2024.02.29
養生の次は軒天(ケイカル板)からの施工順序で進めております
軒天とは、屋根の外壁から突出した部分の天井を指し、家の外観において重要な役割を果たします。
ケイカル板はケイ酸質原料、石灰質原料、補強繊維を主原料とする建築材料で、特に水回りなどの内外装に用いられる耐水性に優れた材料です。
塗装工程は以下の通りです。
下塗り(ワイドシーラーの施工):最初に、ワイドシーラーという接着用塗料を塗装します。この水系の塗料は、既存の塗膜との密着性に優れており、火気や溶剤臭の心配がないため、改修工事に最適です。一液型でエポキシ含有のカチオンシーラーのため、元々の塗料に悪さ(縮み)をせず使用でき、付着も良好です。
軒天専用塗料の施工:下塗り後、軒天専用のアレスダイナミックノキエを塗装します。この水性反応硬化型アクリルシリコン樹脂系塗料は、軒天井や上げ裏の問題を解決するために特別に設計されています。優れた付着力で下地や旧塗膜をしっかり掴み、隠蔽性が高く、塗膜の膨れや剥がれを防ぎます。さらに、害虫が寄り付きにくくなる効果もあります。
軒天の塗装は、通常白色が多いですが、建物の外観バランスを考慮して、時には少し色を濃くして施工することもあります。この工程では、何よりもバランスが重要であるとされています。
このように、軒天の塗装工程では、耐水性が求められるケイカル板の特性に配慮しつつ、建物全体の美観を考慮した選択が必要です。
最適な下塗り材の選択から、機能性と美観を兼ね備えた専用塗料の適用に至るまで、細部にわたる注意と技術が要求される作業です。
2024.04.08
アレスダイナミックノキエで軒天を仕上げ アレスダイナミックシーラーマイルドで外壁の下塗りを進めます
今日は朝から、昨日下塗りを完了した軒天(軒の裏側)に中塗りを行いました。
軒天専用の高品質な塗料「アレスダイナミックノキエ」を使用して仕上げました。
次は外壁の下塗り作業に移り、ここでは「アレスダイナミックシーラーマイルド」という塗料を使用しました。
この塗料は太陽光を反射し、キラキラとした見た目に仕上げる特性がありますが、塗装直後は黒くくすんで見えることがあります。しかし、これは塗料の特性上のことであり、品質には全く問題ありません。
アレスダイナミックシーラーマイルドは特に付着力が強いため、難しい表面にもしっかりと塗装できる信頼できる塗料です。
外壁の下塗り後は、時間の間隔をあけて再び軒天に戻り、最後の上塗りを施し完成しました。
ここで使用した「アレスダイナミックノキエ」は、関西ペイントが製造する水性の反応硬化型アクリルシリコン樹脂系の塗料です。
この塗料は軒天や上げ裏に適しており、虫除け機能や耐汚染性、防カビ・防藻性、そして透湿性といった優れた特性を持っています。
一方で、「アレスダイナミックシーラーマイルド」は、窯業サイディングや無機系素材、プラスチック系素材、旧塗膜など幅広い素材に対して優れた付着性を誇ります。
また、素材表面に均一な膜を形成することで、上塗り塗料の仕上がりをさらに良くします。
今回の作業では、これら2つの高品質な塗料を駆使し、軒天の塗装と外壁の下塗りを丁寧に行いました。
2024.01.31
軒天はアレスダイナミックノキエで、外壁はスーパーセランフレックスで施工します。
朝一から軒天をアレスダイナミックノキエで施工していきます。
昨日完了してない外壁の下塗りから始めたい所ですが、乾燥時間などを考えて軒天から施工開始しました。
色が変化していくので見落としが無いように注意しながら進めます。
その後、外壁の下塗りの続きを施工して午後から軒天の上塗り(仕上げ)をします。
アレスダイナミックノキエは軒天専用として作られており透湿性があり膨れなどの不具合が出にくい塗料です。
軒天専用なのに樹脂はシリコン樹脂を採用しており通常の軒天専用よりもランクが上の樹脂なので耐候性も期待できます。
その後、昨日下塗りが完了している面をスーパーセランフレックスで、塗り残しが無いように注意しながら施工します。
スーパーセランフレックスは、無機塗料の中でも柔軟性が非常にあり、尚且つ透湿性も凄い事から外壁への塗装の際に不具合が出にくく、「無機塗料=硬くて割れる」という性質をまっこうから否定した塗料です。
2024.01.30
養生が終わり下塗り(ダイヤセラトーシツプラスなど)から始めていきます
必要ない部分に塗料が付かないように養生作業が2日ほどかかりましたが完了しました。
軒天・破風・鼻隠しにはダイヤワイドシーラーホワイトを使い下塗りを行いました。
ダイヤワイドシーラーホワイトはカチオン系でありエポキシ材が入っているため、脆弱な下地を強化しつつ接着力が高められる塗料です。
外壁(ALC)にはダイヤセラトーシツプラスを使い下塗りを行いました。
ダイヤセラトーシツプラスは無機系透湿フィラーであり、ALCなどの気泡が入っている外装材を塗装する際に熱による蓄熱膨れを軽減できる塗料です。
塗装箇所によって下塗りの材料が変わるため、適切な下塗りを使い施工することが大切です。
2023.03.25
軒天がリブ柄なので、刷毛で先行塗りしてからローラ-で施工します
天気が悪い日が続いてますね。
外壁の塗装が出来る用に準備を進めました。
先ずは壊れていた金具の交換からです。
ハウスメーカーの建物の場合、取り寄せる事が出来ないのですが樋の製造しているハウスメーカーだったため金具が手に入りましたので交換しました。
※建てた時期によってはオリジナルを採用している場合があるため、必ずあるとは限りません
交換できるものは交換して施工しております。
軒天の中塗りから開始します。
リブ柄(細かな段々柄)ですので、必ず刷毛で先行塗りしてからでないと隙間に入らないため先行してローラ-の順に施工します。
次工程に行くまでの待機時間があるため、外壁面のパッキン部(ガスケット)が塗装後に悪さをしないように処理します。
白くなっているのが処理後ですが、なぜ必要かと言いますとパッキンなどは気温(温度)によって伸び縮み出来る用に可塑剤と呼ばれる成分が入っており何もせずに施工すると可塑剤の成分が表層に出てきてしまい汚れを付着させてしまうからです。
その後、軒天の上塗りをして仕上げます。
中塗りでは塗料が吸い込んでしまい本来の色に仕上がっていないのが良く分かります
塗装工事は、施工した直後は白っぽくなって乾くと選ばれたお色になると言う特徴があり、分かりやすくなっております。
2023.03.02
岐阜県瑞穂市Y様邸 軒天 外壁 塗装
昨日、下塗りまで完了したため。軒天から塗装します。
中塗りをアレスダイナミックノキエN-90にて施工します。
その後、打ち合わせのため少し離れ3時間30分後に戻ってきて上塗りの開始です。
下塗りから開始しているため、塗装していても下塗りの有り無しで凄く違うのが体感できます。
軒天も綺麗に仕上がったので、外壁の中塗りをします
ひたすら、外壁のツートンカラーになる所を避けて塗装します。
ボイラーの下の配管の部分も配管隠しのカバーも取り外して施工します。ガス管は支持金具を外してしまうと地震探知機が簡単に働いてガスが止まってしまうため外さずに施工します。
施工していくと、毎日変わっていくので楽しいですね。
2023.03.01
岐阜県瑞穂市Y様邸 養生 一部下塗り
養生作業2日目です。
残りの出来ていない部分を養生します。
今回は床養生はブルーシートにて施工します。重石はカラーコーンの重石にしております。持ち運びができ1つで2kgありますので使い勝手が良いです。
その後は、次の日に軒天が施工出来る用に闇雲に下塗りをせず、次の工程を意識して進めます。
破風・鼻隠しも下からでは見えない部分の樋の上側も下塗りから施工します。
見えないからとかではなく、施工出来る場所なので施工しないといけないのです。
誤魔化して後悔が残る施工だけは、してはいけません。
2023.02.11
岐阜県瑞穂市F様邸 外壁 上塗り
軒天と外壁の上塗りの開始です。
下塗り・中塗りと同じことを同じように繰り返すのが重要です。
非常に分かりにくいですが、上塗りをした場所は透けている事が無くなり、肌もモチッとしている肌感になります。
目の前で見て頂けていると非常に分かりやすい表現だと思うのですが、画像だと質感まで伝わらないのが残念です。
本日は、午後から打ち合わせが入っていますので、午前中で作業は終了致します。
残りの上塗りをしたら、いよいよ付帯部分の塗装に入ります。