります。
一部の方は、新しいシーリング材を追加する「増し打ち」のみを推奨することもありますが、適切な耐久性と防水性を確保するためには、必要に応じてどのような場所でも古い材料を取り除くことが重要です。
このような手順を踏むことで、家の美観を保ちながら、水漏れや空気漏れを防ぐことができます。
2024.01.24
外壁のサビ止め剤「エスコラストフリーザー」とは?機能・耐用年数まで詳しく解説!
エスコラストフリーザーとは
エスコラストフリーザーは、関西ペイント社が開発・販売を手がける「浸透型特殊錆固定剤(サビ止め剤)」です。一般的に外壁・屋根などがサビ付いてしまった場合、上から塗装を行うことで錆の進行を抑制しますが、錆の進行がひどいと、塗り替えた直後から再拡大の恐れがあります。
そこでエスコラストフリーザーを用いることで、まずは既存の錆を封じ込める(拡大を防ぐ)ことができ、その上で改めて「防サビ効果のある塗料」を塗布できるようになる、というわけなのです。
また素地調整が困難な現場環境下でも使用できる製品で、主に錆の生成を抑制するだけでなく、錆層を強化するためにも使用されています。
外壁のサビを放置してはいけないワケ
さほど築年数が経っていない住宅であっても、雨風などの影響からサビのひとつは発生してしまうものです。それなのになぜサビの処理に注力すべきなのでしょうか?
ここからはご自宅の築年数にかかわらず、サビを放置してはいけないワケを詳しく解説していきます!
無傷の箇所までサビが広がってしまうから
外壁がサビ始めると、無傷の箇所まで錆が広がってしまい、綺麗な外壁までどんどん腐食が進んでしまいます。たとえば初期段階では、ぽつりと一箇所にできた「表面のサビ」だけに留まるかもしれませんが、進行すると腐食が広がり、耐久性の低下や、最悪のケースでは「壁に穴が開く」などの問題が生じてしまいます。特に雨水はコンクリートに浸透しやすいため、鉄筋コンクリート製の住宅などでは注意が必要です。
そのため外壁にサビを発見した場合は、早急に専門業者に相談するべきなのです。
最悪の場合、外壁の「張り替え」が必要になってしまうことも…
基本的に外壁のサビは、メンテナンスや外壁塗り替えによって防ぐことができますが、先に紹介したような「外壁に穴が開いた」などのケースになると、塗装では修復できず「外壁の張り替え」が必要になります。サビた箇所の塗り替えであれば比較的安価に対応できますが、外壁の張り替えとなると、その分コスト・工期も掛かってしまいますので、張り替えが必要になる前にご相談いただければと思います。
エスコラストフリーザーの特徴・評判は?
エスコラストフリーザーの特徴は以下の4つです。
現場環境下でも優れた防錆性能を発揮できる
「浸透性さび固定化機能」による強力な固定化
低臭気で環境に優しい
使いやすい1液形式
それでは、それぞれ詳しく解説していきましょう。
① 現場環境下でも優れた防錆性能を発揮できる
「エスコラストフリーザー」は、素地調整が十分にできないような現場環境でもその性能を発揮します。錆は外壁の耐久性を著しく低下させる要因ですが、エスコラストフリーザーを使用することで、下塗り塗装前に補修塗装を行うことが可能になります。
これにより、錆の生成を効果的に抑制し、建物の寿命を延ばすことができます。特に、時間や環境の制約がある現場での使用に最適です。
②「 浸透性さび固定化機能」による強力な固定化
エスコラストフリーザーの最大の特徴は、その「浸透性さび固定化機能」です。この機能のおかげでサビ層の内部に深く浸透し、脆弱なサビを全体的に強力に固定化します。
これにより、外壁の耐久性が向上するのはもちろん、長期にわたって建物を保護することが可能です。耐候性が向上することで、建物のメンテナンスコストの削減にも繋がるというわけです。
③ 低臭気で環境に優しい
エスコラストフリーザーは、塗料用シンナーで希釈できるため、低臭気で作業者の負担も大幅に軽減します。
また旧塗膜のリフティング(塗膜の浮き上がりや剥離)防止効果があるため、塗装後の長期にわたる品質保持が期待できます。これにより、安心して作業を行えるだけでなく、建物の美観を長く保つことができるのです。
④ 使いやすい1液形式
エスコラストフリーザーは1液形式であるため、使用前にベースと硬化剤を混合する手間が不要です。これにより製品の準備と使用が簡単になり、他の錆どめ剤と比較しても作業効率の向上に成功しています。
特に、時間が限られている現場や簡便な施工が求められる場合には大きな強みとなるのです。
エスコラストフリーザーの耐用年数は?
エスコラストフリーザーをはじめとする「さび固定剤(防サビ剤)」の耐用年数は、一般的に【5年程度】とされています。
外壁や屋根の塗装自体は約10年ごとの塗り替えが推奨されているため、エスコラストフリーザーによる塗装後、特に大きな劣化が見受けられないようであれば、10年をひとつの目安として塗り替えを検討すると良いでしょう。
エスコラストフリーザーの価格・施工費用は?
外壁の錆止め塗装の施工費用は、家の大きさや使用する塗料の種類によって大きく異なりますが、基本的に以下のような費用になることが一般的です。
ご自宅の大きさ(坪数)
施工費用の目安
20坪
50〜70万円
30坪
60〜80万円
40坪
80〜120万円
もちろん業者の料金形態によっても多少前後する可能性がありますので、詳しくは依頼する施工業者に見積もり申請するようにしましょう。
診断だけでもOK!
手遅れになる前に、ご自宅の防サビ対策を!
本記事でも紹介した通り、外壁サビはメンテナンスや塗装によって簡単に防止できますが、進行すると「外壁そのものの張り替え」が必要になったりと、単にメンテナンスするだけでは済まなくなってしまいます。
そのため外壁サビを見つけたら、いち早く業者に相談することがベストですが、どうしても相談すると「ぜひ塗装しましょう!」と営業されそう…、と相談できずにいる方も多いかと思います。
私たち馬渕塗工は上記のような”営業診断”は一切しません。お客様のご自宅を丁寧に診断し、やるべきならやる、やらなくてもよければ「経過見でOK」としっかりお伝えしておりますのでご安心ください。
放置し続けて手遅れになってしまわぬよう、外壁サビを見つけたら、まずはお気軽にご相談ください!
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